11月4日から7日、岩手県釜石から宮城県石巻にかけての南三陸の地を大震災後初めて訪問した。震災後、福島から宮城県の東松島市までは訪れた事があったが、さらに北へは行った事が無かったので、今回雪が降る前に訪問することを決めた。
一瞬にして家族の命を、家族の思い出も残る物も全て失った人たちの悲しみを、理解することは簡単ではない。ただ自分たちに出来ることは、みちのくの同じ東北人として、現場に身を置き大地の叫びと海からの風の声に耳を傾けるだけである。
次の3枚の写真は、宮城県南三陸町「四季の歌せせらぎ公園」跡で撮影したものである。地元の人達の憩いの場の公園が無残な姿のままだった。震災直後に瓦礫は撤去されたと思われるが、雑草や崩れた石、何よりも四季の歌の情景とそのせせらぎが失われていた。
200m先には防災対策庁舎も見える場所だった。
もう一度せせらぎが流れる公園が復興したら、訪れたいと考えている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます