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「江戸の武士」  ”武士の食卓,, 2

2009年08月29日 10時38分05秒 | ビンちゃん
下級武士の食事

一日、三食になったのは江戸時代の中期の元禄以降になってから、それまでは、

武士も町人も一日二食が普通でした。元禄以降も二食の人もいれば三食の人もいた

し、その日によってまちまちでした。細かい規則に縛られていた武士も食事の回数

に関しては案外大ざっぱでした。

食事の内容は両方ともたいした違いはなかった。

特に下級武士は経済的余裕がなかったので質素でした。

朝食はご飯に味噌汁と漬物、昼と夜は朝食の残りに1~2品、おかずをプラスした

程度です。おかずといっても野菜の煮物、魚の干物、ひじき、豆腐があれば御の字

でした。独り者は男が毎日自炊していたわけでもなく、もっぱら賄い屋という業者

を利用していた。注文すると料理を運んで来てくれた。

そのほか惣菜を岡持ちに入れて歩く振り売り、菜屋と云う店売り、とそれぞれを利

用していた。又、下級武士の中には庭に野菜を作ったりしていた。武家は狭い町家

と違い、30俵取り位の貧乏侍でも、100坪程度の敷地を与えられていたから十分な

スペースがあった。グルメな食生活を堪能出来たのは、大名クラスで、選りすぐり

の食材を用い、お抱えの料理人が腕をふるって、刺身、酢の物、煮物、焼き物と、

バラエティーに富んだ料理を楽しんでいた。

この味が今日の日本料理の原点になったのです。     byビンちゃん


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