旅の途中で、飛ぶはずの便がキャンセルとなった。
次の目的地に行くことができず、すべての旅人が足止めとなった。
そこで困ったのが、次の旅行日程を変更せねばならなくなったこと。そして、当日の次の目的地(オランダ・アムステルダム)で予約してあったホテル(ヒルトン)での宿泊もできなくなったこと。おまけに、後述するように、ホテルへの連絡ができず、そのためホテルの宿泊代も支払わなければならなくなったことである。
さらに厄介なことは、キャンセルとなった便の翌日への変更手続きが、たくさんの乗客達で非常に手間取ったことである。
足止めを食らった膨大の旅行客が、翌日の便を取るため、その手続きに深夜3時ころまで、空港内のローカに長蛇の列を作ったのである。
小生もその長蛇の列の中に並び、やっとのことで翌日の便の予約ができたのが、深夜午前1時半すぎ。6時間ほど並んだ計算になる。
その手続きが終わって、いざ、仮眠を取りたいと辺りを見回しても、空港内のイスやベンチは既に他の旅行客が占領していて、仮眠するスペースさえもない。やむなくフロアに路傍の旅人ごとく寝ころんだが、これでは休まるはずもない。
さらに異常を感じたのは、深夜2時3時だというのに多くの旅行客の靴音が絶えずローカに響き、また、小さな子供達の話し声が、深夜にもかかかわらず、あちこちで響きわたっていたことである。
翌日の便も、小雪の降る中、何とか1時間遅れで離陸してくれたことで一安心したが、このような経験は初めてで、もう二度とこのようなことは経験したくない。
2013年3月12日夕方~13日午前中にかけての、ドイツ・フランクフルト空港での出来事である。