ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

なんでも作れちゃうのねえ。

2006年02月03日 | 京都
京都の町は、いろんなものが発見できるのが楽しいですね。
たとえば、本当に、ちょっとした、細工物。

たとえば、犬矢来(いぬやらい)。
道のせまい京都では、昔から馬車や歩く人の泥が家の壁に跳ねるのを防ぐため、または泥棒除けに、道際の壁に竹などで囲いを作りました。

今でも、古い町家にときおり犬矢来を見かけますが、良く見ると、竹を曲げる角度や竹の種類にもいろんなバリエーションが。

ちょうど車を降りようとドアをあけかけた時。
「そこの犬矢来にぶつけんときや。壊したらウン十万するさかいに。」との親方の声。ひええ~。

そりゃあ、こんなにきれいにピッシリ竹をそろえて作るなんて、ほんとに職人技だもんなあ。

さらに。「ほら。よ~みてみ。この釘、四角いやろ。ぜんぶ職人の手作りやで。この金具もほうや。」

お~!そうかあ。金具も作るのかあ。そうだよなあ。昔はみんな手で作るのはあたりまえだったんだもんなあ!

でも、現代人の私には、こんな小さな「日常品」の釘が工業製品じゃないだなんて!!!と、目からウロコの思いでした。五重塔、とかお城とかの大掛かりな建築の釘が手作りなことは知ってはいましたが(あ、いえ、五重塔には釘は使ってないんでしたよね…)。

そうですよね。機械は、あくまでも「人の代わり」であって、人間の能力こそがオリジナルなんですものね。

物って、人の力で作れるもんだったんだ~、っと、おそろしく当たり前のことに愕然とした庭主でした。

☆今日のちび庭気温:4~10℃ 今日はあったかかったですね。でも明日はかなり寒いとか~(^^;)

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