随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

作業服、ユニフォーム、つなぎ

2005-02-16 21:07:46 | 仕事・ひと

今日は、松本市内も雪でした。そんな中、当社の仕入れ先の営業の方が来社されました。当社が取り扱う作業服・ユニフォームメーカーの営業の方が2~3ヶ月に1回程度は来社され、情報交換をするわけですが、アパレル業界修行中の私にとって、様々な知識が得られるチャンスなので、仕入れ担当でもないのですが、打ち合わせには参加するようにしています。

午前中のS社の営業の方とは、初めてお会いしました。こちらの会社は、今年の夏から、「扇風機付き作業服」を本格的に始めたようです。冗談かと思いきや、本当に、作業服に電池で稼働するファンを取り付け、外部からの空気を採り入れ、首や袖口から風を抜くことで、体温を下げる作業服を作ったようです。上半身を扇風機にあて続けたような感じになるそうで、確かに涼しくなるし、エアコン代も節約できるかも。こういう「アイディア商品」は、売れなくても話題作りにはなりますね。今年の夏は扇風機付き作業服を着て営業活動に行こうかと思い始めました。

やはり作業服業界もマーケットが縮小傾向にあるせいか、画一的な作業服を提供するのではなく、さまざまなワーキングシーンを想定したニッチなユニフォームのマーケットの開拓を始めているようです。今年から販売を開始する、という「カジュアル・サービスユニフォーム」のカタログを紹介してもらいました。ここでは、シャツ、ポロシャツからトレーナー、エプロンにいたるまで、様々なショップやサービス業用のユニフォームのラインアップで、カタログとしてよくまとまっていると思いました。「着るとやせる(かも)」とか「着ると肌がすべすべになる(らしい)」とかいうポロシャツもあるし、さっそく当社のホームページに掲載しようと思っています。このカタログを見ていると、いろいろなワーキングシーンが想像できます。どんな職場(お客様)に、どんなユニフォームを提案できるか、ある意味、当社の提案力が問われることになりそうです。

午後来社されたのはK社の営業の方。こちらの会社は「つなぎ(オーバーオール)」が有名なメーカーです。こちらも、昔ながらの「つなぎ」だけではなく、「ノースリーブつなぎ」やら「キッズつなぎ」やら「Casual Active Tsunagi」やら、F1レーサーが着るような「ピットスーツ」など様々なつなぎを発表してます。つなぎは、職場での統一のユニフォームというより、個人が趣味で買う、という面もあるようで、これまた、さまざまなワーキングシーンに提案できる可能性を感じました。「つなぎ」はトイレの関係があって、女性にはなかなか売れないそうです。そこで「お尻が開く」つなぎを開発したそうですが、つなぎは開いても、その下の下着がおろしにくくてやっぱり売れなかったそうです。そんな話を聞くと、有名メーカーの陰には、いろいろな苦労や試行錯誤や、そして笑い話があるんだなと感心しました。

いま、日本全体が、そんな試行錯誤をしていますが、当社もしかり、今までも、そしてこれからも試行錯誤が続きそうです。