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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 94-2】 The Small Man : 「助動詞 may と might の違い」 に注目!!

2015-06-01 | DWE・歌詞分析 【ライム】
ゆーくん、3歳 2か月 10日
あやちゃん、1歳 1か月 7日
DWE歴は、2年 6か月 27日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 9 のDVDに収録されている
"The Small Man" について取り上げてみます

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
"the Small Man" は、とても小さいので、私たちが気付かないようなところはもちろん、
どんなところにでもいるかもしれないという内容を描写した曲です

前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、
  so ~ that 構文 : The Small Man is so tiny that he might be anywhere.   など
  助動詞 might : The Small Man is so tiny that he might be anywhere.  です

今回は、「助動詞 may と might の違い」 について注目してみたいと思います

歌詞でいうと――

     The Small Man is so tiny that he might be anywhere. 
     The Small Man is so tiny that you might not know he's there. 

     He might be in the tea pot. 
     He might be in your cup. 
     He might be sitting in your spoon. 
     He might be standing up. 
     He might be hiding in your shoe. 
     He might be in your bed. 
     He might be sitting on your nose. 
     He might be on your head. 


という部分で登場しています


ちなみに、この表現は、ライムの "The Disappearing Cat" にも登場しています
この曲に登場する "might" ですが、"may" の過去形という位置づけの助動詞になります

そして、"may" や "might" には、
     「許可」: ~してもよい
     「推測」: ~かもしれない
という2つの意味があります


例を挙げてみます

   「許可」の表現
  "might" は、"may" よりも、「控え目」「丁寧」なニュアンスがあります。
  「許可」を表す場合に、"might" を使うことはまれです。

  【例1】 May I use this pen?   (このペンを使ってもよろしいですか?)
  【例2】 Might I use this pen?  (このペンを使わせていただいてもよろしいでしょうか?)
      例文から分かるように、"Might I ~?" は、
      とても丁寧に許可を請うことができますが、
      丁寧すぎるので日常で使うことは、まずないと言っていいと思います。

  【例3】 You may leave now.   (もう行っていいですよ)
      このシチュエーションでは、"might" は使いません。

 

   「推測」の表現
  "might" は、"may" よりも、確率が低く、不確実なニュアンスがあります。
  パーセンテージで表すと――
  "may" は 50%程度の確率、"might" は 30%程度の確率です。

  【例4】 It may rain tomorrow.   ( 確率50% : 明日は雨かもしれません )
       It might rain tomorrow.  ( 確率30% : 明日は雨かもしれません )

  【例5】 She may be a movie star.  ( 確率50% : 彼女は映画スターかもしれません )
       She might be a movie star. ( 確率30% : 彼女はひょっとしたら映画スターかもしれません )


また、英文によって、"may" が「許可」なのか「推測」なのか
はっきりしない場合があります
そのような場合のために、「許可」の場合は "may"
「推測」の場合は、"might" と使い分ける人もいるようです

  【例6】 He may call her.
       ( 許可 : 彼は、彼女に電話してもよい )
       ( 推測 : 彼は、彼女に電話するかもしれない )
               
       He might call her.
       ( 推測 : 彼は、彼女に電話するかもしれない )



では、歌詞に戻りましょう
この曲の歌詞では、「推測」の意味で使われています

     The Small Man is so tiny that he might be anywhere. 
     The Small Man is so tiny that you might not know he's there. 

     He might be in the tea pot. 
     He might be in your cup. 
     He might be sitting in your spoon. 
     He might be standing up. 
     He might be hiding in your shoe. 
     He might be in your bed. 
     He might be sitting on your nose. 
     He might be on your head. 



 とても小さい "the Small Man" は、とても小さいので、どんなところにもいるかもしれない――
 とても小さいので、彼が そこにいることに気がつかないかもしれない――

 「ティーポットの中にいるかもしれない」 「カップの中にいるかもしれない」
 「スプーンの中で座っているかもしれない」 「立ち上がっているかもしれない」
 「靴の中に隠れているかもしれない」 「ベッドの中にいるかもしれない」
 「鼻の上に座っているかもしれない」 「頭の上に座っているかもしれない」

そう、"the Small Man" は、どこにいるのか予測がつかないのです

だから、より確実性が低い "might" を使って、
「~かもしれない」という表現がしてある
ことになります

文法的に考えてみると、
DWEソングは本当によく考えてあるなぁ、としみじみ思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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