直江実樹 naoe-miki / Radio Perfomer 's Blog

短波ラジオ奏者直江実樹のライブスケジュール活動報告等のブログ

11/13 溶鉱炉7 at 中野HeavySickZero

2005-11-23 11:46:44 | Weblog
結局、B2ラウンジでは楠木菊花さんのパフォーマンスの終わり際を見たぐらいで、ほぼ、B1のライヴフロアに居ました。
ご飯で、ウシトラさんは最後の曲のみでしたが、山崎怠雅バンドは片付けながら、ドア前で全部聴けたし、骨肉ビール、灰野敬二さんは全て、贅沢なトップバッターではありました。
何より、PAが居て安心して轟音をぶちかませるのが、好かった。

SET・LIST
1.インプロ
2.電脳博徒~赤じゃネエ黒だ
3.NAUSO
4.'exit'

前日のリハで電脳として初めてはっきりと楽曲を打ち出すライヴになることが判った。
曲を削って、かなりタイトになって、フィジカルさを打ち出す。
会場でのリハで私の久々のスタンディングプレイになってこれが功を奏したのか、リハをさらにフィジカルに展開できたライヴになった。
インプロでは、より判りやすく掛け合いをやってみたり、インプロのスリルよりは肉感的なノリで責める。今回短波では初導入のエフェクト群、ハーモニーにコンプにイコライザーが後半から、音のハードさと柔らかさを以って電脳らしいイメージの新たな短波ノイズ突入となったかな。
何より、terra D/Aくんの進化、トラックメイクした楽曲はいずれも手を加え、更にライヴで生の展開で、ターンテーブルやサンプラーを使う、「電脳博徒」のファンクなリズムも毎回、新展開、キックの責め具合はどんどん気持ちよくかつハードコアな印象になっていく、和太鼓エディットテクノ「NAUSO」も更に音が重なる。
「'exit'」ではお客さんが踊りだす、ステージの高みの好さは、お客さんのレスポンスを知ることだったのか。空間の音の混ざり具合、やはり天井は高い方がいい、町田プレイハウスを少し思い出す。
親子連れのトランス好きな感じの人が一家ごと踊っていて、嬉しかったです。
「'exit'」ではカオス的なノイズをカットアップ的に挿入。これ短波をピックアップマイク4本使っているので、MTR2台使い。
「'exit'」はこれまででベストな出来だったと思います。

DJdbqpさんの選曲ミックスも電脳とベストマッチ。好い空間になったのでは。

機材多すぎで、毎度撤収など、関係者の皆様にご迷惑おかけしますが。

撤収している間に山崎怠雅さんのライヴをドア越しに最後まで聴きました。バンドスタイルで1曲目からぶちかまして、そのままの勢いで突っ走りましたね。唄もハードにシャウトしても綺麗に声が響いているし、メロディ、ノイズも軋むハードなサウンド。弾き語りの時も思いますが、上手い、巧い、聞き込んでしまう。
ウシトラさん、ラストソングでしたが、ソウルフラワーを思い出すようなドメスティックなグルーヴ感で、踊り出したくなりました!
骨肉ビール、前回のPlan-Bで、チバ大三さんのパフォーマンスに圧倒されましたが、そのチバさんがこいつには勝てないという斉藤睦さんとのユニットがこれ、チバさんのベースとハイハット、斎藤さんのバスドラ、掛け合いの怒涛感がたまらない。斎藤さんの声、かなり好きです、こういう声はエレクトリックにも合うはず。ギターも意外にUKでシャープ!
チバさんはソロじゃないこともあって、エキセントリックな疾走感は控えめながら、斎藤さんと拮抗。スリルあるユニット。朝まで呑みたいお二人です。宇多田ネタに笑いつつも、サウンドの楽しさが、かつシリアス、クールという点においては電脳のスタンスとも近いと勝手に思い込みました。
灰野さんはソロは初見です、今まで、クリチャンマークレー+大友良英、ジョンゾーンズコブラ東京作戦八木美知依部隊、ツジコノリコ、とこれで4回目。圧巻、完成されてます。

まあ、電脳として色を添えることは出来たかなと。
何より、ライヴ後、沢山の方からいろいろ話しかけられて嬉しかったです。

前回前々回も書いたかもですが、溶鉱炉はとにかく、雰囲気がいい、好い緊張を戴けるいい空間、大切なイヴェント。
闘う意識が出演者、観客両方に渦巻いていて、楽しい限り。
このまま、みんな踊りだして街をデモするくらいの勢いがついたら、なんてイメージしてしまいます。
今後ともいろいろ関われると幸いです。

何よりも呼んでいただいた恋川さん、出演者、観客のみなさま、会場のHeavySickZeroに感謝。
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船はみんなを乗せてどんどん進んでいる Vol.8

2005-11-19 02:35:47 | Weblog
とうとう明日日曜日の夜となった。

これ、読んでくれるかな?

2005年11月20日の高円寺無力無善寺での電脳ショックボーイズによるライブ企画
「だいじょうぶマイフレンド、第二席」

introducing members

小さなポイントから、「世界へと響き渡る無限に広がり続ける音」の波動を纏いつつ、黄金の櫂をあやつる人々を紹介していきます。

第二席の今回は、ポエトリーリーディングあり、舞踏あり、と、「音楽」的要素はかなり曖昧にした。

「音」の有り様としては、かなり、実に「音」である筈だと確信しています。

何より、以下、紹介する今回参加していただいた方々に感謝。

●モザイクフリー●
19:00~

ベース、サンプラー、ギター、テルミン、キーボード、ドラム、流動的に担当を変えつつ、全員が歌う、マルチシステム4人組(復活してれば5人?)

ある側面を事実「モザイク」的に捉えて見るのだ。5人5様、全員が唄う。(但し、今サックス+フルート+ギター+唄の山田氏が休業中)
演劇的なステージング、諧謔的な物語る唄、アンダーグラウンドでパンキッシュでいてゴチックな耽美性、バンカラにも映るオルタネイティヴなフォーキーさ、フェイクジャズな瞬発力、音のインパクトの心地よさを導くSE的ノイズコラージュストリートというよりは路地裏のその風情には、レベルミュージック的な強靭さと虚弱さの同居している。
彼らの音のパノラマの徹底した蛇足的な過剰さは「粋」なのである。

モザイクフリーはいち早く無善寺でイヴェントを企画、電脳をどこよりも早く紹介していただいた内の一つでもあります。私の別企画、ユニットでもお世話になってますし、富山でも対バンさせていただいております。

ジャンクミュージック節がローリングストーンし続ける「モザイクフリー」だ!!(お笑いスタ誕の山田康夫の感じでMC)

●Sekt(恋川春町+楠木菊花+山崎怠雅)●
19:50~

ポエトリーリーディング、女性二人に、ギター猛者一人。

フロントとなるポエット二人にずっとお聞きしたいことがある。
自分の声について、どう思っているのだろうか?と。
声の響きにおいて、多分に叫びに対してデメリットを包合しつつ、「Howl」ということの生と性の交錯を文学的言葉の暴力を叩きつけるというか、波打つようにそのテンションを持続爆発させていく、恋川さんと、声の響きのアドヴァンテージをサディスティックな武器と確信的に展開しつつも、その言葉のカットアップを視覚的佇まいと、実に礼儀正しい紡ぎ方で、言葉を滑り込ませる兵器としての楠木さん。
その受け皿たる音のうねりを、のたうちながら、自分の文脈に囚われず、格闘し続ける山崎さん。
ストレートに揺らぎを魅せる、闘う、もがく。
言葉は意味を忌み放ち、空間を抉り取り、中空にポッカリと風穴に何だかわからぬ漆黒を描き出す。
立体化したその漆黒としての言葉は、最早、この三人の肉体である。

この三方が主催参画する定期朗読会「溶鉱炉」にも呼んでいただいて、そのイヴェントの持つパワーに圧倒されています。今、一番刺激的なイヴェントの一つです。

それぞれのソロ活動がメインたるお三方を一つの形に、贅沢してしまいました。

●謹成祝花solo●
20:35~

舞踏であって舞踏でなく。

体躯のWaveそのものをBeatとして展開する、ステージ上の彼女は、何らかを照射した物体。
光を浴び、息を弾ませて、連続していくそのモンタージュの中に私はいつもイメージを紡ぎ始める。
イメージとはおよそ文学的なものではなく、行為そのものであり、空気の波動の一瞬一瞬を音で拾いつつ、見る側では脳内のダンスを繰り返す。
白く黒く、モノクロームに衣を纏った肌を縫うように震撼する軌道がメロディ。
奏でられるのは崇高な不協和音。ノイズそのもの。
ノイズが宙をいざなうさまを音楽と呼んでも好い筈だ。

昨年、偶然ペンギンハウスで彼女のパフォーマンスに出会えたことは、私にとって事件でした。音響自動書記+サックス奏者の八木橋司さんを介して、競演も果たしましたが、今回は彼女のソロを電脳の対バンに、そして、セッションという、夢の実現となりました・

とにかく、

息ははずんで、足を踏み鳴らすのである。

●電脳ショックボーイズ●
21:25~

ホーメイ+サウンドメイク vs 短波ラジオ一代男

音の実体が膨張していく揺らぎを伴うその「音ざま」を露わに、顕わに、聴き手の体を透過させていく。
強さと美しさへと、電脳はどんどん向っている。

いつか居合い抜きみたいに、二人で佇むだけのステージをやりたいね、眼前では聴衆の「ユリイカ」な叫びの表情を捉えながらね、terra D/Aくん!

特別なものなど何も無い。

船はまたまた進みます!

イメージの荒野にて

2005/11/19
電脳ショックボーイズ / naoe-miki

残念ながら、諸事情により参加中止となったSeedMouth氏、dr.pulse氏。
今回出演の方々との縁となった方々、栗山渉氏、千田哲也氏、大上流一氏、中川一郎氏、及川禅氏、TUAA、八木橋司氏。
ご協力いただいた椿茂雄氏、佐藤信昭氏。
そして、何より無力無善寺と無善法師様に感謝いたします!!
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告知pt1+pt2

2005-11-05 11:55:36 | Weblog
怒涛の恋愛2ウィーク

●11月13日(日)
溶鉱炉7
at 中野HeavySickZero
18:00開場 18:20開演
入場料2000円(予約あり)
入場券予約・その他お問い合わせ→mnatsuko@k9.dion.ne.jp(恋川春町)

Heavy Sick Zero
〒164-0001 東京都中野区中野5-41-8 カースク中野B1,B2F  TEL 03-5380-1413
URL http://www.heavysick.co.jp/zero/
JR中央線・総武線/地下鉄東西線:中野駅北口下車。中野通り直進・早稲田通り右折。
mos burger過ぎた先、合カギ屋さん『鍵の救急車』地下。

地下一階フロア
灰野敬二(スペシャルゲスト)
骨肉ビール(チバ大三、斎藤睦)、ウシトラ(片平誠 、中村一清 、藤井淳一、岸本貴之、内藤励)
山崎怠雅、電脳ショックボーイズ

地下二階ラウンジ
桑原滝弥、泉俊行、ジュテーム北村、楠木菊花、青木太郎本人、佐藤yuupopic、あまお、児玉あゆみ、GアルファMI、恋川春町

DJ
dbqp、MURA

展示
おしょー、正成みゆき、佐藤友美

定例朗読会溶鉱炉公式サイト
http://www.h4.dion.ne.jp/~narcisse/youkouro.htm


11月20日(日)
電脳ショックボーイズ企画「だいじょうぶマイフレンド、第二席」
at 高円寺無力無善寺

1500yen(1drink)

18:30/Open
18:50/Start

seedmouth (from 富山)
謹成祝花solo
sekt<セクト> (恋川春町+楠木菊花+山崎怠雅)
モザイクフリー
電脳ショックボーイズ+謹成祝花 <mix-supported dr.pulse>

電脳ショックボーイズHP
http://type123.moo.jp/denn_top.html
無力無善寺
http://crazy-pla.hp.infoseek.co.jp/
謹成祝花HP
http://www.shukuka.org/
モザイクフリーHP
http://www.yamato-nadeshiko.com/MOSAIC/
seedmouthHP
http://h-tane.hp.infoseek.co.jp/
NARCISSE HP(恋川春町)
http://www.h4.dion.ne.jp/%7Enarcisse/index.htm
山崎怠雅
http://www1.ttcn.ne.jp/~nageyarism/
楠木菊花
http://members.at.infoseek.co.jp/kicca/
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