以心伝心

書・旅・本などのメモ。

小倉百人一首96

2008年06月13日 | 
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
   ふりゆくものは  わが身なりけり      入道前太政大臣

(花を誘って散らす嵐の吹く庭は、雪のように花が降りくるが
 実は雪でなく、真に古りゆくものは、このわが身なのだった・・。)

 落花のきらびやかなさの中で思うわが老いの感慨。

 「ふりゆく」は、花が雪のように「降りゆく」と
  わが身が「古りゆく」「年老いてゆく」の掛詞。
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清陰花落つる後

2008年06月12日 | 
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柏葉あじさい

2008年06月12日 | 四季折々
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小倉百人一首95

2008年06月12日 | 
おほけなく うき世の民に おほふかな
   わがたつそまに  墨染の袖       前大僧正慈円

(身のほどもわきまえず、私はつらいこの世を生きる人々に
 おおいかけることだ。この比叡の山に住みはじめたばかりの私の
 この墨染めの袖を・・。)

 僧として天下万民を救おうとする抱負と決意。
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金糸梅

2008年06月11日 | 四季折々



こちらは、「ヒペリカム」だと思います。

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小倉百人一首94

2008年06月11日 | 
み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて
   ふるさと寒く   衣うつなり       参議雅径

(吉野の山の秋風が夜ふけて吹きわたり、古京である吉野の里は寒く
 寒々と衣を打つ音が聞こえてくる・・。)

 吉野の里の夜ふけの秋風に響きあう砧(きぬた)の音。
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鹿王院

2008年06月10日 | 四季折々
足利三代将軍 義満が長寿を祈願して建てた禅寺。
京都十刹第五の名刹。



山門の「覚雄山」は義満の筆とのこと。





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小倉百人一首93

2008年06月10日 | 


世の中は 常にもがな 渚こぐ
   あまの小舟の  綱手かなしも      鎌倉右大臣

(この世の中は、永遠に変らないでほしいものだなあ。
 この渚を漕いでいく漁師の、小舟に引き網をつけて引くさまに
 身にしみて心動かされることだ・・。)

 漁夫の小舟を見るにつけ思われる人の世の無常。
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「釈迦」

2008年06月09日 | さ・た行の作家
釈迦 (新潮文庫)
瀬戸内 寂聴
新潮社

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お釈迦さまの誕生日は、4月8日。他に般若心経をときどき写経するくらいです。
お釈迦さまが、どのように誕生され出家されて悟りを開かれたのか
解かりやすく書いてあります。
80歳のお釈迦様がアーナンダと旅にでて人生を回想するような感じでした。
人生には、「生老病死」なる苦しみがありますが、せっかく生まれてきたのだから
今を一生懸命生きるしかないのだわ~なんて思いました。
子供のころ、日曜学校とかいうのに通っていて優しいお姉さんたちと
「天にまします我らの父よ~」などとお祈りしていたのですが、おやつやゲームが楽しかったから行っていたような記憶があります。
ものすごくいい加減な私です。
遠藤周作さんも仰っていましたけど宗教は、皆根底に流れているものは同じように思いました。
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二条城

2008年06月09日 | 四季折々




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