だいぶ寒くなりましたね。上の写真は真間川沿い。桜の紅葉がきれいです。その間に、農家の人が植えた菊の花が。いい感じ~。
さて。またまたよい本を借りました。
橋口学「花束作り基礎レッスンーフローリストマイスターが教える 初心者からわかるー」誠文堂新光社 2012年9月↓
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=3518
とてもいい本ですね~。いろんなタイプの花束を、花材ひとつひとつの意味や特徴、まとめる時のとても具体的なコツなど、読んでいてすっかり脳内フラワーアレンジに浸っておりました。
学校で基礎はやったけど、京都の生花店で仏花もたくさん作ったけど、豪華な洋花のアレンジを店頭で実際に仕立てて売ったことはまだない。お花屋さんにいるときは練習しやすいけど、自分で花材をそろえるのも習いにいくのもすごくお金がかかるのよね~。
でも、えんげーふくしのーえんでは、それこそ好きなだけ自分たちで育てたお花をアレンジするのが大人気でした。
何ぶん、道具も設備も技術も何もない中で育てたお花。ひょろりと、あちらこちらを向いて、市場を通ってくる高品質な「切り花」と比べれば話にもならないものだけれど。障碍者さんとボランティアさんたちとで、楽しく心を込めてつくった花束は、自然で優しい雰囲気がいい、と評判だったのでした。
そこで身に付けた、「強引アレンジテク」。なにせ、花の形が全く自然マカセなものですから、横向きどころかねじれたり、あらぬ方向に分枝したり。変な角度の茎をなんとかなだめてスパイラルにまとめる。
たまにちゃんとしたお花屋さんの花を手にすると、「な~んて茎が素直で花首がしっかりして組みやすいんだ」と、感動。う~ん、こんな本読んじゃうと、すごくちゃんとした花束作りた~い、ってうずうずしてしまうのだけれど、はあ~。花材費、高いよな~。とほほ。
そういえば、いちばんすてきだと思ったブーケは。
スタッフのひとりが結婚してやめることになった時のこと。「ええ~っ!今日でもうこないの?しらなかったよ~!」と驚いたボランティアさん。すっといなくなったかと思ったら、息を切らして戻ってきて。
「はい!」って、その手から差し出されたのは、のーえんの野菜でつくったブーケ!カラフルなレタスに菜の花にホウレンソウにルッコラにコリアンダーに…。「私たちの愛情がこもってんのよ!それに、おみやげにもなるでしょ!」って。
渡されたスタッフは、照れながら、うれしそうに抱えて帰っていったのでした。
日陰のちび庭には、なかなか花束になるようなお花は育たないな~。せいぜい1輪挿しですね。あ~ん、豪華アレンジした~いっ!
☆今日のちび庭気温:3~8℃ 寒いですね~。ヒートテックを買いにユニクロに走る季節。(^^;)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます