直江実樹 naoe-miki / Radio Perfomer 's Blog

短波ラジオ奏者直江実樹のライブスケジュール活動報告等のブログ

船はみんなを乗せてどんどん進んでいる Vol.4

2005-05-30 23:54:56 | Weblog
2005年6月5日の高円寺無力無善寺での電脳ショックボーイズによるライブ企画
「だいじょうぶマイフレンド、第一夜」

introducing 電脳ショックボーイズ

小さなポイントから、「世界へと響き渡る無限に広がり続ける音」の波動を纏いつつ、黄金の櫂をあやつる人々を紹介していきます。

電脳ショックボーイズは1997年10月に山小屋のうてんきのイヴェント「FlyingMountainRide」の2回目に単発DJユニットとして結成されたのが最初です。ノイズやサウンドコラージュ、ポエトリーのループをハードかつアブストラクトなサウンドでアプローチしたものでした。翌年6月の同イヴェントで相方をterra D/Aに変え、変名でDJ。これが起点かもです。

2002年9月にterra D/AくんとアートキャンプパーティーARVEでハードなメタリックダブや雅楽に短波をフィーチャーしたスタイルに、彼のホーメイ、玩具楽器、ターンテーブルが合体。
これをライヴの形で、これがスタートではある。

ジャンルレスかつビートレスな空間を短波の周波数ノイズというとめどない音源で抽出するnaoeとトライバルという思考、志向、指向のアナーキーなterra D/A、世代すら全く異なる二人の活動は、クラブパーティ、ヒップホップイヴェント、ギャラリー、ノイズライヴ企画、インプロセッション、そしてキャンプと、場所もジャンルも垣根なくパフォーマンス。

電脳ショックボーイズとして初めての企画は、モザイクフリーでおととし出演させていただいた思い出の地、高円寺無力無善寺。
私個人としても、昨年のBankART、今年の鎌倉カフェエチカとソロセッションのオーガナイズはありましたが、イベント企画となると実に山梨以来、7年ぶり。本当の21世紀が始まる、と意気込んでいます。

音の波動の発信地としてこれほど合致する場所は無い。

電脳ショックボーイズは6月5日、夜9時40分くらいに音の波動を放烈いたします。
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船はみんなを乗せてどんどん進んでいる Vol.3

2005-05-24 00:27:06 | Weblog
2005年6月5日の高円寺無力無善寺での電脳ショックボーイズによるライブ企画
「だいじょうぶマイフレンド、第一夜」

introducing 中川一郎

小さなポイントから、「世界へと響き渡る無限に広がり続ける音」の波動を纏いつつ、黄金の櫂をあやつる人々を紹介していきます。

中川さんはコミュニティサイトmixiでその存在を知りました。
そこからサイト上で音源を聴き、不躾にもメールし、WEB上の知り合いになった方です。
孤高のサイケデリックギターインプロ、そして漂う言葉。
とにかく、音の存在感にまず圧倒されました。
それを体感したくて、昨年10月の六本木スーパーデラックスのライヴを観に行きました。
実は中川さんのコミュニティサイト上の日記から、上記のライヴイヴェントTUAAに私もエントリーさせていただき、年末に参加させていただいた。今年1月、3月のソロワークに繋がる布石となった。そう考えると中川さんとの出会いは大きい。

ギター、声、エフェクト、ハードディスクレコーダー。シンプルなセットで、数多人が居なくとも、闇の奥底から轟と音を響かせたリヴァーヴの幻視のなかから、洩れてきた囁く強固な言葉の群れがが、耳ではなく、皮膚を突き刺すように侵入してくる。特に昨年末の中野PlanBでの定期朗読会溶鉱炉でのライヴでは暗転を利用した照明効果の酩酊感にやられました。
私は、あるい電脳は、鈍器で圧殺するような音の柔らかなる暴力性に憧憬を抱いております。狂騒と沈黙を瞬時に一体化させ、混沌を映し出し、美に転化するような。
そうした仄かな光源を中川さんの音から感じ取ります。
中川さんは、敢えて真っ向からサイケデリックでビートニクな要素の濃い、漂泊を標榜する言葉を抽出し、そこに想いの宿るような情景や心象に接いでいく。

地底的でありながら、空間性において縦横無尽。

そんな中川さんはこのように自己紹介されております。


■ まず、音楽をやる人としての略歴

79年~82年にかけて、東京のニューウェーブ・バンド「絶対零度」に参加。その後、十数年の沈黙の期間を経て、90年代後半より音楽活動再開。聴く人の潜在意識をめがけて、輪郭のあいまいなビート、残響のまぶしいギター、そして、響きから映像に展開する歌。それを生身で提示しつづけたいという。

■■ 中川の楽曲/音源の数々(すべてOCPL00000です。)

http://nextmusic.weez.mu/index.php?command=profile&profid=20040502135547


■ 自分の楽曲・音源はすべてゼロ・ストレートです。

自身の楽曲・音源の扱い方については、コピー、カバー、録音、再送信、サンプリング等々大歓迎とする。OCM、OCPLに賛同しており、すべての楽曲・音源の扱いをOCPLゼロ・ストレートとしている。[OCPL00000 (Ver.0.4Jalpha). details http://www.opencreation.org/ contact mail@opencreation.org]

それから、勝手にOCPL00000推進委員会と名乗って、OCPL00000な楽曲・音源にたどり着きやすいような世の中になるようにと、それなりに工夫を凝らしております。

■ OCPL00000推進委員会のブログ

http://www.doblog.com/weblog/myblog/1399

(040727)


【英語版】(というかローマ字)。楽曲・音源の紹介

最近のもの → http://ichiro-nakagawa-music.blogspirit.com/

(いろいろな方にご紹介いただけると嬉しいです。詩を翻訳することができませんので、ローマ字と漢字かな併記です。)

■ 以前の音源の英語版(もともと mp3.comにアップロードしていたもの。)

http://www.garageband.com/artist/Ichiro_NAKAGAWA/songs

■ 96年よりウェブに何かしら書いたりしてます。そのアーカイブ的なものが、「サイバー梁山泊」としてございます。

http://www.asahi-net.or.jp/~JQ9I-NKGW/


以上がmixi等で紹介されているものです。
ゼロストレート、大いなる音の波動の行き着いた一つの答えだろうか。

中川一郎さんは6月5日、夜9時手前に音の繭を奏でつ、言葉の内に佇んでいます。
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船はみんなを乗せてどんどん進んでいる Vol.2

2005-05-23 00:14:37 | Weblog
2005年6月5日の高円寺無力無善寺での電脳ショックボーイズによるライブ企画
「だいじょうぶマイフレンド、第一夜」

introducing ABIKYOKAN

小さなポイントから、「世界へと響き渡る無限に広がり続ける音」の波動を纏いつつ、黄金の櫂をあやつる人々を紹介していきます。

阿鼻叫喚はグラント、タツミ、ジェイク、ケータロウ、アンドリューの5人組。実に3カ国にまたがる文字通りボーダレスなバンド。
おととし、後輩の主催する浅草ギャラリーエフのパーティ「the Captain's Table」でグラントを紹介してもらって、彼のアンチロックな音楽趣味に意気投合、ダブやらカンやらニューウェイヴやら。特に彼の出身であるイギリス、シェフィールドのキャバレーヴォルテールを聴き込んでいる時でもあったし。で、グラントと後輩と三人でパーティをやるようになった。それから、相方、terra D/Aくん等も参加、場所を下北沢altotoに移して開催。ジェイクもアンドリューも浅草の頃からいたかな。下北の時に奥さんにキングクリムゾンTシャツを着せるのが趣味という、タツミさんとも知り合う。タツミさんもDJ the JET PLANEとしてかなりストレンジでフリーなDJも聴かせてくれる。
そうこうしている内に、下北の企画が消滅しそうな時に、今度はタツミさんグラントが錦糸町でパーティを始めた。なんと、ライヴもやっているとのこと。
その頃の阿鼻叫喚は、ヴォーカルがベンで、グラントのサンプリング、エフェクト、タツミさんのエフェクト、ジェイクのギター、ヴォーカル。ベンのエキセントリックのスタイルに、クールかつファニーなバックトラック、メロディアスなギター。ニューウェイヴ的な攻撃的ダンスミュージックだった。

ベンが故郷のオーストラリアに帰るのと前後し、ベーシストのケータロウが加わった。ヴォーカルはグラントとジェイクの二人が担当。
週末はスタジオ、月一でDJパーティと彼らは加速していく。錦糸町モデラートの「Liquid Polka」、浅草橋ゲットーと総武線エリアが凄いことになってきている。

この辺からバンド的アプローチに走ると思いきや、よりフリーな部分を強めてきているようだ。私が短波で客演した頃とはかなりサウンドが変化した。ドラムでアンドリューが参加してから始まったライヴでは、今までニューオーダー的な泣きのヴォーカルだったジェイクが一転、ハードなシャウトで突っ走っているし、ハードコアなレゲエナンバーなど、肉感的になってきている。そういえば、ジェイクはシアトル出身で、何故かスレイヤーのファンだった、ヘヴィネスな資質だったのだ。とはいえ、タツミ、グラントによるストレンジなエフェクトも健在。そしていつもそのヴィジュアルからデザインにいたるまで楽しいことの全てを詰め込むように聴き手を魅了してくれます。

ジュセイが鎌倉ラインなら、ABIKYOKANは錦糸町ライン。横須賀線で繋がっているのだなあ。

阿鼻叫喚もまた他に無い形容しがたいアグレッシヴなサウンドを提供してくれることでしょう。

2番手、当日夜8時前後に彼らが登場します。

そんな彼らの世界が音、映像で楽しめるのが以下のサイトです。
http://www.goatbabe.com/abikyokan/menu_j.html
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船はみんなを乗せてどんどん進んでいる vol.1

2005-05-18 23:23:02 | Weblog
2005年6月5日(日曜日)の高円寺無力無善寺での電脳ショックボーイズによるライブ企画
「だいじょうぶマイフレンド、第一夜」の出演者について主観に基づき書いていきます。

introducing ジュセイ

小さなポイントから、「世界へと響き渡る無限に広がり続ける音」の波動を纏いつつ、黄金の櫂をあやつる人々を紹介していきます。

ジュセイはギターの田中淳一郎くんとヴォーカル+トーイピアノの今ライブイヴェント紅一点のセイちゃんのユニット。
結成はもう一昨年、初ライブ、2度目のライブと私は短波ラジオで客演させていただいた。散文的に日常を愛狂しく脆弱に破壊するセイちゃんの言葉と声、ジュセイ以外にもユニット、バンド、ソロとワーカホリックに端正な音と愛の溢れた音楽的爆発力を繰り出す田中くんの強力なタッグ。
最初はロリータパンクにジャンクな匂いのドラジュビスあたりに通ずる、音の世界だったけれど。最近は楽器担当とボーカルという感じではなく、二人の演奏のアンサンブルの要素が濃くなって、広がりが、というか、次に何を繰り出してくるのだろうという、玉手箱なパノラミックなサウンドになってきた。
今までは彼らが結成した鎌倉を拠点に活動をしてきたけれど、今後、いろんな場所で見たいなあ、と今回、出演を依頼しました。

思えば、セイちゃんには4年前、私の初のソロライブの時に、鎌倉カフェエチカのマスター千田氏の詩をリーディングしてもらった。あの時は、まだ10代半ばでしたっけ?
田中くんもエチカを通して、3年近く前にノイズユニット「UFO工房」のメンバーとして知り合って、何度か共演、セッションもお付き合いしていただいたりしたし、幻のバンドで何度かスタジオにも入った。この濃い数年を過ごした大切な人たちでもある。私は、UFOもそうだが、彼のもう通算7枚もアルバムをリリースしている一人ユニット「のっぽのグーニー」の大ファンです。ブライアンイーノやトッドラングレンの策士なポップセンスに、シカゴとUKの沈潜する極上の毒の効いた音世界にはいつも脱帽しております。最新作は更に日本的な歌を感じるもので感嘆。

ガチンコ勝負を出来るワクワクした面子として、彼らにお願いしました。

今回のライブは昨年末のライブで登場した、ジュセイ源の三人編成を更に拡大した五人編成でのいわばジュセイアーケストラの大所帯での演奏。
それでも名義はあえて「ジュセイ」でと田中くん。

開場は夜7時、開演は7時20分、トップバッターは彼らです。
ご期待ください!
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2005/06/05 電脳ショックボーイズ企画 「だいじょうぶマイフレンド 第一席」

2005-05-05 02:31:37 | Weblog
いきなり、告知です。既に電脳ショックのHPには掲載済みですが、よろしくお願いいたします。

場所:高円寺無力無善寺
muzenji@nifty.com
杉並区高円寺南3-67-1
地図?:http://crazy-pla.hp.infoseek.co.jp/action.html
料金:1000円+ドリンクオーダー
19:00 open 19:20 start
出演:
ジュセイ
阿鼻叫喚
中川一郎
電脳ショックボーイズ
<出演順>

関連サイト
無力無善寺
http://crazy-pla.hp.infoseek.co.jp/
中川一郎
http://inakagawa.blogzine.jp/
http://www.asahi-net.or.jp/~JQ9I-NKGW/
http://nextmusic.weez.mu/index.php?command=profile&profid=20040502135547
阿鼻叫喚
http://www.goatbabe.com/abikyokan/menu.html

※電脳ショックボーイズとしては初、私個人としても主催イヴェントはもう、7年ぶり、東京方面では初めてとなります。
まずはどストレートにライヴの企画として、音を放烈する人々を集めてのものとなりました。
タイトルは映画版というよりは小説版の荒涼観から。

気になりました方は是非ともご連絡くださいまし。
コメント (4)
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