黄瀬戸筒茶碗
江戸後期~幕末の再興織部の作品かと思います。
(明治以降も連綿と作られていますが、それらより古い時代のものかと思います)
薄造り、タンパンはごく薄くしか出ていませんが、
非常に佳き肌です。
いわゆる油揚げ手ではなく、透明性のある釉肌のぐいのみ手に属するもの。
画像の通り、口縁に直し、全体に貫入と貫入染みがあります。
箱はおそらく本品用に誂えられえたものでしょう。
ほか、共かどうかわかりませんが、新しい仕覆が付属します。
桃山本歌のものは2000万以上しますが、
この時代のものでも優れた陶工の手によるものは十分楽しめます。
サイズ的には旅茶碗、茶籠にしこむ茶籠茶碗的なサイズですが、
ロックや水割りなどにも。
口径 約8.4センチ前後
高さ 約7.5センチ前後
高台畳付きに欠け、
見込みと高台内に窯疵があります。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
サイズは前後と記載の通り、多少の誤差を含みます。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
時代産地は当方見解です。