みちのくの風の旅人 [ 愛と義の街(上杉の城下町)から情報を発信中 ]

米沢・山形・東北の自然や文化・風土を季節の便りとして届けています。HP[新・天空の流れ雲]と合わせてご覧ください。

山形県内の大雨の被害[昨年・一昨年のブログ記事より]

2015-09-14 08:01:40 | 日記・エッセイ・コラム

 天災は忘れた頃にやって来る」「治に居て乱を忘れず」昔から言うことわざに嘘はない。

 今回の大水害の被害拡大には、避難指示の不手際や普段の危機管理の甘さなど、半分は人災の様に感じた。

 今月10日から11日にかけて、山形県内でも県北の最上町で大きな水害が起こった。幸い県南の米沢では豪雨のために山形新幹線や国道13号線が1日不通となったが、大きな被害は受けずに済んだ。

 しかしながら昨年、一昨年と大きな水害があった。 


   [ やまがたニュースオンライン記事を掲載 ]

 旅館の地下通路にたまった泥をさらうボランティアの町民ら=12日午後1時半、最上町・赤倉温泉最上・赤倉温泉、復旧に向け作業 排水や家財搬出「一日も早く」
                 2015年09月13日 11:10

 最上小国川の氾濫の影響を受けた最上町赤倉地区。温泉街には濁流による大きな爪痕が残ったが、ボランティアなどの協力を得て、復旧に向けて動きだした。舟形町では町最大の観光イベントの会場が浸水被害に見舞われたが、町民が連携。12日の開催にこぎ着け、会場に安堵(あんど)の表情が広がった。

 最上町赤倉地区で12日、ボランティアによる復旧作業が始まった。町社会福祉協議会の呼び掛けに、町民や高校生ら町内外の計35人が参加。「一日も早く元の姿に戻ってほしい」。泥だらけになりながら、温泉街の復旧を後押しした。



 +++++ 参考までに、昨年のブログ記事の一部を再掲載しました。++++++++++++++++++

 大雨の被害の跡~南陽市赤湯・宮内・漆山~  2014-07-19 15:33:07 | ニュース

 今日から3連休、朝から昼過ぎまで雨が降り続いていたが、ようやく2時過ぎに太陽が顔を出した。去る7月8日~10日にかけて、台風8号の影響で山形県南部に大雨が降り、洪水や土砂崩れなど大きな被害をもたらした。特に、南陽市・長井市・白鷹町が酷かった。織機川(おりはたがわ)の氾濫で、長井赤湯間をバス代行をしていたフラワー長井線も、予定より2日前倒しで、明日20日から通常運転に戻るらしい。  地図はやまがたニュースオンラインから借用
Img_2014071200146  きのう18日の午前中、約2時間半のドライブをした。赤湯の浸水した市街地には、まだあちこちに土嚢が積んであった。消毒の白い粉が至る所に撒かれていた。
 米沢から最初に、国道13号線経由で鳥上げ坂⇒引き返して、赤湯市街地⇒吉野橋(通行止め)河岸の土砂えぐり取られていた⇒迂回してハイジアパーク方面⇒川樋へ向かう峠(白竜湖の絶景ポイント)⇒引き返して市民体育館⇒赤湯自動車学校⇒宮内市街⇒(旧道)⇒漆山の夕鶴の里資料館⇒織機川上流300m(全面通行止め)道路に流木や土砂の残骸有⇒引き返して(県道3号線)川西町下田橋経由⇒米沢。 
 白竜湖の写真を撮っていたところ、ちょうど山形新幹線の車両が通過した。国道13号線鳥上げ坂の自動車は、豆粒の様に写っている。その左上が白竜湖である。

 NHKの全国ニュースにもなった今回の豪雨に、追討ちを懸けたのが風評被害である。折角の3連休、赤湯温泉の旅館はキャンセルが相次いだとのことだった。この様な時こそ、いつも通りの行動を冷静に行うことが、被災者への支援につながることなのに、とても残念なことである。東日本大震災、そして原発事故、全く変わらない。
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  梅雨の大雨  2013-07-27 21:15:00 | 北国山形の春夏秋冬   ← これは、2年前の記事である。

  7月に入りようやく梅雨らしい日が訪れる様になった。17日以降は梅雨末期の集中豪雨が県内を襲った。19日には南陽市吉野川の氾濫で赤湯自動車学校の車が流された。赤湯中学校付近では床上浸水の被害が出た。その後も連日、大雨が続き奥羽本線、米坂線の運休やバス代行運転が行われる様になった。
 天童市周辺では昨日まで約1週間断水がありようやく復旧した。旅館やホテルのキャンセルが相次ぎ観光に大打撃となった。山形新幹線も信号機トラブルにより、山形以北の運休が続いたが、こちらも昨日平常運転に戻った。
 米坂線では手ノ子・小国間で土砂崩れが発生し、しばらく復旧の目処が立っていない。今日も県内各地に大雨洪水警報が発令された。避難勧告や避難指示により自宅を離れている人が多数いる。幸い、米沢では停電や洪水、土砂崩れの被害が出ていない。置賜の中では北部に位置する南陽市、長井市、白鷹町で記録的な降水量となっている。1日で1ヶ月分の雨が降った所もある。
 南陽市は昭和42年の羽越水害以来、最大の水害となった。白鷹町から寒河江に向かう国道287号線も洪水で道路がえぐり取られ、車は迂回通行になっている。ただし、大型車は近くの町道が通れず、国道348号線の遠回りを余儀なくされている。
 羽越水害と言えば、この置賜地方に甚大な被害をもたらした。沢山の橋が流され、道路も寸断されて、私にとっては、東京方面の修学旅行延期が苦い思い出となっている。100年に一度の大洪水となった。
 その後、洪水対策や農業用水・工業用水確保のため多くのダムが造られる様になった。一番早かったのは、米沢市の水窪ダムである。続いて白川ダム、最近10年では、綱木川ダム横川ダム(小国町叶水)、長井ダムが完成した。寒河江ダム月山ダムも羽越水害以降に造られたダムである。県境を越えると摺上川(すりあげがわ)ダム(福島市)、七ヶ宿ダム(宮城県)も同様である。この40年、新しいダムが出来度に見学に出かける様になった。
 
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