「バックドロップクルディスタン」の野本大監督が紹介されていました。
朝の番組に生出演されていたのですが、ちょうど忙しくてゆっくり見られなくて
録画を先ほど見ました。
孤立感を感じながら暮している20代の日本人の若者。
その普通の若者が、ある日「クルド人」「難民」と出会い、
自分の存在、自分の主張をする姿に接して
その生きる迫力を目の当たりにする。それが野本監督本人。
「難民って何?」「どうして?」という素朴な疑問が出てくる。
疑問をもった監督は、強制送還された父親達に会いに、トルコへ出かける。
そこでわかったことは、知ることで世界は身近になる。
知ることで世界観が広がる。そして自分のもっていたイメージや固定観念がこわされる。
このドキュメンタリーは、「難民」や「クルド人」を扱ったというよりも
一人の若者の自分探しの記録だといっても良いでしょう。
知りたいと思えば世界は近付く。
孤立感を持って、周りをシャットアウトしてしまっても生きていける日本と違って
世界にはいろいろな考えで、いろいろな立場の人たちが生きていることを知る。
日本の若者たちも、今の自分の場所でさまざまな問題を持ちながら
毎日を一生懸命に生き抜こうとしている。
希望を持って、次の世代にまかせていっても大丈夫じゃない?
そんな確信ももてるようです。
「一番近くにいた傍観者ー」と自分を客観視できるんですから。
「何を知りたくて、どこまで知れば良いのか考えていくことが大切。」
ちゃんんと足もとも見えている安心感のある言葉でした。
<バックドロップ>って相手の後ろから、両手を回して抱え込み
自分も後ろに反って倒れ込み、相手を頭からリングに落とす技です。
相手も自分もダメージを受けますが、後ろを向いていた相手は
大きなダメージを受けます。
ぼんやりしていたら、痛手を受けるよ、という意味も含まれているのでしょうか?
謎ですが。
バックドロップクルディスタンで検索される方が増えましたので
一度まとめておきます。・・・って、まとまらなくてごめんね。
実際に映画をご覧になる方は 7月一般公開です→こちら