路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

「イカリソウのその後」と「水引草の不思議」

2011-04-30 | 今日の路地町家
昨年秋、3枚だけ葉の付いた苗をもらって植えつけた草は
綺麗な花が咲き、イカリソウと判りました。

花が終わって一雨降ると、細い茎を伸ばして
ハート型の葉を軽やかに宙に浮かせています。


中にはこんな形の葉っぱもあって、コガネムシが緑になったよう!
この日陰が気に入ってくれたようです~♪


不思議なのは、同時期に植えつけたこの水引草の葉。
最初間違って踏んでしまったのかと思った、二つのシミ。
葉の細胞を押しつぶしたようなシミですが、葉裏は何ともありません。


横から見ると、そこだけグレイの毛が密集していて・・・
と、他の葉も見てみると
全部この二つのシミが水引草の証のように付いています。

何か理由があるのでしょうか?とても不思議です。


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今年のワビスケ

2011-04-30 | 今日の路地町家
この冬、花付きが悪かったシロワビスケに
今年はたくさんの新芽が枝を延ばしました。
眩いばかりのベビーグリーンに目を凝らしてみると・・・
小枝の先に小さな芽!


これ、花芽じゃないでしょうか?
【追記】まだ早すぎますね。これは葉芽でした。


昨年は花芽ができた時、失敗したのです。
蕾が立派になりますように!もっと増えますように!
と、肥料をたっぷり与えてしまったから・・・
花芽は殆ど葉っぱに変身してしまったのでした。

今年は、ひたすら見守ることにします。
秋も深まった頃、たくさんのシロワビスケが咲きますように!



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路地町家≪楽学≫のご案内

2011-04-27 | インフォメーション
ご案内たいへん遅くなってしまいましたが・・・


路地町家≪楽学≫ 

~古文書から見た、京都の歴史とよもやま話~
 講師 : 精華大学名誉教授  橋本初子 先生
     (元府立資料館主任)


日時 : 5月13日(金)18:30開始~20:15
定員 : 20名
会費 : ¥1500(茶菓付き)
会場 : 路地町家(中京区新町錦上る)

一部 古文書についてのお話を聴講。
二部 茶菓で和みながら、先生を囲んでの質問や
    意見交換から、関連したよもやま話へ。
    古文書から読み取られた面白い史実などを 
    お聞きします。


<お申込み>
このブログのメッセージを送るから
お名前、メールアドレス又は電話番号を明記の上
送信してください。
電話番号をご存知の方はお電話でどうぞ。

≪楽学≫とは・・・
「学びて時にこれを習う 亦よろこばしからずや
 朋あり遠方より来たる 亦たのしからずや」

から引用。<学ぶことを楽しむ>を表わした<造語>です。
<古き佳きもの>に造詣の深い講師をお招きして、路地
町家ならではの<距離感>を活かし、親しく語り合い共に
楽しんで行けたら、と考えています。

少人数で気楽にお話を聞き、お尋ねもできる場です。
お気軽にお越しください。    

                    路地町家 有

【追記】今回の受付は、終了いたしました。


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山吹と山野草が咲きました

2011-04-21 | 今日の路地町家

山吹が、今年も清楚な花を咲かせてくれました。


昨年、京北に住む知人のところから貰って来た野草。
ランの一種のようですが、名前も知らないのに、いつの間にか咲いていました。
野草は強いんですね!

【追記】これは「イカリソウ」だと判明!
双六さんに教えていただきました。蘭の仲間ではありません。



これも京北で貰った「エビネ」、新芽が顔を出しています。


雑草と一緒に水引草の新芽が育っていました。
可愛い花!と撮影して拡大してみたら、これは小さな虫のようですね~

【追記】これももしかしたら、種子かもしれませんね。

ウンと暖かな日と恵みの雨に育まれて
時々寒い日もありますけど、そろそろ新緑の季節どすえ。


Comments (8)
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巽橋界隈から「いづう」の鯖寿司

2011-04-18 | 美味しいもの
海外からの観光客は本当に少なくなりましたが
桜色に染まった京都は、春を楽しむ人々で溢れています。




京都殺人事件でおなじみの「巽橋」「辰巳大明神」界隈。
風情ある佇まいに、夕方6時を過ぎても記念撮影する人は後を絶ちません。


その巽橋から少し下った(南へ行った)ところに、鯖寿司で有名な「いづう」があります。
「いづう」の鯖寿司は
日本近海の脂ののった「真鯖」と滋賀県産の「江州米」、北海道産の上質真昆布と
材料も吟味されていて、期待どおりの美味しさに出会えます。


「京寿司盛合せ」
鯖寿司の周りの昆布は外していただきます。
後で昆布だけを口に入れると懐かしい酢昆布の味、これも美味しいものです。


「鯛寿司と鯖寿司」
京の細工寿司はどれも鮮やかに手間がかけられ、見るからに「はんなり」!



竹の皮に包んだ「おもちかえり鯖寿司」も人気です。




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御室桜は五分咲き

2011-04-17 | あれこれ

御室の「仁和寺」は、遅咲き低木の「御室桜」が見ごろです。
来週まで持つてくれるかと思われますが
今日は、晴れの日曜で最高の人出でした。

  
  山門の仁王像 吽の形相

 
         花見客で賑わう境内                    阿の形相


   芽吹き始めた新緑も美しい。




                
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加茂川もきらきら光り。。。

2011-04-13 | あれこれ

加茂川も春一色!

向こうの山肌には大文字の舟形。
土手の桜は満開。
連翹と菜の花の黄色は点景となって
もちろん主役の加茂川もきらきら流れてる。
まるで舞台の書き割りみたいに春の道具立てが揃い過ぎ!


川下を振り向くと
向こう岸に芽吹き始めた椋や欅が伸びやかな樹形を見せ
空色を映して流れる川面は漣を刻む
まさに水温む春の情景!


京都は創られた都市だけれど
もうとっくに自然化してしまって、とりどりな四季を見せてくれます。




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夕暮れの散歩 龍安寺

2011-04-12 | あれこれ
お花見帰省していた子供達が引き上げて行った夕方。
少しいただき過ぎのお腹のために、散歩に出かけました。

観光客の姿もまばら
「龍安寺」近辺には静けさが戻りはじめていました。


     濃いピンクの枝垂れ桜。




鏡容池周辺は桜が見事に咲き競い、今がちょうど見ごろ。




鏡容池とはよく言ったもの。。。


日も暮れなずみ、池も眠りに着こうとするころ
私達も夕餉の準備に、もと来た道を急ぎました。






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吉野太夫花供養、震災へ配慮

2011-04-11 | あれこれ
吉野太夫花供養も、震災へ配慮した措置がとられていたようです。

例年源光庵からスタートして常照寺に入る道中が
今年は途中の駐車場から始まり、半分以下の道のりに変更され
太夫の「お練り」という歩き方も少し披露した後ストップされ
被災者への配慮でしょう、規模を抑えた静かな道中になっていました。
これはその瞬間を捕らえた映像です。 
歩き方に注目!

吉野太夫花供養震災へ配慮
↑クリックしてください。
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吉野太夫花供養 常照寺にて

2011-04-10 | あれこれ

暑いくらいの日差しの中、鷹峯常照寺にて「吉野太夫花供養」が催されました。
ここ常照寺は、吉野太夫ゆかりのお寺。
太夫のお墓があり、その供養の行事が「吉野太夫花供養」なのです。

「太夫道中」「追善供養」「お茶会」太夫による「奉納舞」「演奏」「お話」「野点」など。
常照寺入口から中はお茶席券が必要ですが、入口までは一般の方も「太夫道中」が楽しめます。


「薄雲太夫」:甲斐楠音の描いた女性を髣髴させます。


おかっぱ頭の禿(かむろ)。 その表情になぜか惹かれました。


素足に三枚歯の黒塗りの下駄をはき、内八文字で練って歩く「お練り」
この下駄は片方だけで 2kg もあるそうです。


道中は、常照寺の入口に到着。
ロケーション抜群のシャッターチャンスにギャラリーは最高潮。


桜の中、道中傘は進んでいきます。


後ろは「如月太夫」。
道中傘の「高」の文字は、嶋原「輪違屋」さんの。綺麗ですね~

【訂正】輪違屋さんの紋は、その名の通り輪が2つずれて重なった形です。
     「高」は、輪違屋さんをされている高橋家の「高」だそうです。
     どちらも優れたデザインですね!


前もってお茶席へお誘いいただいたのですが
今年は午後から予定があり参加は叶わず、とても残念でした。
来年はお友達を誘って、是非常照寺の中でも楽しみたいと思います。

晴れ渡った青空の下、春らしい華やかな催しでした。

常照寺の過去記事:鷹ヶ峯「常照寺」の月釜
            茶室「聚楽亭」と茶席「遺芳庵」




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今年も見事!山越えの藤右衛門桜

2011-04-09 | あれこれ











             ~季節は巡る~~


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「豊公愛樹五色八重散椿」 五分咲き!

2011-04-08 | あれこれ



散椿・・・花弁が纏まって花の形のまま落ちる椿の中にあって
     この椿は花弁を一枚づつ散らすため、こう呼ばれています。


   しかも一木に「五色」の花を咲かせ・・・


    更にその花弁が「八重」なのです。


  速水御舟の「名樹」はこの椿を描いた作品。

秀吉が寄進した「五色八重散椿」はすでに枯死。
現在は樹齢約120年の二世樹が花を咲かせています。





 ここは「椿寺(地蔵院)」上京区一条通り西大路東南角。


    枝垂桜も、ちらほら咲き。


忠臣蔵の天野屋利兵衛や、与謝蕪村の師に当たる夜半亭巴人のお墓もあります。
花弁が一面に散り敷かれるまで、まだまだ見ごろです。






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袋小路って、なんのこと?

2011-04-07 | 今日の路地町家
 
路地の入口に設置された「袋小路」の結界表示。
路地通路は私有地のため、「無断立入り禁止」の意味合いを「やんわり」伝えようとして
皆さんが考え出された苦肉の柵(策)なのですが・・・

やっぱり京都風は特別なのかな?
京都人はひとりよがりなのかな?。。。と思わされることがありました。

先日通りすがりの観光客が2人、この表示を見てなお興味津々。
路地探索とばかりにキョロキョロ観察しながら最奥まで入ってきて
「な~んだ行き止まりか!」と。
高齢の住人の方が「袋小路と書いてありましたやろ?」と問うと
「ふくろ小路」という名前の路地だと思ったとのこと(笑)

「袋小路」「袋路地」とは
袋状になった入り口が一つの路地。通り抜けができない小路のことですよ。
観光地京都なら、奥の奥まで見てみたくなるのでしょうね~

やっぱり説明文も要りそうですね。

    *    *    *

因みに「ウキペディア」の結界の項に例として、こんな記述がありました。

生活や作法上注意すべきなんらかの境界を示す事物が、結界と呼称される場合もある。
作法・礼儀・知識のない者は境界を越えたり領域内に迷いこむことができてしまい、
領域や動作を冒す侵入者として扱われ、無作法または無作法者とよぶ。

また、日本建築に見られる「襖(ふすま)」「障子(しょうじ)」「衝立(ついたて)」
「縁側」などの仕掛けも、同様の意味で広義の「結界」である。
商家においては、帳場と客を仕切るために置く帳場格子を結界と呼ぶ。

    *    *    *

思えば、頑丈な鍵もなく物音も筒抜けの襖を隔てて、他人同士が泊まる「旅籠」が機能していた日本です。
結界を精神的に捉える技が身についていたはずですが、現代ではそれも希薄になっているようですね。
機密性の高い住まいが発達してきた所以でしょうか?

マナーの良い「ただの見学者」まで、無作法者呼ばわりはいたしませんが
どこへ行っても、その土地に住む人の気持ちになって観光したいものですね。



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堀川の桜 開花!

2011-04-03 | あれこれ
堀川沿いに、春が来ました。


寒の戻りの合間を縫って *「ひ・み・と」みたいに少しづつ
蕾を膨らませていた桜がやっと開花しました。


満開の桜にはあまたの賛辞が送られますが
私は、この最初に咲いた一輪に湧き立つような喜びを感じます。

   
まだ冷たい空気の中で戸惑いながら咲く一輪。
そのそばで、溢れるばかりのパワーを秘めて成長する蕾が
この上なく愛おしい。


今日は花冷えでしたけれど、もう春ですね!


*「ひ・み・と」=子供の頃の遊び。ひとつ・みっつ・とお、のこと。早数え。
          オニが木や壁に向かって目を閉じ十数える間に
          遠くへ逃げる者とオニに近付きタッチしに行く者に分かれ
          みんなが一斉に動き、オニが目を開けて振り向いた時には
          一斉に動きを止める。オニが見ている間に動いたらオニに
          捕まる。(後省略)といった遊び。



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