雨は降らなかったものの、出かける時には傘が手離せません。ことに今のような季節には”晴雨兼用”がとても便利です。少しかさばるのが欠点でしょうか。
先日「あこがれ/自由と自然と眼差しと 熊谷守一・高橋節郎」展に出かけてきました。ひらがなの書が何点かありました。この書を莫山先生は若若しくてさわやかで、見る者の心にわけ入ってくる精神のみずみずしさは、この人、だだの人ではないと直感した。ことに、ひらがなばかりの書に、それが端的にあらわれる。と『莫山美学』の中で書いています。筆を持つと構えてしまう私には、心あるがままにー、筆は動くがままにー、なんてまだまだ遠く、先の見えない世界です。せめて気持ちが動くようにと思っています。