ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

美濃徳利

2020年03月16日 08時07分54秒 | 骨董

美濃徳利。

 
珍しい美濃の油壺です。
油壺集めの本やその他油壺の本をみても似通ったものはなかったように思います。
このタマネギ形の油壺が使用されたのは江戸前期までで、
江戸中期になると市中の家には鏡台が置かれ、その引き出しにしまえるよう平べったい形へと移行したそうです。
白織部なるものは当方が勝手にそうつけただけで、類例があるわけではありません。
また、その用途の通り、入手時は熱湯を入れるとまだ油臭があったものを、
当方で何度も洗浄し、ほとんど気にならなくなる程度まで薄めました。
ボディに直しがありますが、それ以外の窯キズ様のところからわずかにしみ出しがあります。
しかしこの魅惑的な肌、そうそうやすやすと手放せるものでもありませんので、
価格に反映しております。
容量は約1合。
高台内部まで施釉されています。
高台畳付に焼成時のものと思われる変形あり。
あとは画像をよくごらんいただきご判断ください。
高さ 約7.8センチ前後
胴最大径 約9センチ前後
画像と実物とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。