大晦日、
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
今年は東北の大震災があり、
人々の価値観も大きく変わった年になったのではないかと思います。
私は今年最後にお会いした先生が、
福島の医療現場に深くかかわっていらしたことを知り、
驚きと、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
思えば、2002年の大晦日。
移植を控え一時退院中の弟を囲んで新年を迎えるとき、
先が全く見えず、10年後の今日を思い描くことなどできませんでした。
だから・・・
福島の被災された皆様も、今は悲しみの中の人たちも
10年後に「あの頃」として振り返る日が必ずやってくることを信じてほしいです。
あと1時間あまりで2012年。
この10年、得体の知れない「何か」にいつも怯えていました。
でも、その怯える時間が年々短くなり、
次第に忘れる時間が長くなり、
記憶も薄れていったように思います。
来年からは、思い出す時間のほうが短くなるのかもしません。
こんなことを思いながら過ごしている大晦日です。
皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。