と題された真黒毛ぼっくす20周年記念ライヴイヴェント、オペレッタ狸御殿の翌日、6/12に新宿RedClothに行ってきました。ちょうど、ちょっと前に春風堂、rumi、パラダイスガラージを観たJAMの対面。今は無いパワステを越えた辺り。
題して、「酔いどれ東京ダンスミュージック」。
こう題されて、あがたさん、ライダーズ、ぱい好きな私が行かないわけにはいかないでしょう。
ニッカポッカー、真黒毛ぼっくす、しかも、ゲストアクトは、あがた森魚
客入れの段階でもう、徒然楽隊の演奏。
ここからすでにこの夜は約束されていた。和み、ダイナミズムとダンス。それが歌に直結する。
無尽に客席でチンドンする佇まいが楽しい。
ニッカポッカーは昨年末の無善寺でも観た、その時はオリジナルメンバーのお姉さんが帰国中で、メインヴォーカルでしたが、今回は、現在の正調なメンバーで。ザバダックの「遠い音楽」あたりを思い出すけれど、ザバダックはおそらく吉良知彦のプログレ的ロックセンスが勝ちすぎて、ガッチリしてて、「ロック」すぎる、ピーターガブリエルマナーというか(ピーガブも上野洋子も好きですが)。それに比べると自然にヨーロッパトラッドの楽しさとメロディの美しさがすんなり体に入ってくるなあ。3ムスタファズ3とか思い出したり、4ADっぽくはあるけど、もっと乾いてる。「バグダッドカフェ」が国立とか西武線、東武線にあるよな風景?牧歌的になるはずのチューバもヴァイオリンもパンク的な楽しさに転化されていく、最近のバルカン音楽とかとも連なる。
今はこうした音の快楽的アプローチさえ、伝われば、流行りとかって無く、体が反応する。
20周年なのですね、私は遅れに遅れた聴衆なので、学生時分から名前は知っておりましたが、真黒毛ライヴ体験も去年、いや、おととしの年末?最近記憶が。モザイクフリーの繋がりから、ライヴに遭遇。結局、関内のBBでも青山月見る君想う、ニューイヤーロックフェスと踊ってました。すみません、打ち上げにもお邪魔しました。
いきなり、「レフトフライ」(でいいんでしょうか、野球の唄)。こうしたフォーキーなメロディの刹那さ、とパンキッシュな音のダイナミズムの同居がたまらない。昨年の青山での対バン、マーガレットズロースともリンクする世界ですね。「荒川土手で会いましょう」とか。再生後の真黒毛はメンバーを増幅し、アコーディオン、チンドン、ホーンセクション、三線、パーカッション、ダンス、お子さんと曼荼羅というわけでもないですが、幸福な雑食性がそのまま、出てくる。
今回の圧巻は「中国の工場で働く娘」。(ヴォーカルにしてMr.真黒毛、おーつきさんは中国出張もしてらっしゃるので、実際行かれてから書いた曲なんでしょうか?)。
今までも、ポーグスを思わせる、大所帯にしてパンキッシュな爆発力はありましたが、この日の演奏は神がかり的、音の塊が体にダイレクトにきました。私にとっての真黒毛、ベストアクトでした。
CDで聴いているともっとストレートにロックを感じますが、ライヴはかなりお祭りムード、あまりに楽しんで、後ろに居たさぼ天さんに小突かれました。酔いどれ東京ダンスミュージック!ちょっと茨城入り。切ないメロディなのに、楽しく踊れるのは何故なんだろう、ということをずーっと考えていたのですが、言葉にある希求性なのかなあ、サビの言葉はライヴでのおーつきさん同様に斜め上方前方へと、未来へと向かっていく感覚、なのにノスタルジック、前進というよりは、前のめりな、のたうつようにはしゃぎ回るおーつきさんのステージングとダブってくる(この日のライヴはあまり暴れては無かったですよね、他のメンバーの気合が全面に溢れていたから?自主企画は大変です)。今回はこまっちゃクレズマーの多田さんが参加。梅津さんのライヴでも何度か観てます、そういえばオッパーラで、梅津さんのソロの前にガリノイズ+電脳ショックボーイズでライヴをやってるなあ。しかも、ガリノイズで対バンなどしていただいたブーツボーイズ(よく多田さん、梅津さん参加でライヴやってます)と真黒毛、対バンしてるなあ、やっぱ、世間狭い。今HP確認したら、ライヴで、ソウルフラワーの「満月の夕」をやったことがあるのかあ。電脳相方terra D/Aくんはチンドンバンドやってましたし、私、寿町で角材で殴られましたし。
あがたさんは実はちゃんとライヴ観るの初めてなんです。ちょい前にインストア観たぐらいで、私の大学の友人がプラネタリウムライヴに通ってて憧れていたのですが、なかなかキッカケ掴めず、神楽坂ライヴはチャンスかなと想っていたら、いきなりこの企画をmixiで観て。
何より、雷蔵で「ふらむきりんの庭」として演奏している「象ねづみの庭」が聴けて嬉しい。しかも真黒毛との共演で。
新作のスタイルもあってか、ポップな弾き語りメインでしたが。「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」とか「大道芸人」(ぱい再結成ライヴ盤のが好きでした)とか、嬉しい曲も。バンドネオンとか第七東映アワー(これブログでタイトルいただいた曲が入ってるし)とかヴァージンVSの曲も聴きたかったけれど、アンコールで「赤色エレジー」。もうステージ何人居るのだろう、バカ騒ぎ。また小突かれました。
宴です、また行きます!
題して、「酔いどれ東京ダンスミュージック」。
こう題されて、あがたさん、ライダーズ、ぱい好きな私が行かないわけにはいかないでしょう。
ニッカポッカー、真黒毛ぼっくす、しかも、ゲストアクトは、あがた森魚
客入れの段階でもう、徒然楽隊の演奏。
ここからすでにこの夜は約束されていた。和み、ダイナミズムとダンス。それが歌に直結する。
無尽に客席でチンドンする佇まいが楽しい。
ニッカポッカーは昨年末の無善寺でも観た、その時はオリジナルメンバーのお姉さんが帰国中で、メインヴォーカルでしたが、今回は、現在の正調なメンバーで。ザバダックの「遠い音楽」あたりを思い出すけれど、ザバダックはおそらく吉良知彦のプログレ的ロックセンスが勝ちすぎて、ガッチリしてて、「ロック」すぎる、ピーターガブリエルマナーというか(ピーガブも上野洋子も好きですが)。それに比べると自然にヨーロッパトラッドの楽しさとメロディの美しさがすんなり体に入ってくるなあ。3ムスタファズ3とか思い出したり、4ADっぽくはあるけど、もっと乾いてる。「バグダッドカフェ」が国立とか西武線、東武線にあるよな風景?牧歌的になるはずのチューバもヴァイオリンもパンク的な楽しさに転化されていく、最近のバルカン音楽とかとも連なる。
今はこうした音の快楽的アプローチさえ、伝われば、流行りとかって無く、体が反応する。
20周年なのですね、私は遅れに遅れた聴衆なので、学生時分から名前は知っておりましたが、真黒毛ライヴ体験も去年、いや、おととしの年末?最近記憶が。モザイクフリーの繋がりから、ライヴに遭遇。結局、関内のBBでも青山月見る君想う、ニューイヤーロックフェスと踊ってました。すみません、打ち上げにもお邪魔しました。
いきなり、「レフトフライ」(でいいんでしょうか、野球の唄)。こうしたフォーキーなメロディの刹那さ、とパンキッシュな音のダイナミズムの同居がたまらない。昨年の青山での対バン、マーガレットズロースともリンクする世界ですね。「荒川土手で会いましょう」とか。再生後の真黒毛はメンバーを増幅し、アコーディオン、チンドン、ホーンセクション、三線、パーカッション、ダンス、お子さんと曼荼羅というわけでもないですが、幸福な雑食性がそのまま、出てくる。
今回の圧巻は「中国の工場で働く娘」。(ヴォーカルにしてMr.真黒毛、おーつきさんは中国出張もしてらっしゃるので、実際行かれてから書いた曲なんでしょうか?)。
今までも、ポーグスを思わせる、大所帯にしてパンキッシュな爆発力はありましたが、この日の演奏は神がかり的、音の塊が体にダイレクトにきました。私にとっての真黒毛、ベストアクトでした。
CDで聴いているともっとストレートにロックを感じますが、ライヴはかなりお祭りムード、あまりに楽しんで、後ろに居たさぼ天さんに小突かれました。酔いどれ東京ダンスミュージック!ちょっと茨城入り。切ないメロディなのに、楽しく踊れるのは何故なんだろう、ということをずーっと考えていたのですが、言葉にある希求性なのかなあ、サビの言葉はライヴでのおーつきさん同様に斜め上方前方へと、未来へと向かっていく感覚、なのにノスタルジック、前進というよりは、前のめりな、のたうつようにはしゃぎ回るおーつきさんのステージングとダブってくる(この日のライヴはあまり暴れては無かったですよね、他のメンバーの気合が全面に溢れていたから?自主企画は大変です)。今回はこまっちゃクレズマーの多田さんが参加。梅津さんのライヴでも何度か観てます、そういえばオッパーラで、梅津さんのソロの前にガリノイズ+電脳ショックボーイズでライヴをやってるなあ。しかも、ガリノイズで対バンなどしていただいたブーツボーイズ(よく多田さん、梅津さん参加でライヴやってます)と真黒毛、対バンしてるなあ、やっぱ、世間狭い。今HP確認したら、ライヴで、ソウルフラワーの「満月の夕」をやったことがあるのかあ。電脳相方terra D/Aくんはチンドンバンドやってましたし、私、寿町で角材で殴られましたし。
あがたさんは実はちゃんとライヴ観るの初めてなんです。ちょい前にインストア観たぐらいで、私の大学の友人がプラネタリウムライヴに通ってて憧れていたのですが、なかなかキッカケ掴めず、神楽坂ライヴはチャンスかなと想っていたら、いきなりこの企画をmixiで観て。
何より、雷蔵で「ふらむきりんの庭」として演奏している「象ねづみの庭」が聴けて嬉しい。しかも真黒毛との共演で。
新作のスタイルもあってか、ポップな弾き語りメインでしたが。「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」とか「大道芸人」(ぱい再結成ライヴ盤のが好きでした)とか、嬉しい曲も。バンドネオンとか第七東映アワー(これブログでタイトルいただいた曲が入ってるし)とかヴァージンVSの曲も聴きたかったけれど、アンコールで「赤色エレジー」。もうステージ何人居るのだろう、バカ騒ぎ。また小突かれました。
宴です、また行きます!