カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

お盆に思うこと

2005年08月14日 | 日本
音楽の話しをすると、高校時代の旧友がネットを通して会いに来てくれました。驚くと同時に感謝の気持ちで一杯になります。わたしは名古屋にある南山高等学校を1975年に卒業しました。大学を有するカトリックの私立校で男子部と女子部がありました。竹下景子さんは同校の女子部出身です。卒業後、私は北海道大学に進学しました。南の山のスクールから北の海のスクールへ行ったわけです。「青年よ大志を抱け」というクラーク博士の言葉にひかれたというよりも、北の大地ののびのびした雰囲気にあこがれた、というのが純粋な気持ちだったように思います。そして、期待した通り、学部の4年間ほんとうにのびのびとした楽しい学生生活を送らせてもらいました。私は、南山高校も北海道大学も本当にかけがえのない多くのことを教えてくれた愛すべき母校だと心から思っています。話しはかわりますが、私がまだ小学生の頃、祖母が占い師に「この子は将来どふなるか?」と聞いたのを今でも鮮明に覚えています。その女性の占い師は「どこか遠くへ行く」といったことも覚えています。そして、幼い私の心に思い浮かんだ「遠く」とは、アメリカの五大湖のあたりというものでした。おそらく、授業で五大湖の名前を暗記させられていたころだったのでしょう。そして私は今、五大湖の一つオンタリオ湖畔の都市トロントに住んでいます。はやくも15年目です。その前のアメリカ・メリーランド州での3年を入れると、日本を離れて18年も経ってしまいました。月日の流れるのは早いものです。皆さん、お盆休みをお楽しみください。