随所随縁

所に随(したが)い、縁に随い、時に随い、想いに随い、書き留めていきたい。

幼稚園訪問

2005-02-04 22:04:18 | 仕事・ひと

本日は立春。そろそろ春の気配がただよう頃ですが、幼稚園、保育園にとっても新入園児を迎え入れる季節になりました。どこの保育園、幼稚園でもこれから3月にかけて、一日入園や入園説明会で大忙しとなります。私が勤める会社でも、このシーズンは、新入園児の園児服や園児用品の販売で忙しくなります。

最近は、幼稚園・保育園でもあるいは保護者の方々の間でも、園児(子ども)の「健康と安全」に対する意識が高まっています。「健康」に関して言えば、一昔前は、子どもは太陽の光をいっぱいに浴びて遊んだものですが、オゾン層の破壊が進む現在では、紫外線から子どものナイーブな肌や体を護ることが求められています。環境省からも「紫外線保健指導マニュアル」が出ていますが、保護者からの要望や、幼稚園・保育園の方針として通園時や屋外での活動に「UVカット帽子」を導入する園が増えてきました。「日焼けした小麦色の肌」というのは、決して「健康的」ではなく、「紫外線が皮膚や体を痛めるのを防ぐための防衛反応」と見るべきなのでしょう。特に肌が弱く、新陳代謝の激しい子どもにとって、紫外線は皮膚の細胞や免疫系への影響が大いため、適切な紫外線対策は重要になると思われます。

「安全」に関して言えば、地域として園児の安全を守るということで、園児服の効果が見直されつつあります。園児服を着た園児が歩いていれば、地域の大人たちが、地域の園児を見守ることになります。制服というと、「自由を束縛する、個性を失わせる」という意見がありますが、それは中学生・高校生の場合であり、元気に遊び回る園児たちを見ていると、制服など着ていようがいまいが、個性的で、精神的にも自由奔放です。どちらかというと「躾」という観点から見た方がよいでしょう。同じ園児服をきている園内では、ごく自然に年少園児の着替えを年中・年長のお兄さん、お姉さんが手伝っています。そうして、きちんとTPOで服を着る・脱ぐということを覚えるようです。

もう一つ「安全」といえば、やはり「防災」に関わることでしょう。当社でも「防災ずきん」なるものを取り扱っていますが、園として、あるいは地域・自治体の防災対策として、この「防災ずきん」を採り入れるところが増えてきました。ということで、本日は、防災ずきんの販売で松本市内の幼稚園におじゃましました。

この幼稚園では本日が一日入園ということもあって、活気にあふれていました。新入(予定)園児にとっても、突然の環境変化だたでしょう。泣きだす子あり、具合を悪くする子もあり・・・。幼稚園から、新入園児の保護者に対する説明があり、そのあと、園内の遊技室で園児服や園児用品の販売がありました。サイズを見るため、むずかる子どもにむりやり園児服を着せるお母さん、さっそく、まわりにある遊具を使って遊び始める子どもたち、、購入したメトロ帽子をかぶって走り回る子どもたち、そして、そんな子どもたちにきちんと目を配っている先生方・・・その喧噪の中で一個でも多く防災ずきんを売ろうとする私・・・。そんなこんなで、一日入園も無事に終わりました。4月から新しい生活が始まる子どもたちには、幼稚園生活を楽しんでもらいたいと思いました。がんばれー