ロマンシエ

『ロマンシエ』　原田マハ　読了

～政治家を父に持つアーティストの卵・遠明寺美智之輔は、
恋愛対象が同性の乙女な男子。同級生の高瀬君への恋心を
秘めたまま、日本の美大を卒業後、単身、パリへ留学した。
ある日、美智之輔は印象的な風貌の羽生光晴という女性と知り合う。
偶然にも彼女は、美智之輔が愛読する超人気小説の作者で、
訳あってリトグラフ工房に匿われていた。過去に、ピカソなどの
有名芸術家たちが作品を生み出してきたプレス機が並ぶその工房で、
リトグラフに魅了された美智之輔は、光晴の生活をサポートしつつ、
リトグラフ制作をすることになるが―。～

読み始めはちょっと好みの話じゃないかもなんて思ったけれど
気がつけば美智之輔を全力応援してる自分がいた

そう、一生懸命な人って応援したくなるもんだよね

彼（心は女子）の心の葛藤（脳内会話）をきいて
同感したり励ましたり涙したり

がむしゃらになれるものがない時もあるし
ただなんとなく毎日が過ぎて行くってのもよくあること

だからもし偶然にもそんな“キラリ”に出会ってしまったら
迷わず捕まえなきゃって


この小説、話の中に登場する展覧会が実際に開催されたらしく
（もちろんもう終わってる）
見に行きたかったなぁ