どこかのだれかの日記

主に岡山と兵庫の鉱山や廃墟、遺構、坑道探索と雑記。

CRM250 エンジンOH その2

2011-01-30 22:08:51 | CRM250 「売却」
木曜日あたりにホンダに部品入ったらしいので取りに行ってまいりました。
納品されるまでえらい掛かったな「2週間」
木曜日に部品入ったのはいいけど、今日まで色々忙しくて作業出来なかった。
朝10時から作業スタート!

作業するときは必ずSM見て行ってくださいね!
あくまでもSMのフォロー程度ですので。

ベアリングは事前に抜いてたのでまずはベアリング組み付けからスタートです。

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↑ベアリング抜いた状態です。
内部の角やバリ取りして綺麗にペーパーで磨いてあります。
クランクベアリング2個とメインシャフトを受けるベアリングの3個交換しました。
つけ方と外し方ですが、一般的にコンロなどで熱してやるやり方です。
ベアリングを外すときはクランクケースに無理な力が加わらないように注意するのと、ベアリング受け皿も注意です。
ベアリングの受けが広がったらもうクランクケースはゴミですから・・

ベアリング入れるときは冷凍庫でギンギンに冷やしておいたベアリングを、熱したクランクケースに落とし込むだけで入ります。
私は机上タイプのミニコンロでやりましたが、大体1分も熱しなくていいです。
水滴をたらして即蒸発する状態なら、ギンギンのベアリングは ポスッ って感じで落ちます。
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こんな感じで入れました。
ベアリングの組みつけについては情報も沢山あるので問題ないでしょう。

作業時間約ベアリング3個取り付け約20分。

さてベアリング組み付けたので今度はインストーラーでクランクシャフトを入れます。
ここで重要なのがホンダ純正のクランクインストーラーじゃない場合はなんらかのカラーがないとベアリングの内側でクランクを引っ張ることになるのでベアリングが痛んでしまいます。
私は水道材料の25ソケット「ホームセンターで100円もしない」を4センチくらいで切断してそれをベアリングの内側に合うようにカラーをつくりました。
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↑左から順番に入れていきます。  
2枚目は25ソケの長さ「これをシャフトのカラーにした」
真っ直ぐに押される訳ですから、強度的にも塩ビでも全く問題ナス。

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1枚目はカラーを入れてインストーラーのポットを受けるための部分「今回は外したベアリングの内側」
2枚目はインストーラーのボルト取り付け。
3枚目はポット取り付ける。

あとはインストーラー引いていくんだけど、クランクシャフトが徐々にインスト-ラーポットの中に入っていくのでソケットで作ったカラーの先に隙間が出来ます。
CRM250のクランクシャフトの構造上仕方ないので、少ししめたらまたポット外してさらにワッシャーのようなもので引いた分+を入れて厚みを増やすことでクランクベアリング内部へのダメージを防ぎます。
ちょっとめんどくさいですが、クランクシャフト死なすわけにはいかないのでまったりやるべし。

私は慎重にやりましたので4回ほどカラー入れなおしていきました。
作業時間クランクシャフト引き込むのに約30分くらい。

ここで必ず一度クランクケースをあわせてボルトで締めていってクランクを調整します。
ボルトを締めるときは内から外に向かって締めること。
ボルトの力はすさまじくて、ちゃんとやらないとケース歪んでしまうこともありますので注意が必要です。
クランクがある程度回転がスムーズであれば問題ありません。
クランクが引っかかるようであればプラハンなどケースをで叩いて位置をだしてあげましょう。
間違ってもクランクシャフトを叩いたりしないように。
作業時間約クランクケースを引き合わせて調整30分。


さてお次は前々回書きましたミッションノ作業ですのですっ飛ばします。
作業時間ミッション組み付け約40分。


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ここまできたらクランクケースのパッキンをつけてケース閉じてボルトで内側から外側に締めていく感じでボルトを締めていきます。
ボルト締めるときは内から外へ向かっていく感じで締めます。
閉じる前にゴミなどがないか確認してからミッションとベアリングにオイルを満遍なく塗りつけて閉じます。
クランクケース閉じたら忘れずにシリンダーとインマニ部分のパッキンもカッターで綺麗に切りましょう。
作業時間クランクケース本合わせ約20分

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Lクランクシャフトのオイルシールもついでにとりつけておきます。
これだけどホントにこのオイルシールなのか不安になります。
あまりにも硬くてフイタw

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1枚目キックスターターAssy組み付けますポンチ位置同士だけあわせるの忘れないように。
2枚目スプリングをスピンドルに取り付けています。
3枚目スプリングクランクケースに引っ掛けてます。
4枚目アイドルギアのブッシュ取り付け。

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1枚目アイドルギア取り付けと、クラッチアウタ・ニードルベアリング取り付け。
2枚目リフターアーム取り付けとスプリング引っ掛けます。
3枚目リフタロッドを取り付けてリフターアームが正常に動作するかチェック。


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1枚目と2枚目共にバランサーギアとバランサドライブギアの位置あわせです 「超重要」
バランサーの取り付けは特に注意することもありません。
取り付けてナット締めてからポンチ合わせできますので。


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1枚目バランサ・プライマリ・ウォータポンブの3種類のドライブ取り付けナットは17㎜です
バランサとプライマリのギアの向きに注意してください。

2枚目クラッチアウタ取り付けです。

次にクラッチセンターをセンタホルダーで固定してロックナット27㎜を固定します。
ロックナット締めたらロックワッシャー折ることを忘れないように。
クラッチ板はオイルタップリ縫ってからクラッチ板から入れていきます。
リフタガイド・ニードルベアリング・ワッシャーを入れます。
プレッシャープレートつけてスプリング取り付けてボルトで固定します。
ボルト5箇所取り付けるときは2~3回ほどにわけて締めること。
取り付けたらクラッチ切れるか動作確認忘れないように。



ここらへんは画像は取り忘れたのでナシで・・・

あとはRカバーにパッキンつけてスターター部分のオイルシールとウォーターポンプギアに注意してあわせてください。
なかなかカバーが入りにくいので全体トントンやさしく叩いて入れていきましょ。
勿論隙間から中を見て無理やり押し込むようなことは避けてくださいね!
キッチリ入ったらオイルポンプとウォーターポンンプの手動にて動作確認してからボルト締めて腰下はおしまい。

作業時間約2時間。


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ピストンもシリンダーも事前に洗浄済み。
ピストンを取り付けてシリンダー取り付けます。
エンジンオイルをシリンダーとピストン・ピン・クランクに少しずつ満遍なく塗ることも忘れずに。

シリンダーガスケット取り付けてからシリンダーが動かない程度に14㎜ナット4箇所締めてからクランク5回ほど回して気持ち芯出しします。
芯だし終わったら14㎜ボルト4箇所締めなおしてヘッド取り付けします。
ヘッドガスケットを↑面にしてから取り付けてシリンダーヘッド乗せてボルトで締めておしまい!

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完成!

次回は車体に乗せたいと思います。