南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島のインターネットライブ大成功

2007年11月10日 | 青年海外協力隊
日本の大学際と南の島の子ども達を結ぶインターネットライブ。

こちらの出し物として、教会の歌・ココナッツのジュースつくり、コブラ削りをみてもらうので、その素材集め。
おじいさんの指揮のもと、孫たちが雨の中にココナッツの木に登って取ってくれました。

当日は4時スタートなので、2時に家に集合して出発して町の事務所に行く予定でしたが、予定していた子どもが(おじいさんのお孫さん)一人家を出たのにまだこちら到着しない。家の人が車で見つけに行ってくれて無事集合。

予定していた子が一人来ないので、急遽家にいた男の子も連れて行くことにしてタクシーに乗り込みました。タクシーが教会で結婚式があるのに、スムーズに来てくれて助かりました。

事務所では隊員が到着してパソコンの設定をしてくれていました。
会場も「ポスター貼ったほうがいいよ」など、たくさんいるといろいろなアイデアが出てきます。

試験交信の反省を生かして、音声をスピーカーでつなぎ、マイクも動きやすいものにして、日本の画面もプロジェクターを使って大きく写すことにしました。

開始直前にも交信をしましたが順調そのもの。

これだけ順調にいってきて、「本番だけつながらなかったら最悪だな」なんて嫌なことが頭をもたげましたが。

日本時間で午後2時こちらの時間で午後4時(南の島は日本より2時間の時差です)スタート。

大学のサイトで大学祭の会場が映っているのがインターネット上で見ることができました。
しかし、会場にどれだけいるのか不明で誰もいないのでは?と心配してしまいました。

今回はアフガニスタン・南アフリカとこの南の島をつなぎます。

流石に1時間30分も待った子どもたちは退屈そうでしたが、選りすぐり?の家族をつれてきたので、落ち着いています。

そしていよいよ出番。

まず僕がこの南の島について紹介しました。
・ 雨が多い島であること
・ 日本の文化や言語が残っていることなどなど

そのあと、子ども達の自己紹介も緊張しながらも一人ひとりが日本の方に向けて名前を言いました。

その後トラブル発生。音声が聞こえない。日本側も僕たちの声が聞こえない。
インターネットライブにトラブルはつきものらしいですが、やはり慌てます。

マイクを交換してうまくいき、再開。

こちらからは出し物として、南の島の人が大好きな教会で歌っている歌、いつも木に登って取った実を飲むジュースを子どもがナイフを使って切り口を切る、またコブラ(ココナッツの古くなったもの)の中身を削るところもみてもらいました。

僕の住む南の島には伝統的なダンスや歌があまり残っていないので、こういう形式の派フォーマンスをすることに。でも家の手伝いをよくする子どもたちというテーマで紹介したので、思った以上に日本側に映像を通して南の島の様子が伝わったように思います。

そして、こちらからは「学校の名前は?」「学校で好きな科目は?」「大好きなスポーツは?」という質問をしました。

そしてこちらから最後にメッセージ。
地図でも見えない小さな南の島に、日本人のことが大好きな子どもや昔南の島に日本人が住んでいて日本ことを懐かしいなあって思っているおじいさんがいることを知ってください。そして私が今現地で現地の人と触れ合いながらたくさんのことを学んだように、これから旅行など様々な形で海外に行くときも、現地の人とふれあい、そこでしか感じられないことを大切にしてくださいと。

かなり焦りましたが、大成功でした。日本側からも南の島の子ども達のよさが伝わりましたと言っていただきました。

さあ帰ろうかってタクシーを呼ぶこと2時間。
まあ今日はインターネットライブが成功したから、これはしょうがないなあって。

今日は帰りのタクシーが早く来て、インターネットがつながらないよりずっといいから。

人生プラスマイナスゼロなので、いいことにプラスを使って、どっちでもいいことにマイナスが使えるように、またそういう風に考えていかないとね。
コメント (2)
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