今も残る多くの仮設住宅を行く先々で目にした。「東日本大震災」から3年8ヶ月、海岸近くの広く平らな土地は津波で全ての物を流されてしまい、山間の狭い空き地や駐車場、小学校やスポーツ公園の広場などに、所狭しと仮設住宅の長屋が建てられていた。
岩手の陸前高田市のかつての市街地には、巨大な10m以上の高台がいくつも築かれ、宮城の南三陸町の市街地の多くは、まだ手付かずで大人の身長を上回る様な雑草の生えた、荒廃した土地が沢山あった。
ひっそりとした一つひとつの佇まいの中には、多くの家族との数だけの物語があることだろう。じっと寒さを耐え忍びながら、仮設住宅で4年目を迎えようとしている人たちが、まだまだ沢山いる。
こんな時、にわかに衆議院の解散の話がささやかれている。4年任期の半分も残っているので、無駄な選挙でおよそ800億円とも言われる税金を使う金があったら、被災地の支援に回した方が国民のためになるだろうと考える。政治家の考えることは、分からない。国民の生活より自分たちの選挙の方が大事なのだろう。特に、自民党は。学年2~3クラス規模の中学校ならば、津波で壊れた学校の代わりに、800億円で30校程度新しく建替えが出来るだろう。
ところで、振込詐欺の被害が巧妙化し、その被害金額は1年間で700億円に迫ろうとしているとのことだった。詐欺グループは念入りに個人情報を調べ上げ、時期と狙いを絞って特に一人暮らしの老人(女性が多い)を騙すらしい。朝7時のNHKのニュースで放送していた。
もし今回選挙が行われれば、正に国民を詐欺にかけるに等しい行為である。
きのう白布温泉では時々の天気だったそうである。米沢の平地でも、冷たい雨にみぞれが混ざることもあった。とうとう斜平山の中腹まで雪化粧をした。
11月5日釜石にある「鉄の歴史館」を見学に訪れた。駐車場から上の高台を見上げると、仮設住宅の棟が3つあった。昼近くだったので、若い人たちは働きに出掛けて、年寄りだけが残っているのか人影は見えなかった。
しばらくすると、仮設住宅から出て来た訪問販売の車が2台、駐車場の端に止まった。大きい車からは男性、小さい方からは女性が降りて来た。
自分もたばこは止められずに吸っているが、30前後の女性のタバコを吸う姿には、見ていて嫌な印象を受けてしまう。
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