路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

都をどり

2010-04-29 | あれこれ
過日、友人3人に「並んだお席です」と「都をどり」の招待券が送られてきました。
4月27日、雨にもかかわらず、着物に雨コートの出で立ちで
まずお昼のお食事をしてから、歌舞練場へ向かいました。
前から4列目の真ん中。 いいお席です!


「祗園甲部歌舞練場」の古風な建物と雨に新緑が映える庭


お点前は「小喜美」さん ひかえは「豆はな」さん


まずはお茶席にて お菓子とお薄をいただきます


   客はお菓子のお皿を頂いて帰ります


       公演中は撮影禁止!!


目にも華やかあでやかな、いかにも京都らしい「舞」も幕となり
帰り仕度をして引き揚げる観衆・・・

あっという間の「56分間」の舞場面でした。
この後のお茶の時間も余韻は続き、楽しい半日を過ごしました~


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京都国立博物館の「レリーフ」

2010-04-25 | 古き佳き物
「長谷川等伯展」の入場待ち行列に、並んでいる時のこと。



青空に赤レンガの外壁が映え、折からの新緑と相俟って美しい!



壁面のレリーフに目が留まり、カメラを向けていると。。。



隣で夫が「左右で形が違う」という。 が、遠くて良く解らず・・・



画面を拡大して見ると、微妙ながら違い歴然!

中心から左右に出ている葉の形が違うのです。
向かって右側の葉は、キクの葉のような形。
      左側のは、ボタンの葉のような形をしています。

明治期の各博物館を設計した宮廷建築家・片山東熊(とうくま)の仕事で
何らかの意図するものがあったに違いありませんが
おそらく気付く人はなさそうな、この位置にです!

当時の博物館への思い入れの深さが忍ばれます。

* 左右に異なる葉がデザインされた理由をご存知の方
 また推測できる方、ぜひ教えて下さい。



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没後400年「長谷川等伯」 展

2010-04-24 | あれこれ
京都国立博物館で開催中の 「長谷川等伯展」へ出掛けました。
風が強く寒い日でしたが、快晴!

ところが。。。


         駐車場はつれない満車!
   止む無く大周りに一周して戻ると、どうにか入場。


      中にも行列が蛇行していました。


  待ち時間に目を楽しませてくれる青空の風景。


     さらに行列は続き。。。


      やっと館内への階段を登ります。
 入場まで30分、長かったのか まだ短かったのか?

 【会場内は撮影禁止】

 等伯の作品は何度か目にしていますが
 特に「楓図」は、昔見た印象と異なり、退色が激しい様に感じました。
 度々目にする印刷された「楓図」の鮮やかな色調が
 以前、実物を見た時の印象を、塗り変えていたのかも知れません。

 「松林図」は、思ったより小さなサイズで、人間の思い込みの
 不確かさに気付かされます。
 このサイズで、松林に流れる霧や空気を感じさせる等伯の画量が
 この図を、大きな絵だと思わせるのでしょう。



会場をを後にした5時過ぎにも、まだ行列は続いていました。



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カミングアウト・わびすけの剪定

2010-04-22 | 今日の路地町家

                       2009/11/28


この冬
ブルーベリーの剪定教室からお誘いを受け
剪定の意味やコツを教えていただいたことがありました。
家に帰るとやってみたくて仕方ありません。
あいにくブルーベリーの鉢はなく
そこにはちょうど
たくさんの蕾をすべて咲き終わらせた
「わびすけ」が立っているではありませんか!

真面目に習ったとおりに、枝を切っていくと。。。。。



何ということでしょう!
スケスケになってしまって、庭の景色も何もあったもんじゃない。
内緒にしていましたが
えェ~~・・・・切り過ぎてしまったのです!
素人は怖いもの知らず、取り返しがつきません。



もう枯れてしまうのでは??。。。どうしようかしら~
味気ない庭を見るたびに心配ばかり ・ * 



ところが
休みやすみの温かな日差しの中で
      こんなに新芽が伸びてきました。 よかった~~! ☆

”ホッ”としました ・ * ☆

剪定もその植物の特徴を考慮した、それぞれの方法があるんですね。
今度はちゃんと聞いてからにします。


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大阪のお花見 造幣局

2010-04-20 | 遠くへ行きたい
昨日、大阪に用事があり出かけました。
風は強いけれど良いお天気です。
以前から一度見て見たいと思っていた「造幣局の通り抜け」
用件にかかる前に「大阪風お花見」を初体験すべく
予定より2時間早く家を出ました。

天満橋の駅から、すでにすざまじい人出!
そして桜が見え初め。。。そこには、かつて経験した事のないような光景が!


大阪って【たくましい】!! 桜も人も【ド迫力】です。


どの木も八重が多いのか、塊になって重そうに大きいのです。


     近付くとこってり豪華。


  これは、ふっと息抜きできそうな「思い川」



「須磨浦普賢象」
花色が黄緑色に変化した物で、開花終期には基部から赤色に変色する。とか。




     「紅手毬」大きな手毬ですぅ。。。


この門の、内側と外側、そして更にその植え込みの外側に分かれ、人が流れて行きます。


「欣明門」と「鉄柵」についての説明。
鉄柵の先端にある「大」のような形は、当時の「大坂」の大から来ていると・・・

隣合わせなのに、大阪と京都で、これほど違った文化が花開いたとは!
面白いですね~
なにも食していないのに
なんだか満腹になって「通り抜け」をあとにしました。









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路地町家の見学 by 「棟梁塾生」

2010-04-19 | 今日の路地町家
繰り返す寒の戻りが、春を遠ざける今年の4月。
それでも坪庭のヤマブキは
「本当なら、夏日があってもいい頃よ~」とでも言いたげに
白い可憐な花を付けました。
そんな「路地町家」に今日はたくさんのお客様です。
2007年、この町家の改修をお願いした「京町家作事組」の方と
本年度の「京町家棟梁塾」新入塾生(15名)の皆さんです。

「京町家棟梁塾」とは
  京町家を支える伝統構法を真摯に学び
  引き継ぎ、自らの創意と工夫を加えながら
  次の時代に引ぎ渡すことのできる
  職方の育成を目標とした塾。      です。




塾長のお話しを正座で聴講。行儀作法も町家理解の第一歩なのでしょう。



理事長 梶山氏、塾長 荒木氏、から改修時のポイント説明がされ。。。



天井板はモミだったとの解説に、目を凝らす塾生達



総二階建基本型の「町家見学会」
ヤマブキの花は風に揺れながら、静かに見守っていました。

また、頼もしい後継者が育ってくれますように~!







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美しいフォルム! in 仁和寺

2010-04-13 | 古き佳き物
やはり御室 仁和寺。
桜以外にも様々な見どころがあります。



二王門を入って左手に見える旧御室御所の 「勅使門」
檜皮葺き四脚の唐門は 明治二十年に罹災し大正初年に再建されたもの
日本古建築の意匠を採り入れ設計 王朝風に再現した近代の名建築
扉や欄間の装飾も素晴らしい! 



この透し文様の緻密なパターン惹かれます。。。



境内の一角にある弘法大師の「御影堂」
檜皮葺きの屋根の勾配が シャープな曲線を描きます



上から「火焔宝珠」「受花」「伏鉢」「露盤」



源氏物語絵巻にも登場する「蔀戸(しとみど)」
格子の寸法は様々あれど この細かさも白と黒のバランスが良く重みがあります
蔀戸などは住宅風 頂部の宝珠は仏堂風
内部は内陣外陣を板扉で分けた造り 簡素で美しい



寺の外周を巡る 「瓦土塀」
瓦を挟み込み 美的観点と強度を兼ね備えた造形
瓦のリサイクルも自然。。。



手積みの味が風情を醸し出す「瓦土塀」

* 更に細部を観察すれば、興味は尽きません。
  楽しみは、まだまだたくさん隠れていますね~


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透明なピンク 「ミツバツツジ」

2010-04-12 | あれこれ
桜が散り始め
遅咲きの「御室桜」の開花を待つ頃に咲き出すのが、この「ミツバツツジ」!
花が終わると、三つの葉をつけるためこの名がつきました。





ただのピンクではなく、透き通ったパープル系のピンクです。
写真からこの透明感が伝わるでしょうか?



もしかしたら桜よりも存在感がある「ミツバツツジ」



ツツジ、サクラ、カエデ、マツ、青空を背に、春色の饗宴でした~

* 新緑が芽吹き始めた頃、山の中を行くと
  突然、ハッとするような鮮やかさでこの「ミツバツツジ」が現れます。
  それはもう、この上なく感動的です!



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御室桜はまだ蕾も

2010-04-10 | あれこれ
10日土曜の朝、雲は出ているけれどいいお天気です。
仁和寺(御室)まで、ちょっと散歩にでかけました。
まだ人もまばら、朝の空気は清々しく華やかな桜が迎えてくれます。





桜に似合う五重塔がすっくと建っていて
ところが、何やら今一つ明るさが足りない。。。



桜も種類によって開花時期が異なり
いわゆる「御室桜」といわれるここの桜は、開花時期が遅いのです。
しかも、今年は急な冷え込みが繰り返し、この時期でも
まだ全て開花とはいかなかったようです。



彼のみどり色の桜「御衣黄」もこの通り。



この背丈の低い桜が満開になれば
それはそれは上品で、桜に顔まで埋もれてしまうような
幸せな気分になれるのですが・・・



お昼前になると、人出はこんなにも増え、気温も上昇。

来週あたりが満開の見頃になりそうですね。
どうぞお出掛けください!
(ただし暖かな日が続くと早いかも)

でも来た甲斐はありました! 綺麗な○○○を発見!!・・・つづく


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暮れなずむ「広沢池」と「続・絶景桜」

2010-04-04 | あれこれ
昨夜の「夜桜」の昼間の姿が見たくて
「堀川桜まつり」終了後に広沢池へ廻りました。
日が長くなり夕刻6時過ぎでも、まだ穏やかな風景が広がっていました。



           暮れなずむ広沢池の水面





「アオサギ」も今日の漁を終え、静かな眠りに向かいます





山の稜線の描くなだらかなカーブは、桜を一層引き立て更に華やかに・・・



今年の桜は、直前に降った雪と晴天の後押しがあって、素晴らしく見応えのあるものとなりました。
頭の中には春の曲がエンドレスで流れています。
今夜は軽やかな反響音に誘われながら、眠りに落ちることになりそうです。。。


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堀川桜まつり

2010-04-04 | あれこれ
昨年完成した堀川河川敷で、今年も「桜まつり」が開催されました。
ちょうど二条城の前あたりから一条戻り橋まで
きれいに咲き揃った桜のもと
流域にあたる各小学校区の自治体や会社が、テント張りの出店を担当。
お茶会もありで大賑わいでした!





暑いくらいの日差しに、人出も好調。
私達のグループが担当した「やきそば」と「フランクフルト」の出店も
早々と完売させていただきました~!



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夜桜 ・ ・ ・ 絶景! 

2010-04-04 | あれこれ
京都広沢池の畔にある 「平安の郷」 の 「観桜会」 監修:佐野藤右衛門
そのライトアップ(18:30~20:30)に出かけました。
5日まで、昼間は10:00~16:00 無料開放です!





              みごとな「桜」 ・ ことばもありません。。。。。小川に写る姿も華麗。。。





凍えるほどの寒さでしたが、休憩所には囲炉裏やストーブがあり
お茶の接待かといただいたのが「おぜんざい」
温まりました ご馳走様でした~


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路地町家で「朗読発表会」

2010-04-03 | 今日の路地町家
花冷えの土曜日、路地町家で、朗読会が開かれました。
<佐野真希子「朗読教室」受講生 第6回朗読会>が正式なタイトル。
テーマは<Color Story>





路地町家の古い椅子が、今日は舞台のメインチェアーに。 やがて、町家に軽快なジャズが流れ~~ 



声(音)で聞く<Story>は、聞き手それぞれの想いが綯い交ぜとなって、鮮やかに浮かび上がります。



前半の終了。 左端は、佐野真希子先生。
ジャズボーカリストととして「音」との関わりから「朗読指導」を始められた。とのお話でした。
才能溢れる美しき指導者です。 写真は「グラス・マーケッツ」で。


         音楽担当 宮澤孝之氏 リハーサル風景
         
          構成担当は 池田長十氏


実は、京都を中心に活躍中の朗読劇集団「グラス・マーケッツ」が彼らのグループ名。
正確には
「朗読・芝居・音楽など<声>を通した様々なスタイルで<言葉と音>を表現するヴォイス・ユニット」
洗練された感性がその人間性にも感じられる、魅力的な人々でした。

今年は楽町楽家イベントにも参加
路地町家で 『 朗読カフェ 』 を開いて下さることになりました!
  ~5分ほどの朗読メニューの中から、お好きなのを選んでいただきます~
5月22日(土)午後3時~5時
料金¥1000(1ドリンク付き)  ・予約不要

ぜひお越しください。





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