9/24
→5:30→起床:前日が会社の飲み会だったので、準備は朝から。新たな音の仕込みは結局、連日の残業でアウト。途中から出席のこの前まで同じプロダクト居たOくんと話す。倍音好きの彼は、ドラムンベースDJだったらしい。フォテックとかμ-ziqとかの話から、ヤングディサイプルズなど懐かしい話。
→7:40→なんだかんだこんな時間、家を出る。
→9:05発の上越新幹線に乗り込む。高速バスより快適。
→CDは結局ずっと、アリアップのソロを聴き続ける
→10:55燕三条着→刈さんと合流、車で高速を一路富山へ、、、。間違えて関越に入り、長岡で降りて柏崎から再び。BGはジョンフォックスやらボウイやらスティーヴミラーバンドやら。
→富山のseedmouth氏宅着は15:00だったか、16:00だったか。
→短波オーケストラリハは音チェックのみで、食事。白えびラーメンの店が休みで、20年近くぶりに8番ラーメンへ。鶏からセットで味噌ラーメン。ポテトが付く。へえ。
→酒を買い込み呑み。ちょいと前にseedmouth氏と話しを聞いていたガリノイズレアトラックスを聴く、確かに知らない音源。特にアピアで収録されたバンドピノキオ加入以前の弾き語り7インチシングルは貴重。更にアピアメイト浦邉さんプロデュース作、これまた2曲は知らない曲。他も別ヴァージョン。seedmouthさんが「水門」を気に入ってた、ダブの匂いも少し感じるニューウェイヴロックなレゲエトラック、一時はこれとトリップホップxドラムンベースの「山月記」、これまたニューウェイヴ的な「秘密のエレベーター」と三曲生ミックスライヴもやったなあ。今ならカオスで更にダブとして演奏できるなあ。未発表のダブリミックストラックもあるし、これは刈さんも未聴、DATに眠っている。
→更に前衛行為音楽祭に大友さんが出演した時のseedmouth氏自宅スタジオでの二人によるセッション。うわ、夢のテープ。
→meltbananaの年賀状で盛り上がる。もう彼女らが前衛行為音楽祭に出演して10年近くになるそうだ。meltbananaは2枚目ぐらいの「CHARLIE」を聴きまくってて、今年、レッドクレイオラのライヴで初めて見た。ゴッドコにも近いが、バナナ節みたいのがあって、かなり好き。高速ジャンクビート。
→2度酒を買い込むが翌日、ラジオの為、夜12時には就寝
9/25
→8:30ぐらいに起床:何よりの富山での楽しみはseedmouth氏母上様のご飯。これが美味い、ご飯がたまらない。
→昼、富山のコミュニティFMにガリノイズ出演の為、10時過ぎには出発。髪がボサボサ、そういえば帽子も財布と一緒に失くした。涼しいので、赤Tにジャケを衣装として。刈さんはゼイマイビージャイアンツのTシャツ。11時打ち合わせ、富山駅前のマリエという駅ビル、6Fに行くと吹き抜けのところがサテライトスタジオで公開生。てっきり、普通のスタジオだと思っていたので驚く。宣材写真がZEPPにリターントゥザソースに行った時の写真、出来上がった私と、クラフトワークTシャツで叫ぶ刈さん。まあ、ライヴ感はあります。
→昼間の吹き抜け空間では以前から短波を鳴らしてみたかったけども、まあ、営業妨害は怖いんで、マイクにカオスからヘッドフォン出しのスピーカー近づけてと思ったら、スピーカーの音が小さすぎて、結局ラインで。
→2時間ほど時間が空いたので、seedmouth氏御用達の台湾たこ焼きへ。つまり呑む。
→14:05分から富山シティエフエム「BON BON CAFE in マリエとやま」(http://www.city-fm.co.jp/bonboncafemarier.html )出演、インタヴューを合間に2曲演奏。普段私はMCやらないし、場所も新鮮でかなり楽しかった。seedmouth氏も登場し、夜のライヴの宣伝。バックではseedmouthの「タイタニック」がかかっていた。
→北日本新聞の告知記事をチーフディレクターの小原さんが持ってきてくれて読む。普通の地方版に「シュトックハウゼン」と書かれているのが楽しい。小原さんとseedmouthさんは知り合いというか、seedmouthさんはある意味富山の顔なのだなあ。このFMには「SpaceArtFestival」という番組もある、SAKKAKUやARVE関連とも繋がる、いやあ、世間は狭い、それが面白い。
→たえさん、小原さん、MC島田さんはまだまだ長丁場の生が続く。どうも有難うございました。
→seedmouth氏は前衛行為音楽祭会場のライヴハウスArtist'sへ。
→15:10:私と刈さんは今夜のメインアクト、Astroさんの出迎えで富山駅へ。
→Astroはこれまた伝説のノイズバンドC.C.C.C.のメンバー長谷川さんのソロユニット、前日岐阜、明日は名古屋と三連休ツアー。昨年ソロで出演のインキャパシタンツのコサカイさんもC.C.C.C.のメンバー。
→スタッフの人が高速バスで向っていて遅れてるとのこと。Artist'sへ。長谷川さんは1回目の出演で約10年ぶりの富山。
→Artist's到着。マスターは相変わらずのブルージーな出で立ちにして、気さくな富山弁。のんびりしてたら、すぐリハでセッティングにもたつくがわりと念入りに出来た。
→今回は
モザイクフリー(http://www.yamato-nadeshiko.com/MOSAIC/)
渋谷政実(http://cat.zero.ad.jp/%7Ezam46169/)
seedmouth(http://h-tane.hp.infoseek.co.jp/)
チクロンBゾンビーズ(seed氏のバンド)
ガリノイズ
大谷コンクリート(http://www.ne.jp/asahi/chika/on/otani.htm)
Astro(http://www2.odn.ne.jp/astro/)
という順番の布陣。
19:30→前衛行為音楽祭スタート
1.モザイクフリー
メンバー不在者1名、体調不良2名で、何とリーダーでベース+ヴォーカルのカキチさんとサンプラーのマッチさんの2人編成。ブリーフにプチプチを纏ってのステージ。カキチさんはこういうの好きなんだなあ。全員がヴォーカルを取るパノラミックワールドを二人で対応、ステージ狭しと動きまわり、ピアノも入れたりして、スカムパンク感いつもの2倍増し。地下的です。こういう時の疾走はわりとモザイクのカラーなのだなあ、と感嘆。
2.渋谷政実
長野の教師にして漫画書きにしてテクノ道一筋の彼のライヴは、なんと山梨以来、まる8年ぶり。VAIOの小さいPCに、ローランドのニューサンプラーはわりとDJ的なスタイルに見えたのは、横ノリ感強めだからか?前を向いているのは確か。最後はカヴァーでヴォーカルも披露。演奏チックな彼も観たいと思う。
あと、新妻に会えなかったのが残念。
3.seedmouth~チクロンBゾンビーズ~短波オーケストラ
seedmouthのその場で音源を浮遊していくスタイルはいつも圧巻。だんだん、緊張と酔いが増す。今回、チクロンBゾンビーズも二人編成。現メンバーのみ。テルミン待ちで、短波スタンバイ。
短波オーケストラ開始と思ったら音出ない。あれ、と思ったら、マスター、私のチャンネル忘れてる。
で、つかの間、短波オーケストラ3分もやったろうか?
4.ガリノイズ
「地球空洞説」「淡水魚」「車輪の音」「砂の刃」、4曲。しかも「砂の刃」以外、3曲は弾き語り。「地球空洞説」はやる予定では無かったが、8月のリハで急遽差し替え、今回、私のリクエストたる「車輪の音」も8月のリハで打ち込みではなく、ギター1本に変更。今回はその間合いがいいと、以前からこの形でライヴをやりたかったので嬉しいセット。
私は2曲目から参加。「淡水魚」は以前からこの形でやって来たサンプラーをエフェクトにして、2回ミキサーを通すハウリング音によるダウナー「水中陽だまり」音。ゆったりした間合いで唄うスロースタイル、それでも最後のタイトルを叫ぶキメはロックのリズムのうねりを差し出す。屈光する音と言葉を滲ませていく。とはいえ、ここで登場という時にも今回は、音が出ない。またPAミキサーが上がっていない。まあ、1回引っ込んだからな。
「車輪の音」は悩んだが結局、打ち込みの時と同じ、短波ノイズをフランジャーで。サビで少しづつ駆け上がっていくような感覚にはまるで車輪のようなフランジャーがストレートでわかりやすい。
ラストの「砂の刃」はトランス的ハードテクノなので、中間のインスト部分をガッツリリバーヴ。短波は大暴れというのを後半に、サンプリングノイズを重ねて。丁度、昼に演奏した「左翼バー」の後半部が予告編という感じ。「左翼バー」はノスタルジックな楽曲のイメージを壊さないようにいつもは控えめに短波を入れるのですが、昼のラジオ1曲で短波を判ってもらうのは難しいので、少しハード目な終わり方にした。今年3月の中野Plan-Bでの溶鉱炉では一昨年に作ったダブポエトリートラックで固めて演奏したが、今の刈さんと私のメンタリティはこの選曲に現れている気もした。
5.大谷コンクリート
もう、とにかく圧巻。富山の重鎮である大谷さんのハードなバンドスタイル。もう、CBGBとニッティングファクトリーが同居したような、パンクにしてジャズにしてハードロックといえるバンドサウンドの音のしっかりガッチリとした骨太い演奏に不思議な言葉の世界のインパクトを、とにかくノンストップに疾走、轟音。やられました。リハほとんど無しでこれ。思わずバンドで東京ライヴは可能でしょうか?と即聞き。
6.Astro
リハの時から、アナログシンセ大解放な音圧に嬉しく思っていましたが、とにかくグルーヴ感がある。
マゾンナの宇宙音CDがリズム無しにスペイスメン3のサイケなビートを提供しているような。いや、この例えは陳腐だなあ。seedmouth氏がミニマルなノイズを耳心地好く壁を塗りこめるように解放して音世界を形成していくのに対して、ミニマルに成り得ない波そのもの様なものがつんのめる様にして、不連続な音を染み込ませるのではなく体をストレートに反応させる、ダンスそのものみたいな音。CD即買いでした。
→割と撤収が早く、いつも通り自分が最後。大谷さん、モザイクの面々はもう帰途に。
seedmouth邸で打ち上げ。私はすぐ記憶無く、気づいたら、朝。渋谷くんは2時には撤収。私は1時過ぎに自分で床を敷き寝たそうです。
→5:30→起床:前日が会社の飲み会だったので、準備は朝から。新たな音の仕込みは結局、連日の残業でアウト。途中から出席のこの前まで同じプロダクト居たOくんと話す。倍音好きの彼は、ドラムンベースDJだったらしい。フォテックとかμ-ziqとかの話から、ヤングディサイプルズなど懐かしい話。
→7:40→なんだかんだこんな時間、家を出る。
→9:05発の上越新幹線に乗り込む。高速バスより快適。
→CDは結局ずっと、アリアップのソロを聴き続ける
→10:55燕三条着→刈さんと合流、車で高速を一路富山へ、、、。間違えて関越に入り、長岡で降りて柏崎から再び。BGはジョンフォックスやらボウイやらスティーヴミラーバンドやら。
→富山のseedmouth氏宅着は15:00だったか、16:00だったか。
→短波オーケストラリハは音チェックのみで、食事。白えびラーメンの店が休みで、20年近くぶりに8番ラーメンへ。鶏からセットで味噌ラーメン。ポテトが付く。へえ。
→酒を買い込み呑み。ちょいと前にseedmouth氏と話しを聞いていたガリノイズレアトラックスを聴く、確かに知らない音源。特にアピアで収録されたバンドピノキオ加入以前の弾き語り7インチシングルは貴重。更にアピアメイト浦邉さんプロデュース作、これまた2曲は知らない曲。他も別ヴァージョン。seedmouthさんが「水門」を気に入ってた、ダブの匂いも少し感じるニューウェイヴロックなレゲエトラック、一時はこれとトリップホップxドラムンベースの「山月記」、これまたニューウェイヴ的な「秘密のエレベーター」と三曲生ミックスライヴもやったなあ。今ならカオスで更にダブとして演奏できるなあ。未発表のダブリミックストラックもあるし、これは刈さんも未聴、DATに眠っている。
→更に前衛行為音楽祭に大友さんが出演した時のseedmouth氏自宅スタジオでの二人によるセッション。うわ、夢のテープ。
→meltbananaの年賀状で盛り上がる。もう彼女らが前衛行為音楽祭に出演して10年近くになるそうだ。meltbananaは2枚目ぐらいの「CHARLIE」を聴きまくってて、今年、レッドクレイオラのライヴで初めて見た。ゴッドコにも近いが、バナナ節みたいのがあって、かなり好き。高速ジャンクビート。
→2度酒を買い込むが翌日、ラジオの為、夜12時には就寝
9/25
→8:30ぐらいに起床:何よりの富山での楽しみはseedmouth氏母上様のご飯。これが美味い、ご飯がたまらない。
→昼、富山のコミュニティFMにガリノイズ出演の為、10時過ぎには出発。髪がボサボサ、そういえば帽子も財布と一緒に失くした。涼しいので、赤Tにジャケを衣装として。刈さんはゼイマイビージャイアンツのTシャツ。11時打ち合わせ、富山駅前のマリエという駅ビル、6Fに行くと吹き抜けのところがサテライトスタジオで公開生。てっきり、普通のスタジオだと思っていたので驚く。宣材写真がZEPPにリターントゥザソースに行った時の写真、出来上がった私と、クラフトワークTシャツで叫ぶ刈さん。まあ、ライヴ感はあります。
→昼間の吹き抜け空間では以前から短波を鳴らしてみたかったけども、まあ、営業妨害は怖いんで、マイクにカオスからヘッドフォン出しのスピーカー近づけてと思ったら、スピーカーの音が小さすぎて、結局ラインで。
→2時間ほど時間が空いたので、seedmouth氏御用達の台湾たこ焼きへ。つまり呑む。
→14:05分から富山シティエフエム「BON BON CAFE in マリエとやま」(http://www.city-fm.co.jp/bonboncafemarier.html )出演、インタヴューを合間に2曲演奏。普段私はMCやらないし、場所も新鮮でかなり楽しかった。seedmouth氏も登場し、夜のライヴの宣伝。バックではseedmouthの「タイタニック」がかかっていた。
→北日本新聞の告知記事をチーフディレクターの小原さんが持ってきてくれて読む。普通の地方版に「シュトックハウゼン」と書かれているのが楽しい。小原さんとseedmouthさんは知り合いというか、seedmouthさんはある意味富山の顔なのだなあ。このFMには「SpaceArtFestival」という番組もある、SAKKAKUやARVE関連とも繋がる、いやあ、世間は狭い、それが面白い。
→たえさん、小原さん、MC島田さんはまだまだ長丁場の生が続く。どうも有難うございました。
→seedmouth氏は前衛行為音楽祭会場のライヴハウスArtist'sへ。
→15:10:私と刈さんは今夜のメインアクト、Astroさんの出迎えで富山駅へ。
→Astroはこれまた伝説のノイズバンドC.C.C.C.のメンバー長谷川さんのソロユニット、前日岐阜、明日は名古屋と三連休ツアー。昨年ソロで出演のインキャパシタンツのコサカイさんもC.C.C.C.のメンバー。
→スタッフの人が高速バスで向っていて遅れてるとのこと。Artist'sへ。長谷川さんは1回目の出演で約10年ぶりの富山。
→Artist's到着。マスターは相変わらずのブルージーな出で立ちにして、気さくな富山弁。のんびりしてたら、すぐリハでセッティングにもたつくがわりと念入りに出来た。
→今回は
モザイクフリー(http://www.yamato-nadeshiko.com/MOSAIC/)
渋谷政実(http://cat.zero.ad.jp/%7Ezam46169/)
seedmouth(http://h-tane.hp.infoseek.co.jp/)
チクロンBゾンビーズ(seed氏のバンド)
ガリノイズ
大谷コンクリート(http://www.ne.jp/asahi/chika/on/otani.htm)
Astro(http://www2.odn.ne.jp/astro/)
という順番の布陣。
19:30→前衛行為音楽祭スタート
1.モザイクフリー
メンバー不在者1名、体調不良2名で、何とリーダーでベース+ヴォーカルのカキチさんとサンプラーのマッチさんの2人編成。ブリーフにプチプチを纏ってのステージ。カキチさんはこういうの好きなんだなあ。全員がヴォーカルを取るパノラミックワールドを二人で対応、ステージ狭しと動きまわり、ピアノも入れたりして、スカムパンク感いつもの2倍増し。地下的です。こういう時の疾走はわりとモザイクのカラーなのだなあ、と感嘆。
2.渋谷政実
長野の教師にして漫画書きにしてテクノ道一筋の彼のライヴは、なんと山梨以来、まる8年ぶり。VAIOの小さいPCに、ローランドのニューサンプラーはわりとDJ的なスタイルに見えたのは、横ノリ感強めだからか?前を向いているのは確か。最後はカヴァーでヴォーカルも披露。演奏チックな彼も観たいと思う。
あと、新妻に会えなかったのが残念。
3.seedmouth~チクロンBゾンビーズ~短波オーケストラ
seedmouthのその場で音源を浮遊していくスタイルはいつも圧巻。だんだん、緊張と酔いが増す。今回、チクロンBゾンビーズも二人編成。現メンバーのみ。テルミン待ちで、短波スタンバイ。
短波オーケストラ開始と思ったら音出ない。あれ、と思ったら、マスター、私のチャンネル忘れてる。
で、つかの間、短波オーケストラ3分もやったろうか?
4.ガリノイズ
「地球空洞説」「淡水魚」「車輪の音」「砂の刃」、4曲。しかも「砂の刃」以外、3曲は弾き語り。「地球空洞説」はやる予定では無かったが、8月のリハで急遽差し替え、今回、私のリクエストたる「車輪の音」も8月のリハで打ち込みではなく、ギター1本に変更。今回はその間合いがいいと、以前からこの形でライヴをやりたかったので嬉しいセット。
私は2曲目から参加。「淡水魚」は以前からこの形でやって来たサンプラーをエフェクトにして、2回ミキサーを通すハウリング音によるダウナー「水中陽だまり」音。ゆったりした間合いで唄うスロースタイル、それでも最後のタイトルを叫ぶキメはロックのリズムのうねりを差し出す。屈光する音と言葉を滲ませていく。とはいえ、ここで登場という時にも今回は、音が出ない。またPAミキサーが上がっていない。まあ、1回引っ込んだからな。
「車輪の音」は悩んだが結局、打ち込みの時と同じ、短波ノイズをフランジャーで。サビで少しづつ駆け上がっていくような感覚にはまるで車輪のようなフランジャーがストレートでわかりやすい。
ラストの「砂の刃」はトランス的ハードテクノなので、中間のインスト部分をガッツリリバーヴ。短波は大暴れというのを後半に、サンプリングノイズを重ねて。丁度、昼に演奏した「左翼バー」の後半部が予告編という感じ。「左翼バー」はノスタルジックな楽曲のイメージを壊さないようにいつもは控えめに短波を入れるのですが、昼のラジオ1曲で短波を判ってもらうのは難しいので、少しハード目な終わり方にした。今年3月の中野Plan-Bでの溶鉱炉では一昨年に作ったダブポエトリートラックで固めて演奏したが、今の刈さんと私のメンタリティはこの選曲に現れている気もした。
5.大谷コンクリート
もう、とにかく圧巻。富山の重鎮である大谷さんのハードなバンドスタイル。もう、CBGBとニッティングファクトリーが同居したような、パンクにしてジャズにしてハードロックといえるバンドサウンドの音のしっかりガッチリとした骨太い演奏に不思議な言葉の世界のインパクトを、とにかくノンストップに疾走、轟音。やられました。リハほとんど無しでこれ。思わずバンドで東京ライヴは可能でしょうか?と即聞き。
6.Astro
リハの時から、アナログシンセ大解放な音圧に嬉しく思っていましたが、とにかくグルーヴ感がある。
マゾンナの宇宙音CDがリズム無しにスペイスメン3のサイケなビートを提供しているような。いや、この例えは陳腐だなあ。seedmouth氏がミニマルなノイズを耳心地好く壁を塗りこめるように解放して音世界を形成していくのに対して、ミニマルに成り得ない波そのもの様なものがつんのめる様にして、不連続な音を染み込ませるのではなく体をストレートに反応させる、ダンスそのものみたいな音。CD即買いでした。
→割と撤収が早く、いつも通り自分が最後。大谷さん、モザイクの面々はもう帰途に。
seedmouth邸で打ち上げ。私はすぐ記憶無く、気づいたら、朝。渋谷くんは2時には撤収。私は1時過ぎに自分で床を敷き寝たそうです。