Pura Vida!

すきな音楽の事やガーデニングや家族の事など、日常の出来事を綴っています。

がんばれ!うつぶせ闘病記ー黄斑円孔 2

2007-12-23 | 外傷性黄斑円孔
** これは外傷性黄斑円孔と闘う高校生の記録です。 **

2007年8月19日(日)

 部活の試合中で左目を負傷した翌朝、休日診療で個人病院を受診する。

 病名は、目を強く打ったことによる

 「外傷性虹彩炎」
 「外傷性網膜しんとう」・・・はれている
 「外傷性硝子体出血」・・・・内出血(血管が切れている)

 『いずれにしろ、重体です。』

 医師の言葉に、親子とも愕然とする。

 『網膜が分離している状態です。視神経がやられていると今後、網膜剥離に進行する可能性があります。はれがひいてから、目の奥をみますので、1週間ほど経過を診ます。』

 それでも、今、思えば・・・その頃は、この病気にたいする知識もなく、1週間の治療のうち、次第に改善していくものだろうと、思っていた。

 目薬を2本投薬するように言われる。

 負傷する前、1・0あった左目の視力は、0・15まで下がってしまった。

 さすがに、次男も自分の病状について、不安を隠せないようである。

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 次男は、この暑さの中、一度も休むことなく毎日、部活に通っていた。
 それも、上手くなりたいという一心なのであろう。
 こんな時でも、部活の事を気にかけている。

 本日、朝一番で休日診療に行った為、欠席連絡をしなかったことを、さかんに気にしている。
 
 うわさには聞いていたが、顧問は非常に厳しい先生らしく、部員の生徒から恐れられているらしい。欠席・遅刻連絡は、必須で、本人から直接する事がルールとのことである。・・・サボりの部員も出てくるだろうから、当然といえば当然だ・・。

 しかし、重体であるとの事では、保護者が連絡をすべきであろう。
 でも、もしかしたら、顧問の先生の方から電話がかかるかもしれないと、思いながら、結局、夜7:40、母親の私から顧問の先生の携帯電話に連絡を入れて、上記の状態で重体であることを伝える。

 驚いていた様子であったが・・・目の件はある程度知識をお持ちのようでした。 それにしても、顧問は、前日の試合で目を打って、うずくまった部員が欠席をしているのに気にはならなかったのだろうか・・・?
 顧問から連絡があってもよかったのではないか・・・。ましてや、今まで無欠席であるのだ。いつもいる部員がいない事に気づかないのだろうか?それともサボっているとでも思っていたのだろうか・・?
 きっと前日の私学大会に勝ち抜いたので、そちらに意識がいっているのだろう。

 だいいち、事故後、グランドの横の水道で『目を洗って来い。』と、いう指示だけで、いいわけが無い。不衛生であろう。
 打っているのに、どうして打撲の可能性を考えなかったのだろう?
 ましてや保健体育の先生というではないか。
 目は危険な事くらい、誰でもわかるはずだ。

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 負傷してから数日間、個人病院での通院したのち、3日目に自宅に医師から連絡が入る。

 『はれがひいてきて、目の奥を診たところ、黄斑部に異常があります。
  当院では、OCT(目のMRIのようなもの)がないので、大学病院での受診を薦めます。経験のある医師を紹介します。』
 
 地元の慈○大学病院の紹介状をもらい、予約の電話を入れてくれる。
 明日ならOCTは撮れるとの事で、明日、大きな病院で再検査してもらうことにする。

 目の状態は非常に心配だが、息子の不安そうな顔も気になる。
 今まで家族にひとりも目の病気の者はいなかったし・・・。

                          つづく