たまたまYouTubeを見てたら、
「がん患者の心理療法で、10年生存率が改善」というのを見つけた。
臨床腫瘍学雑誌2007年7月1日号(pp2702-8)で発表されたものらしい。
対象は、ドイツ・ハンブルグ大学病院において、1991-3年消化器がん(食道・胃・大腸・肝臓・膵臓)手術予定の患者271人
心理療法をした患者136人と、しなかった患者135人に分けて比較したとのこと。
心理療法患者には「外科手術等+心理療法」、心理療法なしの患者は外科手術のみ。
で、心理療法は入院期間中の手術前後に、セラピストが患者別に平均6.9回、3時間40分おこなったそう。
心理療法の内容は「診断や治療に関する情報が30%」「生活、将来予測、人間関係、感情についてそれぞれ10-15%」「死、沈黙、おしゃべり、それぞれ5%」で、
技法としては、「支持療法81%」「リラクセーショントレーニング5.8%」「精神分析0.9%」だった。
その結果、2年後の生存率が、心理療法をした患者群は50.7%(69/136)、しなかった比較群33.3%(45/135)という結果で、
10年後の生存率は心理療法をした患者群は21.3%(29/136)、しなかった比較群は9.6%(13/135)という結果になった。
これってスゴイと思う。
心理療法といっても、支持療法が8割で、内容は情報提供と相談というから、専門家じゃなくたってできるんじゃない?(少し甘い?)。
でも、患者は情報提供を求めたり相談をしたほうが、生存率が高くなる(可能性がある)ってことでしょう、ヤッパリすごいと思うな。
この研究で、実際に生存率が改善された理由には下記の仮説がある。
「直接効果」として・・・
心理療法をしたことにより、ストレスが低下し、免疫能があがって、転移や再発をしなかったので生存率が改善された。
「間接効果」として・・・
心理療法をしたことにより、十分な情報を入手し、相談すたことにより、気持ちの整理ができて、退院後も積極的に治療をしたから、転移や再発が減って生存率が改善された。
いずれにしても、すごい報告だと思う。
それに、わりと簡単にできることじゃないかと思う。
セラピストじゃなくても患者さんへ情報提供などで積極的に関わることで、生存率が上がる可能性があるってことでしょ?
こういうところでこそ、ピアサポートが活きてくるんじゃないかな…と思うMilky姉さんでした。
「がん患者の心理療法で、10年生存率が改善」というのを見つけた。
臨床腫瘍学雑誌2007年7月1日号(pp2702-8)で発表されたものらしい。
対象は、ドイツ・ハンブルグ大学病院において、1991-3年消化器がん(食道・胃・大腸・肝臓・膵臓)手術予定の患者271人
心理療法をした患者136人と、しなかった患者135人に分けて比較したとのこと。
心理療法患者には「外科手術等+心理療法」、心理療法なしの患者は外科手術のみ。
で、心理療法は入院期間中の手術前後に、セラピストが患者別に平均6.9回、3時間40分おこなったそう。
心理療法の内容は「診断や治療に関する情報が30%」「生活、将来予測、人間関係、感情についてそれぞれ10-15%」「死、沈黙、おしゃべり、それぞれ5%」で、
技法としては、「支持療法81%」「リラクセーショントレーニング5.8%」「精神分析0.9%」だった。
その結果、2年後の生存率が、心理療法をした患者群は50.7%(69/136)、しなかった比較群33.3%(45/135)という結果で、
10年後の生存率は心理療法をした患者群は21.3%(29/136)、しなかった比較群は9.6%(13/135)という結果になった。
これってスゴイと思う。
心理療法といっても、支持療法が8割で、内容は情報提供と相談というから、専門家じゃなくたってできるんじゃない?(少し甘い?)。
でも、患者は情報提供を求めたり相談をしたほうが、生存率が高くなる(可能性がある)ってことでしょう、ヤッパリすごいと思うな。
この研究で、実際に生存率が改善された理由には下記の仮説がある。
「直接効果」として・・・
心理療法をしたことにより、ストレスが低下し、免疫能があがって、転移や再発をしなかったので生存率が改善された。
「間接効果」として・・・
心理療法をしたことにより、十分な情報を入手し、相談すたことにより、気持ちの整理ができて、退院後も積極的に治療をしたから、転移や再発が減って生存率が改善された。
いずれにしても、すごい報告だと思う。
それに、わりと簡単にできることじゃないかと思う。
セラピストじゃなくても患者さんへ情報提供などで積極的に関わることで、生存率が上がる可能性があるってことでしょ?
こういうところでこそ、ピアサポートが活きてくるんじゃないかな…と思うMilky姉さんでした。