南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島で「人生なんてそんなもんだ」

2007年11月08日 | ミクロネシアで思うこと
南の島で「人生なんてそんなもんだ」って、僕のおじいさんが僕によく話される言葉。

何度も話すけど僕の南の島のおじいさんは85歳。僕のたった一人の本当のホストファミリー。「人生なんてそんなもんだ」って日本で話される。

僕は正直、初めおじいさん一人の家に暮らすことが決まったとき、少し落胆した。
(おじいさんごめんなさい)
僕はたくさんの家族と暮らしたかったし、この南の島に来ると希望したのも、任期が終えてからも度々南の島に足を運んで、長く付き合っていきたいって思っていたから。第二の故郷にしたいって思っていたから。だから子どもたちと仲良くなっていつでも南の島を訪れることが出来たらいいなあって。何年も何十年も

でも人生ってそんな思い通りにはならない。お祖父さんの言う「人生なんてそんなもんだ」って言うことだろう。

そう、どんなに願っても思い通りにならないことはあるし、それが思いもよらぬ幸運を呼ぶこともある。

でも僕はこのおじいさんと一緒に過ごせて、今は最高に幸せだ。
そして、決まった家族ではないけど、僕をホストファミリーとして受け入れたいと思った人たちではないけど、(僕を受け入れようと思ってくださったのはおじいさん)お祖父さんの世話をするいろいろな人と暮らせることが大きな幸せだ。

活動先でも「よーしうまくいってきた」って思うと、とんでもない落とし穴が待ち受けていたりする。それは南の島でも日本でも同じだけど。

なかなかおじいさんのように「人生なんてそんなもんだ」なんて悟りを開くことはできないけど、いろいろな困難を素直に受け入れられる人間になりたい。

「人生なんてそんなもんだ」って何か投げやりに聞こえるけど、おじいさんの言いたいことは、そんな投げやりな気持ちではなく、うまくいかないこともいっぱいあるし、喜びもいっぱいある、それを自分の運命として受け入れていくことだと思っている。

どうせ、分からない人生なら好き勝手に生きたらいいっていう人もいる。
また反対にだからこそ慎重に生きて生きたいって人もいる。

僕の生き方ってどうなんだろう?

周りの人はよく「幸せだね、自由に好きなように生きていいね」って僕のことを言う。

そんなに自由に生きてきたつもりはないけど、それって良い生き方かもしれない。

人生なんて先が見えないから、今を一生懸命に後悔することなく生きたい。

僕のモットーは、人は自分がしなかったことでする後悔の数より、自分がしたことでする後悔の数の方が断然少ない。つまりまずやってみること。
結構こう見えても僕を良く知る人は慎重派だってことを知っているから。

そういいながら、躊躇してためらってしまうことも多い自分に反省。

人生なんてそんなもんだって、いい意味で開き直って何が起こってもびくともしない強い精神をもちたい。

この南の島の生活もそんな自分に近づくために一歩と信じて。
コメント (2)
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