南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島のワークブック

2008年03月12日 | ミクロネシアの幼稚園
帰国まであと約1週間。まだ活動は終わっていません。
僕のモットーは、最後まで諦めないなので。

そして、日本の家族や職場、そして仲間にムリをお願いして参加した協力隊だから、できることがなんでもやるって意気込みで。

今日、多分村の幼稚園の先生以外の最後の大きな仕事であるワークブックができました。今まで幼稚園の算数の授業で使っていた手作りのワークシートを仲間の隊員と協力して、子どもが学ぶ順番に編集して作りました。全部で60ページ。190部製作しました。幼稚園と小学校低学年とスペシャルエデュケーションの先生達に配って、授業に取り入れてもらおうと。

この協力隊で大切にしてきたことのひとつに、形に残すものではなく、心に残るものを心掛けてきました。
でも今、この南の島を去るにあたって、自分が伝えてきたことが少しでも残るようにっていうワガママが出てきているような。

そして、この南の島の先生に少しでも役立つようにと願って。

最後に活動する金曜日に、幼稚園の先生に集まってもらい、このワークシートの説明会を開きます。

ダンボールが散乱している部屋で本当にちゃんと日本に帰れるのだろうか?と若干不安になりながら。
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南の島のワークショップ

2008年01月29日 | ミクロネシアの幼稚園
久しぶりの更新です。相変わらず?元気ですのでご安心ください。


帰国前で報告書や最後の悪あがき?ではなく、活動の集大成?にむけて活動中です。

今日から3日間は、南の島の先生が地域ごとに集まって先生同士ワークショップ(研修会)をしてスキルアップをはかります。

僕も幼稚園のチーフから「君のプレゼンテーション良かったから、参加したら良いよ」と言ってもらい、昨年の算数ワークチームとは別に一人でも参加。(算数チームも昨年非常に好評で今年も参加しています。)

今日は初日で、人が集まらずどうなることやらって思っていたらどうにか10人以上参加してくれて形がつきました。
今日は僕の地元での開催だったので、まだ顔見知りとかいるのにこれでは先が思いやられますが。

でも、始まると集まってくれたローカル教員や僕の小学校の校長先生はかなり熱心に聴いてくれましたし、参加型だったので楽しんでくれました。

評価には
Very good. Cansersefie and useful.
Todays work is very educational, because I learn about multiple activities.
I learned how to use abstract materials in class.
Excellent.
Great.
Very good.
Very applieble for ECE & 1st grade.
Excellent.
I need extra time.
I need more activitidees.
Yes, This work shop should (must) be introduce to all ECE and lower grade teachers.
Yes, Please do your presentation again with the Luckop elementary school.
Kalagan.
Perfect. Presentation for lower grade.
Very relevant.
(意味の分からない単語もあるけど)

などなど、褒め言葉が並びました。
中でも嬉しいのが、僕に来て欲しいというリクエストをくれたメッセージ。
本当にもっと時間があったら行きたい。お世辞と分かっていても。

明日あさってもいいプレゼンテーションができるように頑張ります。

練習なし、手元に原稿なし、アドリブだらけのプレゼンテーションですが、
自分の感性を信じて、ぶつかっていきます。
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南の島での幸せは日本と同じ

2007年12月17日 | ミクロネシアの幼稚園
写真は、町の幼稚園の子どもたち。

僕にとって一番幸せなこと。それはやはり子どもと一緒にいること。

僕にとって幼稚園の仕事はまさに天職。

神様が僕に与えてくれた最高のプレゼントです。

もちろん、楽しいことばかりではないけど、日本にいても南の島にいても、幸せだっていう思い、充実感があるのは、幼稚園の教諭として子どもと向き合っている時。

もちろん、その分大変なこと、頭を悩ますことが多々ありますが、そんなことを忘れさせてくれる、そんなこと以上にたくさんの喜びを与えてくれるのが子どもであり、幼稚園教諭という仕事。

僕のモットーは、幼稚園の先生はその子どもの人生の進路相談をしているっていうこと。

人はそんな大そうなことではないって言うかもしれないけど。

でもやはり幸せ。

僕が幼稚園の教諭を目指したのは、人の心にいつまでも残る仕事をしたいって思ったから。

歴史で名を残すことなんてできないけど、歴史に名を残す人もお金をたくさんためた人ではなく、どれだけたくさん人の心を動かすことができたかだと思う。

日本でも南の島でも、これからも人の心に残る仕事をしたい。
そのためには、自分をしっかり磨いて、自分にできる限りの自信、そして子どもに胸を張っていきたい。

残り少ない時間も、目の前の子どもにとって何が大切かを何よりも大切にかんがえていきたい。
もちろん、日本に帰ってからも、そのきもちはずっと変わらない。
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南の島のワークショップで訴える

2007年12月14日 | ミクロネシアの幼稚園
今日はワークショップ2日目。

昨日は幼稚園のメインティーチャーを対象にして、今日は幼稚園のアシスタントティーチャーを対象に行いました。

メインティーチャーに比べてモチベーションが低いかな?って思ったけれど、そうでもなく、温かい目で授業を見てくれました。

午後の授業のアクテビティーの紹介でも熱心にメモを取ってくれたり、僕のコメントにうなづく姿も。

昨日も言ったのですが、算数の問題以外にこの南の島には大きな問題があると提案しました。

それは1クラスに2人の先生がいるのに、多くの場合ティームティーチングが成立していないこと。片方の先生が子どもに教えていると、片方の先生は休憩したり、じっと見ていたり、保護者と話したり、事務仕事したり(個人的な事務仕事も含む)
。それってティームティーチングなのかな?って投げかけました。

それは違うという答え。

そうなんだ。僕たちの幼稚園はティームティーチングをするために、2人先生がいるんだよって力説しました。

そして僕がメインティーチャーになり、いつもメインティーチャーをしている先生が僕のアシスタントとして、理解のゆっくりな子どもや騒がしい子どものケアーをしてくれていたことを話しました。
今日みんなが見たことがティームティーチングだと。

それは、僕が今まで見て経験してきたことだから、僕と関連してきた先生には少し、いやかなり耳が痛かったことだと思います。

でも、いいことはいい、悪いことは悪いと名指しではないですが、はっきりと僕たちが南の島の人に伝えるのは大切なこと。

だって、僕たちは南の島に住んでいるけど、一緒住むわけではないから、変なしがらみがなく、いいこと悪いことを相手の立場に立ちながらも客観視して言える立場だし、そういえなければ意味がないと。

いい人間関係を築きたい、いい活動をしたい、そのためには相手を十分に理解しつつ、そのために日々の活動を怠らず、日々我慢強く接することが大切。

でも何も自分から発信しなければ、なかなか伝わらないのも事実。

今日はそういう意味では僕は思い切り言ったのかも?

後悔なんてしない。

自分の考えはこうだって自信を持って言えるものを今までこの南の島で培ってきたはずだから。(人にえらそうに言えるほどではないけれど)
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南の島の幸せ者

2007年12月13日 | ミクロネシアの幼稚園
それは今日の僕のこと。

今日、僕にとっても南の島にとっても初めてのオープンクラス型の幼稚園のワークショップが行われました。

オープンクラス形とは、実際に子どもがいる授業をしながらワークショップをするもので、今まで小学校の算数教育で仲間の隊員と実践してきました。
この算数教育のオープンクラス型ワークショップは、仲間と一緒に1から作り上げてきたものだと、僕は大きな誇りをもっています。

そんなワークショップを行いながら隊員や事務所に「よく手伝っていますね」って言われることがありました。
僕はこの協力隊は、自分の職種で力を発揮すべきだけど、大きな意味で教育として捉え、小学校だ、幼稚園だ、高校だという小さなカテゴリーにとらわれずに、この南の島の教育を少しでもよくしていきたいって思うことをすればいいと信じてきました。

でも僕の本業はもちろん、幼稚園の先生。
だから、決して小さな枠にとらわれるという意味ではなく、自分のやるべきことをしっかりとやり遂げるという意味において、幼稚園でも自分の持っているものをこの南の島に可能な限り、残していきたい。

その思いが幼稚園の日々での活動、隊員と力を合わせた算数ワークショップの中で沸々と湧き上がってきました。

そして、住んでいる村の幼稚園での仕事と並行しながら、町の幼稚園でも働きことにしました。
単に活動先を増やすこと言うことではなく、南の島で井の中の蛙になっていないかを確かめるため。今まで村で活動してきて、僕が感じたことが正しかったのか?南の島の幼稚園の先生が必要としているものはなになのかを自分なりにずっと考えて、幼稚園の授業という形で活動を通して表してきたけれど、それが正しかったのかを見極めるため。

そして町で今までの、村の先生とは違う子どもや教育に対して熱い思いを持っている先生に出会うことができ、この人と一緒にワークショップをして、南の島のみんなの先生に自分の持っているものを少しでも多く、そして確かなものとして伝えたいと改めて思いました。

今日まで、僕のレッスンプランやプレゼンの資料も彼女は一緒に考えてくれて、こんなに長い時間仕事のことをローカルの先生と話したことがないというくらい話しました。

僕一人が考えるのでは、僕の一人歩きになるから、やるならローカル教員と共に、考えをしっかりと共有してしたかったので。

一緒に仕事をしている人が受け入れてくれないものをワークショップとして提案することは僕にはできなかったから。だって、一番身近な人に分かってもらえないことが、ほんの一日で伝わるわけがないし、ローカルの先生がいいって思う確かなものが欲しかった。

その下地があるから、ローカル教員と一緒に力をあわせられるんだと。

そして今日そのワークショップがありました。

10時スタートと言ったのに、9時ごろから先生が集まりだして、予定以外の授業まで見てもらいました。

そして、近くの大学に勤める仲間の隊員、一緒にいつも活動している小学校隊員が応援に来てくれる中、ワークショップを開始。

今回、1時間20分にも及ぶ長い時間の授業展開。

正直無理がありますが、この南の島のワークショップは度々開催するわけにはいかない事情があるので、僕が今まで子どもと一緒に授業をしてきて、これは南の島の先生に伝えたいと思うことをたくさん詰め込みたいと。

合計9つの算数に関するアクテビティーを紹介しました。

いつも南の島では、子どもがいない中でのワークショップだし、理論ばかりが先走り、実践を学ぶ機会がない。それは、今一緒に働いている先生からも切実に言われました。

子どもたちは本当にがんばってくれました。

最高のできです。

やはり、この11月から週二回この町の幼稚園に通い、子どもとかかわってきたからこそできたものだと思います。
やはり幼児教育は子どもとの信頼関係が命。それは、日本でも南の島でも同じです。

子どもなりに今日は先生のためにがんばってやるぞって子どもは子どもなりにたくさんの人が来ていることを感じ取っています。
日本でも昔、園長先生から「研究会や発表会をするときに子どもとの信頼関係が明らかになる」と言われていました。

午後からは午前中の授業を理論的に、そしてより実践的に説明することにしました。

僕は理論は理論で大切だし、でも理論だけが先走らない、そしてまた実践だけが一人歩きしない、理論と実践がしっかりと絡み合ったものにしたかったので。

だから、POWER POINTを使って、思い切り理論や南の島の問題点をはっきり指摘しながら、一方でこうすればそれは解決できる、「じゃあ実際にしてみよう」と先生にも子供みたいになってもらい、体験してもらい「これは楽しい、やってみよう」って心と体で理解して欲しかったので。

そんな思い通りにできたかは、わかりませんが、参加者からじゃあこうすればいいの?って新たなアイデアが出たり、このアクテビティーを私の村の幼稚園に来て子どもに教えて欲しいなどなどうれしい言葉をもらいました。

ワークショップが終わってからも「村の幼稚園に一度で良いから来て欲しい、仕事の時間が無理なら土日でも良いから」ってそれって幼稚園の仕事ではないような気がするけど、お世辞とは分かっていてもそこまでいろいろなところに回って欲しいって思う気持ちを伝えてくれるのは本当に嬉しい。

このワークショップ開催まで計画を始めたのが実は4月。ハワイへのワークショップをまず手始めに、ポンペイの先生を集まるつもりが、なかなか進まず、僕の住む村の幼稚園の職員が病気になって、村の幼稚園から出るのが難しく、町にいくのものびのびになっていて、やっとここまでこぎつけられました。

本当に長い道のりでした。まだ歩いている途中だけど。

ある隊員に僕が「今、町の先生と凄くいい関係で仕事をしている」と話すとそれを聞いた隊員は「それだったら、もっと早くに出会っていたら、もっと活動が広がりましたね」って言われたけど、そのとおりだけど、ここまで時間をかけたからこそ今の喜びがある、そしてこの関係が築けたと思います。そしてそう信じたい。

ある歌に「投げ出さないこと逃げ出さないこと」って歌詞があるけど、ほんとうそう、
一番大切なことは信じぬくこと。

自分が南の島にいることに意味があり、自分の志を信じていれば、いつか願いが叶うって。

人から見れば、凄く小さな願いに見えるかもしれないけど、

そしてここまで僕を支えてくれた、事務所のスタッフ、仲間の隊員、そしていつも一緒に暮らしてくれている南の島の家族に感謝の気持ちでいっぱいです。

明日もワークショップ。

同じ成果を期待してはいけないけど、何かを掴み取りたい。

だって南の島には、あと98日しかいることができないんだから。

一日一日を大切にしないと。

今日は凄く長い文章、ご拝読ありがとうございました。
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南の島の幼稚園のクリスマス飾り 

2007年12月12日 | ミクロネシアの幼稚園
今日はいよいよ、ワークショップ前日。

子どもたちとクリスマス製作に勤しみました。

といっても非常に単純なもの。

僕が事前に切っておいた色画用紙のクリスマスツリーの形に、子どもが絵の具で指で飾りのようにペインティングするというもの。

日本の子どもと一緒で、手が汚れるからなのか躊躇する子もいて、南の島も町の子どもは特にたくましさに欠けるかも?

絵の具や画用紙が日本のように十分にないので、クリスマスという機会を使って、
このような製作に取り組むのは大事なこと。

この南の島にもクリスマスソングがあります。

内容は「今日はクリスマス、お父さんとお母さんは急いで町に行って、ケーキやきっキーを買ってこないとね」みたいな歌詞をジングルベルの歌にあわせて歌います。

南の島のスーパーなどはクリスマスイルミネーション。

他の南の島の人から言わせると、この南の島はクリスマスイルミネーションが派手みたい。

僕の家にもあります。今年は電気代が高いからまだしていないけど。

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南の島でパソコンとにらめっこ

2007年12月11日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、南の島の選挙の日。

この間選挙があったのですが、当選者が有効投票率に足りずに、最後1位と2位の人が争いました。

なので、学校は当然休み。

それはまさに神の恵み。

今日こそ、ワークショップのプレゼンを完成させないと。

町の幼稚園のカウンターパートは、僕のレッスンプランを丁寧に何度も見てくれて、細部にわたって練り直し。

本当にここまで懸命になってくれる彼女に感謝。

今までの僕のカウンターパートにはありえなかったことだから。

こうして仕事のことでここまで深く議論し合えることが嬉しい。

今日はまだ未完成。

明日こそ、ワークショップ前日。

完成させないと。

本当に間際にならないとできない。

南の島のぎりぎり生活が身について、怖い。
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南の島のティーム・ティーチング

2007年12月07日 | ミクロネシアの幼稚園
いよいよ、来週が南の島始まって以来の?幼稚園初オープンクラス。

今日も町の幼稚園に行って、仕事をしました。

僕がメインになって算数のいろいろなアクティビティーをするのですが、一つ一つの活動の間に僕が片付ける子供と接する間に終わった子供が退屈になってしまったりすることがあります。
南の島ではそんなこと関係なく先生は授業をすすめてしまいます。

しかし町の幼稚園の僕のカウンターパートはそんなときにさっと子供たちの前に立ち、歌を歌ってゲームを始めてくれます。

凄い。そしてこんな人とめぐり合えたことがうれしい。

彼女に授業後に今日のような形がティームテーチングだから、このようにオープンクラスでもやっていこうと話し合いました。
彼女も深くうなづいて、私の同僚もこれをなかなかしてくれないと同じ悩みを抱えたもの同士で分かり合えました。
ワークショップでは決して難しいことを伝えるのではなく、このようにどのように授業をよくしていくかを具体的な形で紹介し、はっとローカル教員がしてくれれば、最高なのですが。


そして、午後から幼稚園の事務所に行き、各幼稚園のポストに僕がつったワークショップのチラシをいれ、事務所にもベタベタと宣伝してきました。

肝心の中身を具体的に示す、レッスンプランとプレゼンは頭の中。

がんばって形にしていかないと。

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南の島で動き出したワークショップ

2007年12月03日 | ミクロネシアの幼稚園
いつもブログで書いているワークショップ。
それは、小学校隊員と一緒にしてきた小学校教員を対象とした算数ワークショップ。

でも僕は本来、いや今でも幼稚園教諭として派遣されているので、やはりやりたいのは、幼稚園のワークショップ。

今までこの南の島ではなかなか実現できず、違う南の島のハワイまでいって、他の国の南の島の人たちのためにはワークショップをしたのですが・・・

今日カウンターパートから「ワークショップするんだって」って。

そう前回のハワイのワークショップは彼女とコンビを組み、今回はこの村ではなく、町の先生と町の幼稚園でするので、まだ村の幼稚園のカウンターパートである彼女には話をしていませんでした。

そして、今日もMEETINGがあるというので、町へ。

1時間半、じっと話を聞いていましたが、その話は出ずじまい。

でも、どうやら確実に話は進んでいるみたい。

いろいろな諸事情があり、何度もオープンクラス型のワークショップはできないので、この一回にできるだけたくさんのことをそれもローカル教員が興味を盛ってくれることをしっかりと伝えたいと思います。

掴んだチャンスは逃さずに、確実にものにしていかないと。

今日は日本にいる活動をよく知ってくださっている人から、やりたいって思ったこと全部実現しているねって言ってもらいました。仲間の隊員からも「もう遣り残すことないですね」って言ってくれますが、いやいやまだまだ。

最後の最後まで、自分が今すべきこと、今できることを探し、それに向けて実現していきます。

そして、今しかできない、今しか感じられないことを一つでも多く掴み取って日本に帰りたいです。
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南の島の格言

2007年11月19日 | ミクロネシアの幼稚園
今日から新しい週のスタート。

今週から2つの幼稚園をどちらも週2-3回ペースで回ることにし、午後から小学校教員対象の算数ワークショップ開催の小学校の授業を見て、準備をする、または大学の幼稚園教諭免許取得コースの授業に参加して授業を受けるという予定。

でも、これだけたくさん詰め込めば、予定が狂うのもまた常識。

今日は朝幼稚園に行き、子どもたちと社会見学で歯医者さんに行きました。

南の島の幼稚園も歯医者さんに見学に行くなんてかなり進んでいるでしょ?

行く場所などは、各幼稚園に任されていますが。

無事仕事も済み、タクシーを捕まえ(これが一仕事、正確には待つ)町まで行き、算数ワークショップの村へ行くはずでしたが、行くことが出来ませんでした。

教育局の車がなく、授業開始の時間が来てしまったため。

この南の島、いや開発途上国では、「1日1つ用事ができればいい」という心掛けで仕事をすること。それが精神衛生上大切です。
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南の島で自分を信じることを確認 ローカルが受け入れてくれた

2007年11月15日 | ミクロネシアの幼稚園
今日から職場が変わりました。
というか、正確に言うと増えました。
今まで南の島の村の海の見える幼稚園で働いていたのですが、幼稚園の事務所からいろいろなところに言って欲しいという要請があり、他の幼稚園を知ることも大切だし、今の幼稚園では僕がいろいろなことをすることが当たり前になってしまい、ある意味馴れ合いになってローカル教員が仕事をしなくなってしまっていないかな?って思うところもあり、もちろん今まで働いてきた幼稚園がメインですが、他の幼稚園でも働き、自分たちでもちゃんと幼稚園をしてもらおうと。(僕がいなければ、いないでちゃんとできるはずなんだから)

今までその話を同僚(ローカル教員)に話していると「調理員が病気だからとか、別にかまわない」って言っていたのが、行くことが決まると「校長先生に話したの?」「今度教育局の人が来るのにいないとだめ」とかいろいろ話し出したので、それらの問題はスベテクリアーにしているから、「僕は明日から別のところにも行く」と言って今日からタクシーに乗って町の幼稚園での初勤務。

正直、町と村の教師のレベルの差を改めて感じました。

そして僕の授業も初めてということもあって凄くて丁寧に見てくれました。
子どもたちは休み明けで落ち着きはなかったけど、少人数で僕の授業を受けてくれました。

そして、今日出来なかった授業(10個のマスを作りそこに石などを置くようにするマテリアル)を町の幼稚園の先生に話し、この南の島の幼稚園では次々に数字を教えたり、書けるようにすることより、数字の感覚、数字の数量を子どもが実感することが何より大切だと話しました。

すると凄く同意してくれて、その通りだって。

そして外で町で働く隊員と食事をして、幼稚園に帰ってみると、幼稚園の先生がなにやら紙を切っています。

「何を作っているの?」って聞いてみると「あなたが教えてくれた数字の感覚を養う表を
私もやってみたいって思って作りかけているの」って。
なんだって、今日まだ話しただけの授業のアイデアを採り入れてくれるって、それも明日から、それも僕に「作って」と言うのではなくて自分で作ろうとしている・・・

正直感動しました。なかなか今まで自分がしたことがどこまで相手に伝わっているのか?という自問自答の毎日でしたが、こうして僕がしている授業を見て、これは役に立ちそうだって思ってくれる人が、そしてそれを自分で作ってみようという人が。

最高に嬉しかった。もちろん一緒に作りました。そして彼女にこの島のカリキュラムの問題点などを聞いてみると、僕が感じているように子ども実情に合っていない点がいっぱいあって、彼女も自分で取捨選択して授業をおこなっているようです。

今日は町の道が濡れていて、滑って頭から転げて、凄く痛かったのですが、良かったそんなことに不運を使っておいてって感じです。
もちろん今日のようなことばかりが続くわけではないですが、こうして自分で後ろ髪を惹かれる思いで外に飛び出して、それ以上の成果というか喜びを得ることが出来ました。

今頃何を言っているんだって言われそうですが、これからも自分がこの南の島の幼稚園にとって良いと思ったこと信じて、活動していこうと改めて思いました。
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南の島のローカル教員より頼りにされたかも?

2007年11月06日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、6日ぶりの幼稚園再開。
昨日のTRACK&FIELDは、選手以外は、幼稚園はなく休みでした。
しかし、それが決まったのは木曜日の会議で、金曜日は祝日、そして土日に突入。

そんな日曜日、のんびり家の今最も熱い?人気スポットのハンモックでボーとしてういると、家族の人から電話だよって。
出てみるとなんと幼稚園の保護者からでした。
保護者「明日幼稚園休みなんですか?」って。
僕「そうなんです。明日は、幼稚園は陸上競技があるから選手以外は休みです」
保護者「わかりました。ありがとう」って内容。

その保護者は凄く親切で、僕が教室を掃除していると「それは私がするから」って言ってくれたり、休憩時間に子どもが遊んでいるといつも僕と一緒に子どもの遊びにつきあってくれます。
思わずあなたがカウンターパートだったらよかったかも?って言いそうな。

何で僕の家にしかも僕の電話ではなく、お祖父さんの家にでんわしてきたんだろう?
ローカル教員の家の電話番号調べたほうが確かなのに?

まあ僕が教会の助祭であるお祖父さんの家に住んでいるのを知っているのでそこから聞いてみようと思った単純な話だと思うのですが。

今日幼稚園でやはり連絡が行き届かず、ローカル教員に「昨日幼稚園休みだって知らなかった」って言う保護者がいて、そこで僕に電話してきた人もいたよって話すとその保護さ、者に「なんでhiroの所に聞いたの?」ってちょっと憮然とした感じでした。

まあ大した話ではないですが、少しずつ僕も信頼されてきたのかな?って遅まきながら思った瞬間でした。
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南の島の定年退職&MEETING

2007年11月01日 | ミクロネシアの幼稚園
この島の人たちにも定年退職はあります。
もちろん農業などに従事している人ではなく、公務員のお話。
今日は南の島の幼稚園はお休み、なぜなら1学期が終わり、ECEスタッフ全員(教諭・運転手・調理員・ECE事務所のスタッフ)によるMEETINGがあったからです。

そこでは、職員の保険や保護者への対応、生徒数の推移、その他諸問題などが全員で話し合われます。僕にとってはローカル言語攻めで正直つらいのですが。
その場で、今日退職されるドライバーがみんなに表彰されました。
みんなの前にたって、みんなから祝福され、山のようなプレゼント。

僕は何も用意してなかったので、この島特有の手にお金を握って握手をして相手に渡すというやり方でお祝いしました。(生々しいですが)

日本では一昔前までそうだった(今もあるのかな?)60歳の誕生日に定年退職になります。
みんなにこれだけ祝ってもらえることって素晴らしいなあと思います。

そして延々と続く会議で効率は非常に非常に悪いですが、みんなで話し合って物事を決めるというこの南の島のスタンスは非常に学ぶべきものがあると思います。

日本では、先生だけが集まることはありますが、このように子どもに携わるすべての人が集い話し合うという考えはありませんから。

この南の島の生活では、日本の経験を生かしてこの島に必要なことを伝えると同時に私が
どれだけ異なる価値観が存在する南の島の良さを学ぶことが大切です。

これからも南の島の生活のよさをたくさん掴み取りたいと思います。

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南の島の陸上競技予選

2007年10月25日 | ミクロネシアの幼稚園
今日から2学期のスタート。

朝礼が終わるとすぐに授業を開始して、歌など張り切って教えていて、カウンターパート(現地の先生)に「今日から2学期だからなにか子どもに言ってよ」と言うと「今日は授業しないよ、だってサラダック(となりの幼稚園)に出かけるから」との答え。
いつもこちらから聞くと初めてインフォメーションを流してくれる。もう少し早く言ってくれると非常に助かりますが・・・

11月になるとこの島全土から集まって、幼稚園から小学校までの陸上競技大会が開かれます。その村代表を決めるためです。

朝ごはん(南の島の幼稚園では朝と昼2回給食があります)を食べて、サラダックへGO

前回に経験しているので、ゴールに筆記用具を用意してすぐに始められるようにそして間違いのないチェックができるようにして望みました。

サラダックについて、距離は何メートルって聞くと、50メートルって言うので、歩きながら計ってここが50メートルだよって言うと「遠すぎる」って答え。
君が50メートルって言ったからだよっていうと、しばらくして納得。

子どもは、初めての場所で50メートル走るので、ゴールで必死になって手を振って「こっちだよって叫んでました」

南の島の幼稚園では自由な休憩以外外に出ないので、こうして暑い時間に外に出ると「やはり南の島は暑いなあ」って実感。

まあ赤道直下ですから当然ですが。
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南の島の学期末

2007年10月23日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は、仕事はあるけれど、子どもは来ません。

南の島の学校は4学期制。
1StQUARTERが終了したので、1日子どもたちは学校をお休み。
先生たちは、2ndQUARTERに備えて、準備をします。

僕らの学校の先生たちは、草刈が大好き。
この南の島は、照りつける太陽、毎日のように降る雨のおかげで芝生はすぐに伸び放題なので、欠かせない作業です。

今日は仕事が終わった人は、何をしても構わないので、普段できないことしようと仲間を誘って昼に町に行きました。

なぜなら最近町にある大学の観光科が学生の研修のためにレストランをリニューアルオープンしたらしいから。
この島には、アメリカ人や日本人が喜んで入るレストランは数えるほどしかないので、なんと大学のレストランは予約でいっぱいでした。

本当は予約いっぱいで入れなかったのに、予約は12時30分だからそれまでに出るという条件で食べさせてもらいました。

ランチが5ドルまで、デザートが2ドルまでトータル6-7ドルと、綺麗で美味しい料理の割にはかなりリーズナブル。

最近、すき焼きしたり、フランスの軍艦乗ったりとかなり今までの食生活と異なり、量より質で勝負しています。

今週は今年度初めての算数ワークショップもあるし、日本とのインターネットライブについて準備もしないといけないし、ECEでの仕事も増えてきたので、まあ体力をつけるということで、自分を甘やかしましょう。

夕方は家に帰って、茄子とミンチを買って帰りました。お味噌をいれて味噌ナスをしようと。

今、ホストファミリーは、お母さんは娘さんの出産でハワイに、お父さんは船乗りなので留守で、子どもたちが頑張って料理作っているので、できるだけ手伝おうと。

でも、今日は食材がいっぱいあるみたいで、別の日に振り替えて作ることになりました。

お母さんが帰ってくるまでは、あまり凝った料理をすることより、とりあえず食べられる料理作りに変更して頑張ります。

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