今回、またもや我が国領土への不法入国事件が起きた。
我が国固有の領土である尖閣諸島へ中国人たちが不法上陸をしたのだ。
先日の思慮に欠けた韓国大統領の竹島上陸およびロシア首相の北方領土上陸につづき、立て続けに、外国人による我が国固有の領土への不法上陸を我が国政府は許した。
今回の事件でも、事前に上陸が予測されていたのにもかかわらず、これを阻止できず、さらに逮捕した中国人らに対してした我が国政府の対応には、まったく納得がいかない。
不法入国者を逮捕して置きながら、ろくな取り調べも済ませないうちに、法治国家として当然なすべき起訴手続きもせず、政治的配慮で早々と強制送還してしまったのにはあきれてものが言えない。このようなことを繰り返すから、相変わらず、弱腰外交の政府、と言われ続けるのだ。
もし、これが逆の場合だったらどうであろうか。
上陸前に銃殺されるか、あるいは、捕まった邦人は、当然、当該国の裁判にかけられ、然るべき罪を受けるであろう。同様なケースでは、即刻強制送還、などという生温いことなどはあり得ない。不法入国であるから、後々の見せしめのためにも、おそらく、厳罰をくらい、相当長期間の懲役に服すことになったかも知れない。(場合によっては、スパイ容疑で死刑もあり得たかも知れない。)
これに引き換え、今回のケースの不法入国中国人たちは、どうせ日本政府は何もできず強制送還するだろう、と初めから高をくくって仕掛けてきていたのである。
日本政府は、これら中国人たちにまったくなめられたのである。
日本国民の一人として、これらの人種および我が国政府の対応に対し、はらわたが煮えくり返る思いである。
こんな弱腰な対応をいつまでもしているから、領土問題では、中国、韓国およびロシアになめられっぱなしになるのだ。
現場で、日夜、身体を張って取り締まりに当たっている第一線の海上保安庁職員や沖縄県警の警察官達が可哀想である。良識ある彼ら達も、口には出せないであろうが、おそらく、同様な気持ちであろう。いや私以上の気持ちであろう。
我が国は、ここら辺で弱腰外交を返上し、毅然とした立場で周辺国に物事を主張できる真の指導者を、早期に切望するしかない。
そのような人間・政治家がきっといる、きっと出てくる、と私は信じたい。
それがかなわなければ、我が国は、いずれ、彼の国の属国に成り下がってしまうであろう。それが、彼の国の狙いであるのだから。