ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

はなをたずねて

2010年01月11日 | ガーデン
すっかりあけました2010年、みなさまにとってよい年となりますように!

本年もちび庭日記、お庭に栽培に、ますます精進してゆきたいと存じます。どうぞよろしくおねがいもうしあげます~。さあ、今年はどんな植物やお庭に出会えるでしょうか。とっても楽しみです~。

さて、今年のお正月は庭主の実家、近江で雪を堪能したのでございますが。

ここで目的がふたあ~つ!
その1。「シシガシラ」を見つける!

え~、「シシガシラ」とは、サザンカとツバキの交配種といわれております、「寒椿」と呼ばれる一群の大元となった品種とか。関西では、よく垣根に使われる立ち性の「立寒椿」に対して、這い性の寒椿のことを「シシガシラ」と呼ぶとも。

京都のぞーえんやさんにおりました頃、「シシガシラ」はとてもなじみの深い花でございました。あちらのお宅の坪庭にも。こちらのお得意様の灯籠の陰にも。また別のお宅の池の縁にも。

さむ~い京都の冬、かじかみながらお手入れした懐かしい花木。うっすら降りる雪の中、ポッチリと赤く灯った色は、どれほど心を元気づけてくれたことでございましょうか。

かわいいかわいい「シシガシラ」。

ところが。関東に戻ってきてからとゆーもの、気のせいかあんまり見かけないのです。目にするのは、もうちょっと花びらがつるんとした立寒椿。なんだかちょっと愛想がないような???というか、立寒椿はよく似た色だけど、洋風チックなんですよね。

ということで、帰郷した際にさんざん探してみました「シシガシラ」。まあ、確かに「寒椿」と書いたものがいくつかあったのですが。

ああ、そうか。造園材だから、茶花ツバキと違って思ったより大株になっちゃうんだな~。根巻き苗はあるけれど、ポット苗なんてものは売ってない。なんせちび庭に植えるんだからな~。

しかたない、じゃあ実家の古い方の家の庭にあった(きっとシシガシラであろう)寒椿の枝をもらって挿し木することにしよう…とおもったら、こちらも豪雪ですっかり雪の下。

あらら。気長に探すとするか。

ちなみに、上の写真は知恩院の(おそらく)寒椿。でも、高さ5mくらいあるの~。古木だから???


その2。「フタバアオイ」をみつける!!!

京都の上賀茂、下鴨両神社のお印でもあります(徳川家の御紋でもありますね)。葵祭の「葵」は、この「フタバアオイ」を意味しているのです。

前々から気になっていたのですが、京都の茶寮「宝泉」で入り口にさりげな~くこの「フタバアオイ」が盆鉢に植えられていたのがとても素敵で、ぜひ私も一鉢ほしい、と思っていたのでした。

でも、やはりそう簡単には見つからなかったな~。当てにしてた園芸店もお正月なのでお休みだったし…、
まあ、これも、いつか会えるのを楽しみにするとしよう。


さてさて、なつかしい道をたどりつつ、ひさびさの京都お寺巡り~!

☆今日のちび庭気温:2~8℃ いや~、急にさむかったですねえ。明日も寒そうです…。今日はのーえんであまりに寒かったので、素焼き鉢に灰と炭をいれて、即席火鉢に仕立ててみました。う、ちょっとけむ。でも使えるぞ。(^^;)

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