以心伝心

書・旅・本などのメモ。

小倉百人一首97

2008年06月14日 | 
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
   焼くや藻塩の 身もこがれつつ     権中納言定家

(いくら待っても来ない人を待ち続け、松帆の浦の夕なぎのころに焼く
 藻塩のように、私の身もずっと恋こがれていることだ・・。)

 身をこがすような思いで来ない男を待ち続ける恋のやるせなさ。