ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

天得院に行きました。

2006年07月15日 | ガーデン
連れが「桔梗の庭がある!」ということで、行って来ました。
東福寺は天得院(てんとくいん)。

紅葉以外の時期で東福寺を訪れたのは初めてかも。新緑のモミジも、なかなか素晴らしいものです。何より、人のいないこの静けさ。う~ん、すてき。

そして、これがその、塔頭のひとつ、天得院の桔梗のお庭。

すてきでしょう~! なんて素晴らしく、清々しく桔梗が咲き誇っているのでしょう!!!
よおくみると、ピンクや八重咲きの桔梗もあるんです。
この、株の絶妙な間隔。苔もとっても美しい!!!


まだまだ梅雨の蒸し暑さですが、みんなこんなふうに、ぼよよ~ん、と縁側からお庭を眺めて和んでいます。


居心地が良くて、なかなか立つ気になれません。ところで。

お庭の奥のメインツリー。これって、すごくない???


ヒバかなあ?こんなに細かく「玉造り」に仕立ててあるのよお~!(T_T)いったい、どれだけ手間をかければこんな形にできるのかしら!!!


気になるツル

2006年07月12日 | ガーデン
ごぞんじですか?これ。

カニクサ(Lygodium japonicum)っていうんだそうです。

でも、「草」というより、「シダ」の仲間です。
つる性のシダは珍しいそう。ただし、西の方では良く見られるものだとか。私は見たのはこの株が初めてでした。

ず~っと、春先から気になってたの。通勤途中の水路の脇で涼しげに伸びてるのが、なんともかわいくって。

葉っぱがカニっぽいのか?と思ったら、昔これでよくカニ釣りをしたから、ということらしい。夏になって、さすがに「茂ってる」感じになって来ましたが。

いわゆる「雑草」だけど、どこかで利用できそうですよね~???どお?

夏といえば…ホタルです。

2006年07月11日 | 京都
こんにちは!あつ~いですねえ~。なんせ、もう今週末は祇園祭のハイライト、宵々々山~山鉾巡行が待ってるんですもんね。市内は、提灯が上がったり、どこからか鐘や笛の音が聞こえて来たりと、すっかりお祭りムードが盛り上がって来ていますよ!お天気は、どうでしょうかね~。

さて、先日の土曜日。かねてから楽しみにしていた、ホタルを見に行って来ました。ほんとは、京都のホタルは6月中が一番いいんだけれど、連れが出張から戻って来たのが6月末だったので、唯一「7月にホタルが見られる」という貴船神社へ。

四条河原町経由。錦市場に寄って、先日の下駄やさんで、庭主用の下駄も買いました。連れにあげたやつを履いてみたら、ほんと履き心地が良かったもので。またまた台と鼻緒を選んですげてもらいました。お祭りが近いせいか、下駄やさんも繁昌してるようでした。

で、我が家のお出かけでやっぱり外せないのは甘味やさん。今回は「京はやしや」さんでございました。買った下駄をさっそく履き、三条まで。鴨川に近い、とあるビルの6階。斜向こうにはスターバックスの「川床」が見えます。眺めのいいカウンターで、「特製あんみつ」を食べる。お抹茶が実に良く効いていて、ちょっと今風アレンジ。なかなか美味でございました。

そろそろいい時間になって来たかな?ということで、ようやくバスで出町柳まで行き、そこから叡山電鉄へ。嵐電よりもちょっと長い車両は、京都盆地を北へと抜け、ずいぶん濃くなった緑の中へ。ときおり田畑や川を見下ろしながら、どんどん谷間を登って行きます。

30分ほどで着いた貴船口。さあ、ここからが最大の誤算でした。

連れも持って来た(!)下駄に履き替え、カラコロと小さな無人駅から川沿いにアスファルトの道を登って行きます。まだ明るい山あいは、それでもちょっと蒸し暑い。でも、流れる川やしっとりした苔、杉山に見とれながら歩く…にしては、長くない???

螢岩はすぐでした。でもそれから、行けども行けども、一向にお茶屋さんも社殿も見えてこない。道は、間違っちゃいないのよね。向こうから歩いて来た人もいるし。後ろからはどんどんタクシーやらバスやらが追い抜いて行く。

いいかげん、連れが下駄に疲れて靴に履き替えた頃、看板が。うっ、現在地って、まだ神社まで半分もあるよお~。そんな遠かったのか!「貴船口」っていう響きと、「お散歩」イラストマップから、すぐ歩ける気がしてたのよね。(帰ってから地図で確認したら、鞍馬に行くよりも遠かったのね…。)これ、お散歩ってレベルなのか???

ずいぶん山奥まで来た頃、やっと見えて来たお茶屋さん街。おお~っ、川床がズラリ。すごい。かっこいい。うん、たしかに、ここまで来ると、鴨川とは違ってまた涼しげだわ。水流が躍ってるのが良く見える。お客さんもなかなかいっぱい。でも、お料理はさすがいい値段しています。

やっとお手ごろ?なところで名物というあゆ茶漬けを食べて腹ごしらえ。辺りもだんだん暗くなり、貴船神社もいい感じで灯りの中に浮かび上がって来ました。ちょうど七夕の短冊が飾られていて、きれいです。

さて、にぎやかな川床周辺を後に、もと来た道を下り始め。川岸に眼を凝らすと。お、いました!!!!!ホタルです!ほわあっ、と、光ってます。
よしよしっ、と川下へ。途中の駐車場に、ちょっと人だかり。駐車場の奥の川岸から上を見上げると。ここにもいました。ホタルが数匹。おっきい!ずいぶん高いところにいます。モミジの枝の向こうを、フワフワと漂っています。点滅しながら近寄って、一緒に飛んだり離れたり。

そんな感じで、いくつかの場所でホタルが漂っているのを見ることが出来ました。うん、よかったよかった。やっぱり、この緑の光がなんとも言えませんよね。でも、もっと近くで見たかったなあ~。ずいぶん大きく光ってはいたんだけれど、なぜか全部、木の上の方で光ってるの。もっと水面近くにいるのかと思ってたのに。時間帯にもよるのかもしれませんね。

まあ、でも、螢岩の所でもしっかり見ることが出来たし、よかったです。思えば、ホタルを見たのはもう20年以上前だったかも。実家は近くにホタルで有名なところがあって、小さい頃は本当に田んぼにいっぱい飛んでたのよね。よく何匹も採って、蚊帳の中に離して遊んだもの。またあんなふうに遊べるほど増えると良いなあ。来年は実家のホタルが見てみたいもんだ。これも、うまく飛んでる頃にタイミングよく帰れるといいんだけれどね~。

☆今日のちび庭気温: 20~31℃ あ~、夜まで暑くなって来たあ~。ようやく日よけの棚を作ってみましたが、ゴーヤの蔓の成長が間に合うか???(^^;)

7月ですね~キキョウが咲きましたよ~ん。

2006年07月05日 | 京都
梅雨も後半戦となりました。さっと一雨降ってくれたあとは涼しくてよいのですが降るまでが蒸し暑くて大変ですね。

さて、更新の滞っておりました今日この頃(;^^)))))、毎日、とある緑地の模様替えに汗を流しております。日中は暑さにくらくらしておりますが、早朝と夕方、ほんの少し風の涼しい桂川沿いを、ジャジャ軽で走って行くのは清々しいものです。(=じゃじゃ馬な軽トラ:この軽トラがなかなか骨董品で…多少のテクが要求されるシロモノなのです。)

久方ぶりに手を入れることとなった緑地には、親木から飛んで来たり、鳥が落したりた種から育った「実生(みしょう)」の幼木がいっぱい。一生懸命芽を出したのに、全部引っこ抜かなくてはならないのはなんともかわいそうだけれども。仕事だからな、とクールに抜きさるのでした。頭の中では、「コケ玉にしたら…」とか、「盆栽作りたい…」とか、未練がましかったりするのですけれども。

しっかし、実にいろんな木の芽が。どれも、まだ高さ10~30Bほど。このまま放っておけば、樹木の見本園が出来そうです。

トウネズミモチ(Ligustrum lucidum )いっぱい出て来ますよね。あっちもこっちも。ほとんどこれ。
マユミ(Euonymus sieboldianus)!おお、なんとうるわしい!!!み、実生でいらっしゃる。しまった、きれいにとって鉢植えにするんだった。
トキワサンザシ(Pyracantha spp.)痛いんですよね~、これ。気がつくと生えてるの。
エノキ(Celtis sinensis)数の多さNo.2かも。
ケヤキ(Zelkova serrata)たまにひょろりん、と。
マサキ(Euonymus japonicus)?何かに似てる?と思ったら。そうか。マユミの親戚だったのか。
トウカエデ(Acer buergerianum )かわいいけど、放っとくと後が大変。
ナンキンハゼ(Sapium sebiferum)これも紅葉がかわいいですよね。種を撒いてもうまく育たなかったのに、野外にはこんなにいっぱい…。
セイヨウイボタ(Ligustrum vulgare)生垣のとこだけ生えてっていわれても、ねえ。
サンゴジュ(Viburnum awabuki )いや~、う、美しい葉っぱだ。こんなに美しいのに。
ムベ(Stauntonia hexaphylla)いっぱい芽が出てますよ!
トベラ(Pittosporum tobira)あ~あ、これも育つと厄介。かわいい良い匂いのするお花なのに。
マテバシイ(Pasania edulis )一瞬トベラかと思っちゃった。
サルスベリ(Lagerstroemia indica)!しっかり根付いている。こんな小さくても咲いちゃったりして。
マンリョウ(Ardisia crenata)しっかり赤い実もついてました。もったいない…。


ぜえ、ぜえ。えらいっ、こんだけ実生を見分けた私って!(と、自画自賛。学名は…しらべました。)
せいぜい30平米ほどのところにこんなにも生えてる。日本ってほんとに植生が豊かなのね~。とはいえ、ほとんどが街路樹や園芸植物で、そのまま「これが京都の自然植生」という訳にはぜんぜんいかないのですね。オリジナルな植生って…どれだろう?エノキとムベくらい???マユミとケヤキとトベラあたりは、ど~なんでしょう???

自分の勉強のために、なるべく学名を調べることにしていますが、やっぱり、いろいろと発見があるものですね。学名って、うまくできてるもんだな~。

そうか、トウネズミモチさんとセイヨウイボタさんって、ご親戚だったんだ~。と、納得。そして、マユミの種小名sieboldianusって、つまりシーボルトさんの事。シーボルトさん、マユミもちゃんとチェックして帰ったんですね~。さすが。

そして、サンゴジュ(Viburnum awabuki )の属名、Viburnum(ビブルナムもしくはビバーナム ガマズミ属)。そうそう、イギリスの園芸学校の宿舎に咲いていた花、ビブルナム ダビディー。親戚だったのね~。ビブルナム ダビディーの葉っぱだけ見ると、「ノボタン?」っていう感じの葉脈なんだけど。言われてみれば、葉の厚みとか、花の雰囲気に面影があると言えばあるような…。

このダビディーが、私の贔屓の地元のお菓子屋さん~今ではすっかりメジャーになってしまった、たねやさんのお店の前にかわいく鉢植えになっていて、大変感激したのでした。さすがたねやさん。とにかく、おしゃれなんですよ。お菓子の味はもちろんですが、和菓子と洋菓子と両方のお店があって、どちらもすごく洗練されたカフェになっているんです。滋賀県の彦根と近江八幡に大きな店鋪があるのですが、どちらも「お庭」として見ても、ばっちり。素晴らしいものです。みなさん、お近くにお越しの際は、ぜひぜひお立ち寄りください~(別に、まわし者ではありません。単なるファンです…)。

☆今日のちび庭気温:19~30℃ あ、あづい…(+_+)

うう~む。

2006年07月02日 | ガーデン
北京出張から戻って来た一番に、連れがくれたお土産。

あり…、あ?これ、なに?ん?もしかして私に似てるとかってゆーんじゃ?
(そ、そんなことはありません。)


なんなの、これって???箸置き、じゃないよなあ。まあ、こっち側から見るとちょっと愛嬌があるといえなくもない。


あ?は、はあ、あ、種が入ってんの。え?割るの?これ?あ、育て方らしきものが書いてある。

え、そんなの、とてもこわくてできない…。割ったらどんな顔になるかと思うと……。
でも、これって、他にももしかしていろんな顔があったりするの?
(そうそう。笑ってるやつとか。)
んでなんでこれなの?
(いや、これが一番売れ残ってたもんだから。)
…。