ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

故宮 その6 まだまだ甘くはなかったね。

2008年12月13日 | 北京旅行
ん?と、デジャブのようなこの光景。

すでに、「内廷」に入っております。ちょうど、「外朝」の保和殿が、紫禁城の敷地のど真ん中に位置していたのですよね。ここ「内廷」は敷地の北側半分を占めますが、今はその中でもさらに中央の区域を進もうとしております。

紫禁城内の位置関係はこちら。
http://orange.ap.teacup.com/applet/jardin2/20081202/archive


最初にくるのが、「乾清宮」。元々は皇帝の寝室だったそうですが。後に日常政務を行う場所となり、大宴会も催されたそうです。掲げられた額がわかりますか?漢語と満州語の両方で表記されています。宮廷内で普通に2つの言語が飛び交うなんて、不思議~。


なんだか、お土産物屋さんでは、数ある玉座の中で、なぜかこの玉座や額のレプリカがよく売れているようでした。一番豪華だからかな???


そういえば、昔は中国の人も日本人も、みんなどちらかと言えば背が低かったと思うんだけど、この宮殿のスケールは相変わらず大きいですね。ほら、窓の位置も天井も、あんなに高い。
まあ、「外朝」に比べれば、ちょっとだけ人間のスケールに近づいた気がするけれど。


天井は、とにもかくにも龍づくし。豪奢です。青と緑と金。それを引き立てる、壁の赤。これがろうそくやたいまつの炎なんかに照らし出されたら、さぞかし幽玄に見えることでしょうね~。


うん。ようやく窓に生活感が出てきました。少しだけ、古の人々の息吹が感じられたような。この窓の奥で、どんな人々が、日々何を感じながら暮らしていたのでしょうね~???

まだまだつづくぅ!

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