12月03日(月)14℃
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サーブにアタックに大活躍のゴッツ選手↑
きのうの試合は、おとといのブルガリア戦に引き続き、信じられないことが、2つ起きた。
その1つは、何と、世界最強のチーム・ブラジルから第1セットを奪い取ったのだ。
今までこのカナリア軍団からセットを奪ったチームは、これに勝利したアメリカチーム以外にはいない。それをきのうの全日本チームはやってのけたのだ。
2つ目は、第4セットで起きた。
7:2と、5点リードし流れに乗った全日本だったが、日本選手団の選手申告ミスで、折角5点もリードしたポイントが0点に戻されてしまったこと。こんなことは、W杯史上、例がない出来事である。
日 本 25 21 19 18 1
ブラジル 23 25 25 25 3
第1セットは、おとといのブルガリア戦のとき、第1セットを奪ったときの再現のようだった。
16:15と、日本が先に二回目のテクニカルタイムアウトを取ると、さすがの世界王者・ブラジルもあわてはじめる。そして、手に汗握るものすごい戦いとなったが、ついに25:23と、全日本が第1セットをブラジルから奪い取った。写真からブラジル選手たちの険しい表情を見て欲しい。
迎えた第2セット。
ブラジル選手のすべてが真剣な険しい眼つきとなっている。気を抜くと危ない、と感じているのがよく分かる。17:17と、中盤までは、全日本は接戦を演じる。信じられない戦いぶりだ。しかしながら、終盤となると、ブラジルが走り始め、21:25で、このセットは落としてしまう。
セットカウント1:1で向かえた第3セット。
ブラジル選手の誰もが、高い技術を持って、どこからでも、どんな状態からでも、強力なアタックを容赦なく全日本のコートに叩き込んでくる。それがブラジルというチームだ。全日本の放つアタックが、高く堅固なブラジルのブロックに阻まれることが多くなり、このセットは、19:25と、ブラジルが取る。
迎えた第4セット。
序盤からいい流れに乗った全日本が、越川の強力サーブで6連続ポイントを挙げ、7:2と、5点をリード。ゴッツのアタックもすごい。
これは行けるぞ!と思ったとき、前述のように、ハプニングは起きた。
松本でスタメン申告していたのに、富松がこのセット入ってしまっていたのだ。ここで試合がとまり、審判団が協議した結果、全日本の今までの得点がすべてパーになり、0:2と、逆に、相手の2点リードの状態となって、試合は振り出しに戻されてしまった。
思わぬハプニングに試合は止る↑
とんだミスをしたものだ。とんだハプニングだ。折角いい流れが全日本に来ていたのに、全く残念だ。W杯の歴史でも過去に例はない事態となってしまった。
これでブラジルを生き返えらせてしまった。
その後は、常にブラジルリードの展開が続き、全日本も、一時は18:22と、怒涛の攻撃を仕掛けるが、ブラジルの厚いブロックに引っかかったり、強力アタックにやられたりで、18:25で、このセットを奪われ、セットカウント1:3で、全日本が逆転負け。
しかしながら、きのうの全日本はその実力は捨てたものではない、ということが判明した、実に素晴らしい試合であった。
世界最強軍団を相手に大健闘だ。
あの世界王者からどこのチームもセットポイントを奪えなかったのに、きのうの全日本は奪うことが出来たのだから、あとは、きのうの第1セットのときと同様な戦いぶりをすれば世界に通用するのだ、ということが分かったことは、大きな収穫ではないか。全日本の底力は捨てたものではない、といえる気がしてきた。
長い間、お疲れさまでした。
そして、1ッカ月間、感動をありがとうございました。
来年五月の、北京を賭けた戦いに勝利し、オリンピック出場権を獲得すること願っています。
※ 最終順位表(得失点順)
1 ブラジル 10勝1敗
2 ロシア 9勝2敗
3 ブルガリア 9勝2敗
4 米国 8勝3敗
5 スペイン 7勝4敗
6 プエルトリコ 5勝6敗
7 アルゼンチン 5勝6敗
8 オーストラリア 4勝7敗
9 日本 3勝8敗
10 エジプト 3勝8敗
11 韓国 2勝9敗
12 チュニジア 1勝10敗
なお、全日本チームは、今大会でのオリンピック出場権獲得は不可能となったが、来年5月、あの高さとパワーのあるオーストラリアと再度アジア選手権で戦う。その再挑戦に向けて、今回の最終3連戦は、高さとパワーのあるチーム対策に慣れるためにも、いい経験になったと思う。
それにしても、バレーボールでオリンピックに出場することが難しくなった(男女とも)、ということを思い知らされた今大会である。
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サーブにアタックに大活躍のゴッツ選手↑
きのうの試合は、おとといのブルガリア戦に引き続き、信じられないことが、2つ起きた。
その1つは、何と、世界最強のチーム・ブラジルから第1セットを奪い取ったのだ。
今までこのカナリア軍団からセットを奪ったチームは、これに勝利したアメリカチーム以外にはいない。それをきのうの全日本チームはやってのけたのだ。
2つ目は、第4セットで起きた。
7:2と、5点リードし流れに乗った全日本だったが、日本選手団の選手申告ミスで、折角5点もリードしたポイントが0点に戻されてしまったこと。こんなことは、W杯史上、例がない出来事である。
日 本 25 21 19 18 1
ブラジル 23 25 25 25 3
第1セットは、おとといのブルガリア戦のとき、第1セットを奪ったときの再現のようだった。
16:15と、日本が先に二回目のテクニカルタイムアウトを取ると、さすがの世界王者・ブラジルもあわてはじめる。そして、手に汗握るものすごい戦いとなったが、ついに25:23と、全日本が第1セットをブラジルから奪い取った。写真からブラジル選手たちの険しい表情を見て欲しい。
迎えた第2セット。
ブラジル選手のすべてが真剣な険しい眼つきとなっている。気を抜くと危ない、と感じているのがよく分かる。17:17と、中盤までは、全日本は接戦を演じる。信じられない戦いぶりだ。しかしながら、終盤となると、ブラジルが走り始め、21:25で、このセットは落としてしまう。
セットカウント1:1で向かえた第3セット。
ブラジル選手の誰もが、高い技術を持って、どこからでも、どんな状態からでも、強力なアタックを容赦なく全日本のコートに叩き込んでくる。それがブラジルというチームだ。全日本の放つアタックが、高く堅固なブラジルのブロックに阻まれることが多くなり、このセットは、19:25と、ブラジルが取る。
迎えた第4セット。
序盤からいい流れに乗った全日本が、越川の強力サーブで6連続ポイントを挙げ、7:2と、5点をリード。ゴッツのアタックもすごい。
これは行けるぞ!と思ったとき、前述のように、ハプニングは起きた。
松本でスタメン申告していたのに、富松がこのセット入ってしまっていたのだ。ここで試合がとまり、審判団が協議した結果、全日本の今までの得点がすべてパーになり、0:2と、逆に、相手の2点リードの状態となって、試合は振り出しに戻されてしまった。
思わぬハプニングに試合は止る↑
とんだミスをしたものだ。とんだハプニングだ。折角いい流れが全日本に来ていたのに、全く残念だ。W杯の歴史でも過去に例はない事態となってしまった。
これでブラジルを生き返えらせてしまった。
その後は、常にブラジルリードの展開が続き、全日本も、一時は18:22と、怒涛の攻撃を仕掛けるが、ブラジルの厚いブロックに引っかかったり、強力アタックにやられたりで、18:25で、このセットを奪われ、セットカウント1:3で、全日本が逆転負け。
しかしながら、きのうの全日本はその実力は捨てたものではない、ということが判明した、実に素晴らしい試合であった。
世界最強軍団を相手に大健闘だ。
あの世界王者からどこのチームもセットポイントを奪えなかったのに、きのうの全日本は奪うことが出来たのだから、あとは、きのうの第1セットのときと同様な戦いぶりをすれば世界に通用するのだ、ということが分かったことは、大きな収穫ではないか。全日本の底力は捨てたものではない、といえる気がしてきた。
長い間、お疲れさまでした。
そして、1ッカ月間、感動をありがとうございました。
来年五月の、北京を賭けた戦いに勝利し、オリンピック出場権を獲得すること願っています。
※ 最終順位表(得失点順)
1 ブラジル 10勝1敗
2 ロシア 9勝2敗
3 ブルガリア 9勝2敗
4 米国 8勝3敗
5 スペイン 7勝4敗
6 プエルトリコ 5勝6敗
7 アルゼンチン 5勝6敗
8 オーストラリア 4勝7敗
9 日本 3勝8敗
10 エジプト 3勝8敗
11 韓国 2勝9敗
12 チュニジア 1勝10敗
なお、全日本チームは、今大会でのオリンピック出場権獲得は不可能となったが、来年5月、あの高さとパワーのあるオーストラリアと再度アジア選手権で戦う。その再挑戦に向けて、今回の最終3連戦は、高さとパワーのあるチーム対策に慣れるためにも、いい経験になったと思う。
それにしても、バレーボールでオリンピックに出場することが難しくなった(男女とも)、ということを思い知らされた今大会である。