Pura Vida!

すきな音楽の事やガーデニングや家族の事など、日常の出来事を綴っています。

がんばれ!うつぶせ闘病記-黄斑円孔 1

2007-12-22 | 外傷性黄斑円孔
*** これは外傷性黄斑円孔と闘う高校生の記録です。 ***


2007年8月18日(土) 朝
 今日も暑くなりそうだ・・・今年の夏は、本当に暑い。5月にすでに夏日が数日あり、梅雨明けした後の暑さは、かなりきつい。
 
 高校生の次男が寝ぼけた顔をして、慌てて起きてくる。
 サッカーの部活があり、今日は遠征して私学大会の日である。
 私もいつものように、時間に追われながら、お弁当の準備をしてやっている。この暑さ対策に、水筒にたっぷり氷をいれ、おにぎりにも保冷剤を入れる。この時期のお弁当つくりは本当に気を使う。でも、きびしい練習の後は食欲がなくなり、あれだけの運動をしているのに、朝からおにぎり一個なんて日もあるから、親としては心配だ。
 
 今日はお盆休みあけで、この5日間で生活のリズムが変わり、まだ身体が戻ってないので、体力的にきついのは今まで以上であろう。
 次男は、この夏休み中、まだ一度も部活を休んでいない。高校になって練習も本格的になり、チームのレベルも上がってきた。『もっと上手くなりたい!』そんな一途な思いなのであろう。
 息子ががんばっているのであるのなら、親として応援してやろうと、おかげで私も、ここ数年、休日も早起き習慣が身についてきた。

 『よくストレッチしなさいよ~。』
 『うん!いってきます。』

 ・・・一年前に左太ももの「肉離れ」をしてから、息子を送り出す時の朝の挨拶になっている言葉である。
 思えば、捻挫をしたり骨折をしたり、両膝はオスグットで悩まされたり、慢性の腰痛でケガの連続の日々だ。サッカーとはいえ、本当にハードなスポーツである。


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 夜8時。
 次男はそろそろ帰宅してくる頃だろう。
 少し前に帰ってきた夫に、休みの日ぐらい夕飯は家族一緒に、次男とともに食べたいので、先に入浴してもらうように言う。息子達が成長して大きくなると、それぞれの生活で、夕飯の時間はまちまちだ。
 
 『ただいま・・。』次男が帰ってきた。いつもの挨拶よりトーンが低いのが気になる。
 『お疲れさん・・どうした?』

 
 『試合でボールが目にあたって、左目が見えないんだ・・・』

 どうやら1メートル以内の至近距離で、相手のチームの選手がクリアーしようと上に力いっぱい蹴り上げたボールを,足を出していて片足で立っていたため避け切れなかったとのことである。
 
 目を打ったと聞き、とっさに嫌な予感がした・・・。
 急いで休日診療に電話をするが、眼科は明朝受診するようにとの事。

 目のまわりにも打った後のような痣がうっすらでている。
 『冷やしたの?あたった後、すぐ病院には行かなかったの?』矢継ぎ早に質問する。

 試合中うずくまってしまい、そのままグランドから出され、その後、顧問の先生が目を洗ってこいとの事で、グランド脇の水道で洗ったのみであるとのことだ。

 目は心配だ。
 帰宅してきた長男も夫も、とても心配している・・・。
 
 なんともないといいが・・・翌朝一番で休日診療にいこう。
                             つづく