ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

杏ほころぶ春

2011年03月26日 | ガーデン
電車の足もようやく回復してきた週末。買ってあったチケットで山種美術館の浮世絵を見に行きました。

恵比寿の駅でおりて、どっちだったっけ?とおまわりさんに道を訊いて、ああそうそう、と上ってきた坂道。

おお、これは、と見上げた満開の花。梅じゃないし、桃じゃないし…みたことないけど、杏?

ああ、そう書いてある。うわぁ~、か~わい~い。そうだといいな~と思ったんだ~。

ちょうど杏の花の仙人さんが出てくる小説を読んでいたところ。といってもおじいさんではなく、杏の花の香りをまとうスーパーガール。

う~ん、風向きのせいか、残念ながら花の香りはあまり分からないけれど。

仙人さんが木の上からふうわりと微笑んでいるようです。


? …しかしこの花は。あれ?


先週、電車がつながってようやく出勤できた農園。

青空の下、なんとも愛らしい花がほろほろとほころんでいました。

梅…ではない。
そう、ここにあるいろんな果樹は名札が外れてしまっている。梅(Prunus mume)、プルーン(西洋スモモ Prunus domestica)、サクランボ(桜桃 Prunus avium)、と、実がなって大抵見分けられたが、この3本だけがなにか分からない。

プラム(スモモ 李 Prunus salicina)かなあ~???それにしちゃあ実が黄色いような。でも梅にしちゃあ実が柔らかくて大きいよね~、と。結局みんなプラムと呼んでいたのだけれど。

もしかして、杏(唐桃 Prunus armeniaca)?プラムじゃなくってアプリコットってやつ???

あ~。ん~、なんか納得したような気がする。今思えば、あの実はそうかそうか。杏だ。私の好きなアプリコットカラーではないか。

あらためて図鑑を見ると、「杏の花は萼が反り返る」とある。まだ開ききってないからあまりよく分からないけれど、スモモの花ならもっと真っ白で花びらが細く、花柄も長い。杏は花びらが薄紅色で丸く、花柄がほとんどなくて枝に直接付いてる感じ。

今度行ったら、萼の形を確認してみよ~っと。

☆今日のちび庭気温:3.5~12℃ 今晩は寒くなりそうです。早く東北にも春が来ますように。 

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