永々翁でございます。「技(わざ)」について考えています。特に対戦系の技です。柔道も将棋も野球も、突き詰めると「技の掛け合い」です。双方が勝つために攻撃・防御の技を出し合う、技の応酬といえます。例えば、野球でピッチャーが外角低めのスライダー(決め技)で三振をとるために内角高めのストレートを見せたり、対するバッターは外角の球をライト線に打つ技を一発で決めるために、ツーストライクまで外角の球には無反応を装ったり、駆け引きが行われています。歳をとってから、ようやくこのような駆け引きや布石が楽しめるようになってきました。拙生自身の身体が動かなくなってきたからかもしれません。スポーツなどの解説者にはもっと駆け引きの妙味を解説していただきたく思います。自分自身の「得意技」は何なのでしょうか。半生を振り返ってみても、拙生にはどうやら無敵の「必殺技」は無さそうです。これからも「合わせ技」で何とかやっていきます。
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