カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

PNEエッセイ「科学する心-アリンコ提言-」

2006年11月10日 | サイエンス
今日は『蛋白質核酸酵素』2005年10月号に掲載された私のエッセイ「科学する心-アリンコ提言-」を紹介します。(タイトルをクリックするとPDFファイルがダウンロードできます。)

このエッセイを書いた後、細胞周期の研究で著名な増井禎夫先生(トロント大学名誉教授)に見ていただいたところ、共鳴する旨のご返事をいただきいたく感激しました。この稿でも、ビッグサイエンスの件に関して私なりの考えを紹介したつもりです。科学は人すなわち頭脳が生み出すものであって、科学する感性を育てることが、研究者の育成にも大事だと痛感しています。

若い人たちは、どうか自分なりの科学する心に磨きをかけることを第一に考えて、自分の道を邁進してほしいと願います。すでに敷かれてあるレールを探すのではなく、自分の行くべき道を自分で見つけだすことが大切だと思います。失敗を恐れずに前進あるのみです。信念を持って突き進めば、必ずや道は開けることでしょう。


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