ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

李朝徳利

2018年10月13日 09時40分48秒 | 骨董

李朝徳利

高さ 約12.4センチ前後

容量は正確に計っていませんが、約1合〜1合半くらいかと思います。

なかなか手にすることのできないサイズです。

高麗末〜李朝初期のものですが、

どちらかというと高麗の姿に近いです。

おそらくは草木土灰釉的な釉だと思います。

透明度が高く、全体に貫入があります。

腰にひっつきを剥がした跡、

口縁に丁寧な金直し、

総釉のベタ高台にひっつきがありますが、

李朝とくりのなかでも鶏龍山に匹敵するものと捉えています。

高台かたつきます。

おそらく数年に一度手にできるかどうかの逸品です。

当方で現在毎晩使用していますので、かすかに酒の匂いが残っていることはご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


李朝徳利と萩筒盃

2018年10月11日 18時29分40秒 | 骨董

李朝の徳利と萩の筒盃。

どちらも探しても簡単には見つからないと思います。


明代裂金襴

2018年10月08日 10時14分44秒 | 骨董

明代裂金襴

明朝期、15世紀ころの金襴で、

綾地全越組織、平金糸で織られています。

画面で黄色にみえるのは細い糸を束ねたもので、

枯れた光沢部分が平金糸です。

和紙に漆、そして金箔を貼りつけたものですが、

金が剥落し、その下の漆が見え隠れしています。

袋状に仕立てられたもので、紐を通すことができますが、

裂自体のりきがないため、鑑賞用です。

本来の向きは90度回転させたもの。

約22.5×16.7センチ前後

ご売約済、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


懐剣袋

2018年10月07日 13時29分30秒 | 骨董

懐剣袋

かなり古い裂で、おそらく古渡りの明代裂でまちがいないかと思います。

地絡みの綾地浮文織半越。

懐剣は「脇差しよりも小型で多くは鍔がないもの、

狭い屋内などの長寸の日本刀の使用が制限される場所や、

殿中などの太刀の携行が禁じられている場所で奇襲を受けた際の護身武器であるほか、

女性の婚礼衣装の付属品としての用法もある。」とあります。

約49×6.7−7.5センチ前後

画像の通り破損裂傷箇所多数あります。

ご売約済、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


煎茶器筒盃

2018年10月07日 12時34分34秒 | 骨董

煎茶器筒盃

煎茶器のはなれですが、

時代はおそら江戸後期〜幕末くらいはあり、

画像からもおわかりいただけるかと思いますが、

かなり使いこまれています。

小さきものは良きもの

という考えが古来日本にはありますが、

このサイズで茶を喫するというのはしゃれた行為だと思います。

産地は不明ですが、萩か京都かと推測しています。

本日東寺のがらくた市で仕入れたものですが、

露店ではこういうものを思いがけず拾えるのが楽しいですね。

径 約5.5センチ前後

高さ 約6センチ前後

口縁に気にならない程度のホツがあります。