休日オペラシリーズ

旅行最終日、午後からはオペラ歌手森麻季さんのリサイタルに行きました。
もともと今度の旅行で津山に行くつもりはなかったのですが、
ちょうどリサイタルがあるのでこれに行くために津山を予定に入れました。

オペラと違ってリサイタルはじっくり歌を楽しむことができます。
関西でのリサイタルの予定もしばらくないのでちょうどいいです。
今回は「ついでに」というかたちですが、森さんのリサイタルは遠征してでも聴く価値があります。

第８回津山国際総合音楽祭
森麻季ソプラノリサイタル
　ソプラノ：森麻季　ピアノ：山岸茂人

本日のホール。
　
ベルフォーレ津山。公共施設と商業施設がいっしょになった複合ビルのなかにあります。立派なホールです。

今日の座席は最前列真ん中。ここの座席は座り心地がいいです。ピアノはスタインウェイ。

昨年に行った大阪のリサイタルではシューマン特集でした。
今回は「リスト生誕200年に寄せて」という趣向でフランツ・リスト特集でした。

当日のプログラム
1. グノー：歌劇「ファウスト」より　宝石の歌
2. ラベル：シャブリエ風に（ピアノ・ソロ）
3. リスト：夢に、来ませ
4. リスト：ローレライ
5. リスト：愛の夢第３番「おお、愛しうる限り愛せ」（ピアノ・ソロ）
6. リスト：愛の夢第３番「おお、愛しうる限り愛せ」
7. リスト：ペトラルカ３つのソネット第１曲「平和は見つからず」
8. リスト：ペトラルカ３つのソネット第２曲「祝福あれ、あの日、あの月に」
9. リスト：ペトラルカ３つのソネット第３曲「地上の天使のような姿」
10. ワーグナー（リスト編）：イゾルデの愛の死（ピアノ・ソロ）
11. 越谷達之助：初恋
12. 山田耕筰：からたちの花
13. 久石譲：Stand Alone（NHK「坂の上の雲」メインテーマ）
アンコール1. プッチーニ：歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 「私の愛しいお父さん」
アンコール2. バッハ/グノー：アヴェ・マリア
アンコール3. マスカーニ：マスカーニのアヴェ・マリア

満足度100。ペトラルカで陶酔してしまった。これが本日最高のパフォーマンスでした。
森さんは今日も衣装替えは２回。３着のゴージャスなドレス姿を見せてくれました。
恥ずかしながら今日も谷間に釘付けでしたわ。（少し小さくなってるようでした）

今日の１曲

休日アドベンチャーシリーズその２

旅行最終日

朝６時半。部屋から岡山市街展望。いい天気です。この日の気温は25度と涼しかったです。

岡山駅から津山線に乗って出発。ディーゼルです。

津山駅到着。快速列車の時間を間違えていたので乗れず、津山まで90分もかかりました。
津山には大規模な平山城の遺構が残されており、前々から行きたかったところですが、
なにぶん中国地方の内陸にあって交通が不便で、今まで行くことができなかったところであります。
ここ津山での観光はお昼くらいまでの予定です。さっそく荷物をコインロッカーに預けて出発。
津山から大阪までは高速バスしか移動手段がないので、帰りは高速バスを利用します。

歩いて15分ほどで津山城（鶴山公園）の入り口です。

入り口（冠木門）で入場料300円を払い、城内に入ります。
画像は三の丸へ上る石段。石垣の積み方は近世式できれいです。

三の丸から二の丸へと進む。表中門から本丸石垣が見える。表中門跡は発掘調査中の様子。

二の丸より本丸に復元された備中櫓を見上げる。ここは内部を見学できる。

本丸に到着。標高は147メートル。

本丸の天守台。かつては五層の層塔型天守がそびえていた。
津山城で時間を使いすぎたため、あとは津山藩別邸庭園衆楽園を見学して観光終了。

満足度100。城郭の規模が大き過ぎる。私ならここだけで３日は過ごせる。

おまけ

昼食には津山名物を食べてみました。「ホルモンうどん定食」、1000円。
焼きうどんの豚肉のかわりにホルモンを使っています。お味は？？？

（つづく）

休日アドベンチャーシリーズ

岡山県に家族旅行に行っていました。家族旅行と言っても我が家は二人だけであります。

プランは倉敷市、高梁市、津山市をめぐる２泊３日のコース。
私の趣味に沿った計画を立てました。黙って付いて来ればいいのだ。

移動に便利な岡山駅を拠点にします。

岡山駅前のホテルに宿泊することにしました。ここに２泊します。
ホテルに荷物をデポして身軽になってから倉敷に出発。

倉敷には５月のはいだしょうこさんのコンサートに行ったときに少しだけ散策しております。
今回の旅行は５月に回ることができなかったところに行くことが主な目的であります。
前回の倉敷の模様はこちらのブログに掲載しました。１日目はほとんど同じなので省略。

２日目は岡山駅から約50分の高梁市へ。

日本三大山城の備中松山城に登ります。
だいぶ前に、古城マニアになりかけたときにここには行ったことがありますが、
初めてということしてあります。男には言わなくてもいいことがたくさんあります。

↑目指す山、お城がある臥牛山はこれだったかな？
観光案内所で聞くと観光タクシーを使うと便利とのこと。
タクシーで８合目まで行ってくれます。これってアドベンチャーじゃないよね。
今日はかなり蒸し暑いですし、連れもあるし仕方がないか。
夏の山城登城の過酷さは大和高取城で身に染みています。

観光案内所が手配する観光タクシーは片道一人420円です。
普通にタクシーに乗ると1500円くらいなので、３人までなら安いです。
帰りも時間を決めておけば待っててもらえます。お城観光は２時間あればじゅうぶん。


登城口の鞴峠（ふいごとうげ）から徒歩。ここの標高は290メートル。

登城開始。松山城へは右手の道を進むべし。本丸まで700メートルの道のり。
　
登城道のあちこちに立て札が立っています。
では、私も登城心得を追加。「夏は薮蚊が襲ってくるので注意すべし」

観光地なだけあって道はよく整備されています。

大手門跡に到着。
「仰せによりまかりこした。殿にお目通りを願う」

「ははー」

幾重にも重なる石垣が美しい。

本丸へ向かう。土塀は当時のもので国指定の重要文化財。

二の丸から本丸の建造物群を見る。重要文化財の天守閣が見える。

標高430メートルにある天守閣。三階建てに見えるが入口部分は付櫓で天守自体は二階建て。
天守の裏には同じく重要文化財の二重櫓がある。こちらには入れない。
連れはほったらかしにして、遺構をいろいろ見て回りましたが、以下略。
タクシーの時間があるのでそろそろ下りることにしますか。

満足度430。

タクシーで下山後、武家屋敷や枯山水の庭園などを見て回りましたが省略。
なにぶん今日は暑くて最後のほうは面倒になってしまいました。
ＪＲで岡山に戻ります。

お宿は全日空。アドベンチャーなら野宿かキャンプなんだけどね。
汗まみれなので早く入浴してさっぱりしたいです。

今夜はこれを食べたいんだけど。だめですか？

（津山編につづく）