路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

元祖 湯とうふ 「西山艸堂」

2011-11-29 | 美味しいもの

私が幼い頃、父が「湯とうふでも食べに行こか」というと
嵐山、天竜寺の中にある「西山艸堂(せいざんそうどう)」でした。


妙智院が出す「湯とうふ」だから本物。
それに雪見障子越しに庭を眺めて食するのは風情があって「よろしい」
と云うのが父の口癖。


で、ここを通って、昔、何度か訪れました。

今回はひさかた振りに立ち寄り懐かしく。。。

私のおぼろげな記憶では
昔は、畳の上に足を畳んだちゃぶ台のような低い板敷を置き
その中央に七輪があって土鍋をかけ、湯とうふをいただいたような気がします。

お店の方に尋ねてみると
今でも12月~3月は、七輪をお出しますとのこと。
でもテーブルの高さまでは・・・・?とのお話。
さもあらん、私よりお若い方でしたからご存じないでしょうね。
私の思い違いかもしれませんし、本当のところはどうだったのでしょう?


お寺の精進料理ですから、あまり飾り立てず簡素な「湯とうふ定食」一つのみ。
それでも、「森嘉のお豆腐」が使われ、同じく「ひろうず」も薄色ながらしっかりお味が付いています。
あと、ご飯と香の物もあって
私には、想い出も手伝ってとっても美味しく、しかも適量でした。


基本的な「湯とうふ」とか、昔のままを味わいたい方にはお薦めします。
ただし、シーズン中は予約しておく方が無難で、5時には閉まりますのでご注意下さい。



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