直江実樹 naoe-miki / Radio Perfomer 's Blog

短波ラジオ奏者直江実樹のライブスケジュール活動報告等のブログ

浮草、忘れたいのに思い出せない、などなど

2011-06-05 23:59:53 | Weblog
小津安二郎の「浮草」を観ました。

まだまだ日本の巨匠たちって齧ってるぐらいで、観てない。
小津はこれで7本目ぐらいじゃないか。
「晩春」は4回ぐらい観てるんですが。

大映で撮った作品は小津っぽくないって聞いていたので前から観たかった。
「小早川家の秋」はテレビでやってたけど寝てしまった。

昭和三十四年の作品だから、60歳で亡くなってしまう小津にとっては晩年の作品。

まず、田舎町という舞台ってあんまり、小津らしくない。
旅役者一座というのもそう。

中村雁治郎って、黒澤の「どん底」のイメージあったけど、小津の「小早川家の秋」、市川崑の「鍵」、川島雄三の「雁の寺」と大映作品の人なのね。
→これが狡猾で頑固な割りに気が弱い一座の座長で、日本人らしくもあるし、ヨーロッパ映画の雰囲気もあるなあ、どことなくだらしない。

撮影は大映なので宮川一夫。だからローアングルより気持ち上。
大映だから、若尾文子、野添ひとみ、川口浩とか出てます。

小津組として、脚本は野田高梧、笠智衆が出ている。野添ひとみの母親役の人は「東京物語」の隣のおばさんだった。杉村春子は小津組っていいのかな?

京マチ子と雁治郎の雨の中の口論のシーンが美しい。
京マチ子はやっぱり不思議な女優だなあ。羅生門からずっと40年ぐらい似た雰囲気醸し出してるもんなあ。
終わりが見えてきてから長いけど、ラストの京マチ子と雁治郎の雰囲気がたまらない。

小津にしてはかなり辛気臭い話なのだが、映像が綺麗。

三井弘次がいいなあ、この人の声が好きなんです。この声、多分今の役者は出せない。
逆に訓練すると出せない。やっぱり黒澤作品になるけど「どん底」とか「悪い奴ほどよく眠る」の時の彼がいい。

コメンタリー観てると、赤へのこだわり、ロケとセットの使い分け、電球の配置、暖簾やタイルの指定、お札などのディテール、看板の文字が監督手書きとかすごい話が満載だったりもしました。
大体、ファーストカット変だもの、灯台と砂浜の一升瓶のカットって(笑)

なんか取り留めないけど、この辺で。

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2日の原宿JET ROBOTのセットの動画です。
浅野さん、ありがとう。

前半かなりいいですね、と自分で言ってみる。
抜いた間のあり方、かなり、耳をそばだてながら、自分自身の音はあまりビートに流れないようにして、ビートが見えてきたらなあ、とやっておりました。
吉本さん、れらちゃんのすくっとなってる音あればこそ、感謝。







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明日は、
ダークロウさんとやります。
確かに二人だけでやるのは初めてですね!

多分、明日、横浜からの電車の道中、妄想を充満させて江古田で爆発って感じで。

騒音天獄 第八点五夜
6月6日月曜日

江古田フライングティーポット
開演20時予定
チャージ:1500円飲物付

出演:
鈴木峻・VELTZ
直江実樹+濁朗
福田理恵+忘八門土

各組、たっぷりと演奏いたします

会場:
<Cafe FLYING TEAPOT HP>
http://www.geocities.jp/flyingteapot1997/index.html

 Cafe FLYING TEAPOT 
  11:00a.m.-10:00p.m. 火曜定休
  日曜日はイベントのみ営業
 東京都練馬区栄町27-7榎本ビルB1
 03-5999-7971
 https://twitter.com/tobichabindou
 http://www.facebook.com/profile.php?id=100002053517984

トリなんで、お時間ある方是非!

ちなみにあさって六本木バニラムードは延期となりました。

國仲勝男さんセッション、曼荼羅での渋さ知らズ別働隊等、お誘いいただいたのですが、本日は出演参加出来ず~

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あと、キュアーの話題、オーストラリア・シドニーで久々のライヴは「Reflections」と題して、何と初期三枚のアルバムを再演。
セットリストは以下。
ゲストメンバーに注目。

Setlist: The Cure, ‘Reflections,’ Vivid Live Festival, Sydney Opera House, 5/31/11

1st Set: Three Imaginary Boys
1. “10:15 Saturday Night”
2. “Accuracy”
3. “Grinding Halt”
4. “Another Day”
5. “Object”
6. “Subway Song”
7. “Foxy Lady”
8. “Meathook”
9. “So What”
10. “Fire In Cairo”
11. “It’s Not You”
12. “Three Imaginary Boys”

2nd Set: Seventeen Seconds (w/ Roger O’Donnell)
13. “A Reflection”
14. “Play for Today”
15. “Secrets”
16. “In Your House”
17. “Forever”
18. “The Final Sound”
19. “A Forest”
20. “M”
21. “At Night”
22. “Seventeen Seconds”

3rd Set: Faith (w/ Lol Tolhurst and Roger O’Donnell)
23. “The Holy Hour”
24. “Primary”
25. “Other Voices”
26. “All Cats Are Grey”
27. “The Funeral Party”
28. “Doubt”
29. “The Drowning Man”
30. “Faith”

1st Encore:
31. “World War”
32. “I’m Cold”
33. “Plastic Passion”
34. “Boy’s Don’t Cry”
35. “Killing An Arab”
36. “Jumping Someone Else’s Train”
37. “Another Journey By Train”

2nd Encore:
38. “Descent”
39. “Splintered in Her Head”
40. “Charlotte Sometimes”
41. “The Hanging Garden”

3rd Encore:
42. “Let’s Go to Bed”
43. “The Walk”
44. “The Lovecats”

フジロックで聴けなかった「Play For Today」と連れが一番喜んでいた「Three/Forever」。



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