南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島の音楽教材収録依頼?

2007年12月10日 | ミクロネシアの小学校
南の島の公立の学校には、ちゃんとした音楽の時間は存在していませんが、クリスマスになると各学級で歌を練習したり、歌の好きな先生は暑い昼からの授業の中に音楽を取り入れる先生もいます。

そして南の島の教育委員会にはキーボードが上手な音楽のスペシャリストがいます。

先日その音楽教育スペシャリストの方が、町の幼稚園で日本語のクリスマスの歌を指導している僕の姿を見て、「君たくさん日本語のクリスマスソング知っている?そしてそれをローマ字で書いてくれる、そして君が子どもに教えているようにウクレレでもキーボードでもいいから使いながら君が録音してくれる?」って。

「それをどうするのですか?」と聞くと来たるべくクリスマスに備えて来週早々にCDに焼いて学校に配布するとのこと。

今正直ワークショップ準備と町の幼稚園勤務でかなりタイトなので、「まあどうせ言うだけで本当に来ないだろう」って思っていると、今日も昼から音楽スペシャリストが来て「いつなら録音できる、忙しそうだね、それなら君が好きな時間に億音できるようにレコーダーを貸すから、できるだけ早く録音してきて」って。

「えー、本当に録音するんですか?」って感じです。それも今年のクリスマス用なんて。もっと時間があったら練習して僕のウクレレバンドの記念CDにするんだけど、今それだけの時間がない。

そしそれなら僕の日本語クリスマスソングをこの南の島で響き渡らせてやろう。
(きっと誰もそのCDを聞かないだろうけど)
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南の島の野球出場

2007年12月06日 | ミクロネシアの小学校
朝、小学校の先生が「Hiro今日先生たちの野球の大会があるから参加しないか?」って誘ってくれました。

この島では野球(言葉のそのままでもソフトボール)が盛んです。

でも、日本人が生かせる野球ではなくパワー勝負の野球なので、なかなかローカルに歯がたちません。

でもその先生は「君はアクテビティーだから大丈夫」って。

今日の学校の授業はいつもは3時だけど、2時終了。

もちろん理由は、先生たちの野球大会があるから。
すごい。いつもながら先生中心。

でもスクールバスで、家に子どもを送ってから僕たちが使うんだよって言うから、そんなの当たり前だよって突っ込みたくなりながら、ローカル教員と町を越えていく村までスクールバスに乗るために待ちました。

同僚も女性だけど野球が大好きなのでもちろん参加。

そしてスクールバスを使うので、途中でガソリンスタンドに寄って、みんなそれぞれ1ドル徴収。

そのお金でガソリンを買いました。2ガロンほどですが。

今南の島は、世界的な石油の高騰をもろに影響受けています。
でもこうして、公の部分は南の島の政府から、私的な野球はポケットマネーからだすようにしているのは、すばらしいって拍手を送りたい。

そして、その計算が果たしてあっているかより、1ドルならみんな払えるし、日本人みたいにややこしい割り勘計算をしなくていいから、とても南の島的。

今日はこの間算数ワークショップをした村との試合。

もちろん村対抗なので、本気モード。だから僕はレギュラーではありません。

僕の幼稚園の運転手は凄く上手だけど、今足をけがしています。

彼はサードで3番とわが村期待の好選手。

でもヒットで走っているときに足を痛めたのか、僕がピンチランナーで交代して、そのまま、サードで3番打たしてもらいました。

相手も弱かったし、勝てるゲームだったからかも。

でもローカルの試合に行っても、なかなかローカルの壁は高く、試合に出してもらえないけど、今日は出ることができました。

ショートへの内野安打だけだったけど、サードはどうにか難しい打球もなく、一度送球ミス?相手の捕球ミス?があっただけ。

まあこれから出場するのは難しいだろうけど、南の島でも野球デビューできました。かなり遅かったけど。

でも一番うれしかったことは、冒頭でローカルの教員が最近僕は町と村の学校を掛け持ちしているにもかかわらず、僕に声をかけて誘ってくれたこと。

こういう何気ないつながりがうれしい。そしてこれって長く村で生活しながら活動しているからこそなのだと自分で自己満足に浸っています。

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南の島算数ワークショップ

2007年11月30日 | ミクロネシアの小学校
今日は、僕たち隊員3人がローカルの教育局の算数スペシャリストと共同で進めている算数ワークショップ当日。

昨年4度開催し、今年は南の島を一週回ってしまう計画をスペシャリストが立てて、「おいおいそれ本当にできるの?」って突っ込みいれたくなりますが、ローカルがやる気を出してくれているんだから、やるしかない。

いつも問題?になるのが、リフレシュメント。
つまり休憩時間に食べてもらう軽食。(ハンバーガー・サンドイッチ・果物・スナック・ココナッツなどなど)
これは僕たちは学校側に必要ないし、その費用は僕たちが援助することができないと言っていますが、いつも当日には、山のようなリフレシュメント。

これは南の島の習慣なので、僕たちはいらないと思うといい続けることしかできません。

またマラマルといってきた人の頭に飾る、花飾りも歓迎の意味には欠かせません。
今回は子どもたちが来た先生にかけるなど、子ども主体?

この学校は凄く自由感があります。先生の人柄そのもの。

授業は生徒も緊張していたみたいけど、ものさしが一人ずつないこの南の島で定規を印刷機でコピーして使うという授業はかなり受けました。

これからは、これをまねて、授業で定規を使って実際の大きさを意識して授業を行ってくれればなあと思います。

今回は討議でなかなか意見がでないので、こちらから今日の授業をうけて、他にもこんなやり方がありますよってかなりいろいろな授業アイデアをプッシュしました。

まだまだどんなやり方がどんなアプローチがこの南の島の先生の心を捉えるのか試行錯誤しながら考えていきます。

常に進化するワークショップを目指してね。
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南の島のワークショップ前日

2007年11月29日 | ミクロネシアの小学校
今日はワークショップ前日。

毎日、町の向こうの村の学校へ通うのも慣れてきました。
今日はその学校に着くと、いつも草がぼうぼう生えているところを数名の人が草刈機で刈っていました。もちろん、明日のワークショップのために。
この南の島でワークショップを開くのは、その学校の名誉がかかっているので、学校も綺麗になるしいいことだからかな?
まあ、日本でも研究会があると、研究会前の大掃除があるから同じかな?世界共通かも。
日本では流石に前の日に草刈はしないけれど。

明日の授業を想定してローカル教員が一度授業をしてみました。
凄く明るい先生で、この南の島では珍しいくらい前向きでいつもポジティブです。
だから子どもたちも明るいし、クラスの中に自由な雰囲気が流れています。

今日はダイビングのライセンスの写真を取りに行ったり(この南の島では証明写真は図書館で撮ってくれます)クリスマスバケーションの旅行のチケットを買いに行ったりしました。

またクリスマスバケーションの旅行については日を改めて。
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南の島で子どもと再会

2007年11月28日 | ミクロネシアの小学校
毎日午前中は幼稚園を村と町の交互に行き、午後からは算数ワークショップのために僕の住む村から町を越えて、奥の村に行っています。
金曜日に開く算数ワークショップの授業公開クラスが今回はその町を越えた村にあるからです。
その学校の今度公開授業をするクラスには、なんと昨年僕の村の併設している学校で昨年度に隊員がクラスを受けもち、公開授業をした子どもが引越しをして偶然いました。

向こうの子どもも覚えていてくれて嬉しかったです。
彼はこの島でまだ6回しか開かれていない公開授業に2回も参加することになります。

そして今日授業中に「Hiro」って呼ぶので、行ってみるとプリントに隊員が教えてくれたカタカナで「ジョンシン」って書いて「これで合っているか?」って。
子どもにとって日本人や日本語との出会いは、本当に私たちが考えている以上に心に残っているのだなあと実感しました。

そんな子ども達の心にいつまでもいい意味で残る活動をしていかないといけないなあって、彼の書くカタカナの名前から改めて誓いました。
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南の島の休み時間の合図

2007年11月26日 | ミクロネシアの小学校
南の島の学校の合図は、日本のようにチャイムではありません。もちろん。

基本は鐘。それも戦前の日本のように(正確には生きていないのでわかりませんが)大きな鐘やそれに代用するものを金槌で叩いたりします。

そして、それは校長の裁量などによって鳴らされるので、時差があります。

最近は 学校全体も少しだれ気味で、本来20分くらいの休み時間が40分くらいに延長。そして今日は12時前後(あくまで前後であって、丁度ではありません)になるはずの鐘が11時40分には鳴って、昼休みに突入。

きっと校長先生に昼休みに大切な用事があったのかもしれません。

幼稚園も10時過ぎの休み時間はその鐘が影響しますが、12時のベルは鳴ろうが鳴るまいが、子どもが給食を食べ終えて、歯ブラシが終わらないといけません。

日本ではチャイムは正確でなければいけませんが、時間を正確に知らせる鐘までゆったりとしています。
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南の島の算数ワークショップ

2007年10月26日 | ミクロネシアの小学校
今日はサイドワーク?の算数ワークショップ。
小学校の先生を対象に分かりやすい授業を目指して、ローカルの先生がオープンクラスを行い、僕を含む3人の隊員がサポートしています。

今日は、開始時間の1時になっても全く人が集まらず、いくら今年は参加者をこちらから指定して人を絞ったからといって、全然来ていないって心配になりました。

今回は準備期間として3回も授業を見て、それに対してコメントをして、レッスンプランにつなげていく形をとったので、非常にスムーズに開催までこぎつけることができました。

自分がする以上にローカル教員がするのを支えるのは、労力がいるかもしれませんが、
こうしてローカル教員がいい授業をすることが大きな刺激になっていくと思います。

1時間の授業の使い方など、課題はありますが、それを今後のワークショップにどうつなげていくことができるかだと思います。

家に帰って、お母さんのいない家族にキャベツとウィンナーの炒め物を作って、同じ村に住む隊員からサカオの招待をうけて、さきほどまで飲んでいました。

忙しいですが、ゆったりと時間は過ぎていきます。

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南の島の週末残業

2007年10月20日 | ミクロネシアの小学校
南の島の週末。日本の皆さんは、きっとのんびりした週末を想像されるでしょうが、今日は早起きして朝5時から仲間の隊員とワークショップの準備に取り掛かりました。

今回のテーマは分数。

この島の子どもたちの課題は算数において、数的感覚・イメージをつかむことができない。

たとえば、2分の1と3分の1を比べたら、ある子どもは、3分の1の方が大きいって言います。なぜなら3の方が数字が大きいから。

それらを克服していくには具体物を使って算数を教えること。
その大切さを伝えるため今回の授業ではフラクションバーを使います。

でもそんな便利がものがこの島に子どもが使える分あるはずがなく、紙を調達して手作りで作っています。
分数の大きさに比例して2分の1、3分の1と作るので正確さが要求されるので、12分の1とかになるとかなり難しい。

でも夕方までには終了。

これで月曜日今度ワークショップを行う学校に前に渡した分に追加して持っていけます。

そして夕方からテニスに行って一汗かいて終了。

南も島でも週末残業?あります。

日本人ですから。

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南の島から日本への旅立ち

2007年10月13日 | ミクロネシアの小学校
今日は、日本の僕が勤めて幼稚園では運動会が開かれているはず。

きっと子どもたちも自分の持っている力を精一杯出していることだろうと思います。

そして、職場の仲間である職員も子どもの力がすべて発揮できるように、最大限の努力をしてきた成果が実ることを願っています。

こちらの島では、今日は昨年の算数ワークショップでローカル教員として初めてオープンクラスを開き、また広域研修(ミクロネシア・マーシャル・パラオ3国のJOCVとカウンターパート(職場の同僚で隊員が技術移転をする相手)が開催された時もオープンクラスの授業をしてくれるなど大活躍だったトリニティーナ先生が日本のJICAの研修で今日日本へと旅立ちました。
彼女は親戚のいるグアムまでは行ったことがあるけど、それ以外は初めて。
ポンペイ人にとってグアムやハワイは外国とは言えないところがあるので、ある意味初海外旅行。

僕たちは日本でたくさんのことが学べるよ、日本はとても広いよ、北海道にいくので雪が見られるからねなど、前向きなことを連発していましたが、彼女は不安でいっぱい。

そして空港まで行き、彼女と明るく別れる僕らとは対照的に、彼女の家族と彼女の別れは悲しみいっぱい。

よく考えれば、この島の人が日本という親戚で誰も行ったことがないところに一人で出かけていくことなんて、不安がいっぱい、ちょっと大げさに言えば宇宙に行くような感覚なのかも。

でも彼女と始めてあったのは、約一年前。とても賢い人で、一目見たときからこの人はできると思ったけど、人前に出るのが好きではなかったし、こつこつ自分のすべきことをこなしていくタイプの人だった。でもオープンクラスを行ったり、広域研修に参加したり、そしてこのJICAの日本研修プログラムに参加したりとどんどん積極的になってきている。
そして間違いなく、これからのこの島の小学校教育のリーダー的存在として重きをなしていく人だと思います。

そんな彼女の成長に一緒にいられたこと、その機会を作ることに協力できたことは、大きな喜びです。

南の島の人は、モチベーションが低いから僕たちがいくら頑張ってもなかなか動いてくれないって思いがちだけど、決してみんながそんなわけじゃない。

僕たちがたくさんの出会いを求めていく中で、きらりと光る人が必ずいる。
自分を精一杯にいき、この島のため、目の前の子どもの為に頑張っている人が。

残り少ない期間ですが、そんな輝いている人と出会うためにどんどん活動していきたいし、誰もがそんな輝けるチャンスがもっていることを微力ながら伝えていきたい。
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南の島の残業

2007年10月11日 | ミクロネシアの小学校
きょうは、学校の校舎から1教室だけ夕方になっても煌々と明かりがついている部屋が。

日本では当たり前の光景ですが、この南の島では皆無、いや未知の世界かもしれません。

今日は算数ワークショップに参加している隊員があつまって、次回行うローカル教員の授業に必要な教材を作りました。

一人ではなかなかはかどらない作業も3人寄ればなんとかで、なんとか3時間くらいかけて作ることができました。

最初は要領を得ませんでしたが、だんだん作っていくうちに要領を得てこれなら次回はもっとスピィーディーにできるかも。

作ったものは、フラクションバーといって分数を視覚的に子どもに分かってもらうためのものです。
今回は35名くらいいるクラスをグループで分けて、グループ作業を中心に行う予定なので、グループ分を作りました。
正直、そんなに難しいものではないですが、やはり時間がかかるので、ローカルの先生がどこまでその労を惜しまずにしてくれるかは、わかりませんが、まずやってみようです。

この島のワークショップのローカル教員の要望を聞くと、それワークショップにでてすぐに授業ができるものがいいとのこと。

日本だったら、そんな虫いいことあるかーって感じですが、やはりお国柄、労を惜しまないのは難しいようなので。

でも誰かがそれに興味を持ってくれたら、同じものを作れなくてもそういう視覚を通して、子どもに教えて、子どもが数的なイメージを持つことがいかに大切かを伝えていくにはいろいろな手段を用いていくしかないと思います。

残業をした後、日本ならこんな時間まで仕事をするのは、あたりまえなんだけどなあと思いながら、家路に着きました。

家族も「今まで何していたの?」と心配してくれていました。

あと数ヶ月したら、残業しながら南の島の生活が懐かしくなることでしょう。
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南の島の職員会議事情

2007年10月10日 | ミクロネシアの小学校
僕の働いている幼稚園と併設している小学校(僕も幼稚園職員ですが、同時に小学校にも所属していてその一員なのですが)では、職員会議が頻繁に開かれます。
それも子どもが帰ってからではなく、職員会議をするために子どもの授業を午前中だけで切り上げたり、10時15分~10時30分の子どもの休憩時間に行われます。
今日も校長が休憩時間に職員会議をすると朝礼で現地語で話していたのがききとれたのですが、今子どもが自由に遊んでいて、順番にブランコに乗れるようになってくるなど、遊びの中でルールが守れてきていること、また子どもだけにするとトラブルが起こって困ってしまうことがあるので、職員会議には出ずに子どもと過ごしました。

この島では休憩時間は子どもだけでなく、先生も休憩時間なので(ローカル教員はそれ以外にもいっぱい休憩時間がありますが)子どもの遊びに一緒にいるということは、ありません。

そして今日もいつものように会議は長引き、小学生が騒ぎ出したので、このまま遊んでいてたら幼稚園の子どもたちも巻き込まれてるし、長時間遊びすぎると日差しがきつく疲れるので、子どもを集めて部屋に入って、授業を始めました。
10以上経ってカウンターパートが帰ってきて、私が授業をしている様子を見て、「ああ樹上しているんだ」と安心して、自分の休憩時間に入ってしまいましたが。

もっと子どものことを中心に考えて、教育現場が動けるようになってほしい。でもそれを言葉で説明してもなかなか伝わらない。だから無意味なのかもしれないけど、体で行動でそのことを示していくしかないと思っています。
なかなかその思いを届けるには距離がありすぎるかもしれませんが、諦めず。

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南の島の学校朝礼 

2007年09月10日 | ミクロネシアの小学校
私の幼稚園と学校の朝は、合同の朝礼から始まります。

海に面した校庭に幼稚園児から小学8年生までが、朝礼が始まる鐘の音と同時に各教室前に整列。

始まる時間は8時15分頃、の前後15分に開始。

正確な時間ではなく、校長先生が学校に登校されたら始まります。
ですので、校長先生が遅刻というか、遅く来ると朝礼も遅くなります。

なので、子どもも8時までに学校に来ていれば、それより早く朝礼が始まることはないので良いですが、8時を過ぎてから来る子どもは、登校する時間調整が微妙です。もちろん時計も持っていないですしね。学校にも基本となる時計があってないような。

朝礼の流れは、
1,鐘が鳴って集合
2,村の旗の掲揚
3,お祈り
4,校長先生からのお話

という順番で、毎朝開かれます。

子ども達も小学生になると、登校した時に既に朝礼が始まっていると、校舎の影で身を潜めて?朝礼が終わったら何食わぬ顔で自分の教室にいくのが主流。

それは当然、先生も朝礼遅れたら、校舎の所で子どもと一緒に朝礼終わるのを待っていますから。

今日の朝礼は微笑ましかったです。

昨年僕の生徒で、かなりやんちゃ坊主で、気に入らないことがあると怒るし、暴れるし、悪戯するし、泣くし、挙げ句の果てに先生に怒られて家に1人で帰ったこともある、でも憎めないアブサレムという男の子が今1年生にいます。

そのマイペースで、一直線な彼が、今日は朝礼に間に合わなくて、校長先生が話をしている途中に、音の響くコンクリートの上をサンダルで「バシバシバシ」と音を立てながら、校長先生の視線も気にせず、校長先生の真後ろを通り抜けて、自分のクラスである1年生の教室前に並んでいる仲間の所まで一直線で駈けていきました。

その様子を見ていた上級生などは、かなり苦笑い。先生もニコニコ。
まっすぐで彼らしいことに笑っていました。

ここの学校は全部で200名ほどですが、幼稚園から8年生まできっと全員が全員のことを知っているといった感じです。
そんな村の学校だからこそ、自分が思いきり出せるのかも?
そして、見ているみんなも彼らしいなあと思えるのでしょう。

朝からとても、すがすがしく微笑ましい気持ちになりました。

まっすぐな彼に、そのことを受け止めているみんなにも。





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学校でも木登りは、授業の一環?

2007年09月05日 | ミクロネシアの小学校
今日も子どもは給食を食べて家に帰り、午後から明日の準備に取りかかっていると、外から煙がどんどん部屋中に入って、たちまち煙でいっぱい。

理由は、小学8年生(ポンペイの小学は8年制です。つまり日本の中学2年生)が、学校の裏庭の掃除を午後から授業の一環としてしていて、枯れ草を集めてたき火を始めたため。

急いで窓を閉めて、外に出てみると、8年生で一番元気で茶目っ気のあるディンがココナッツの木に登って、ナイフでどんどんココナッツの実を切っていました。

ポンペイの男の子であれば、できなければ困ること。それはココナッツの木登り。

これができなくては、家の手伝いもろくにできないし、かなり恥ずかしいかも?

たぶん木登りは、学校の手伝いの一環ではなく、暑くなったので、仲間とココナッツの実の中のジュースを飲もうということになって、気の良い彼が取りに行ったのだと思います。

僕の学校の昼からの授業は、毎週と言っても過言でないくらい、何年生かが学校の掃除をしています。先生達もこういう草刈りなどの仕事が大好き。たぶん授業より。

学校を綺麗にすること、こういう労働は非常に良いことなのですが、問題はイクラ綺麗にしても、その終わったときからゴミを綺麗にした場所に捨ててしまうこと。

掃除をする意味や綺麗さを保つ大切さを伝えなければ、掃除だけを子どもにさせても、浜辺に砂山を築くようなものだと思うのですが。

子ども達も暑い中、文句一つ言わずに草を刈ったり、ゴミを拾ったり(自分が捨てたゴミですが)するのは、偉いなあと思います。
日本なら「なんでそんなことしないといけないんだよ。こんな暑いのに・・・」って愚痴が聞こえてきそうですが。

愚痴を言っているのかもしれませんが、僕がその現地を聞き取れていないのかもしれないですが。

8年生ありがとう。学校が取っても綺麗なりました。そして幼稚園の部屋が煙りだらけになって、体中に煙の臭いが染みついてくれました。

本当にここの子どもの従順さ、素直さには驚かされます。
きっと、緑いっぱい、明るい太陽いっぱいの島の気候が子どもをそんな素直な心にさせているのでしょうか?

写真のココナッツの木の中に子どもがいるのが分かりますか?
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南の島の職員会議

2007年09月04日 | ミクロネシアの小学校
写真は、今日僕の幼稚園に併設されている小学校の職員会議。

幼稚園の職員も出席する必要がある時がかなりあります。

一番左端に座っているのが、校長先生。

手前の先生は、途中から横になりながら話を聞いています。
写真には写っていないけど、他にもあと2人寝転がっている先生も。

日本では考えられないけど、僕の学校ではOKです。
他の南の島の学校がどうなのかは、分かりませんが・・・

話は、これから毎週次週のレッスンプランを校長先生に提出するという深刻な話だったのですが。

正式な文化風習がからむ場では、席順なども非常に大切にするのですが、内輪ではかなり、いや相当リラックスしています。

日本では考えられないですが、もちろん。

別に寝転がっている先生が普段から態度が悪いとか、校長先生に反抗的という訳ではないですし、校長先生も全然気にしていません。

南の島に流れているゆったりとした時間は、こうして人の心も、日本では緊張すべき場でもリラックスさせてしまうのでしょうか?

単に寝転がるということへの罪悪感が違うのかもしれませんが。

ちなみにイスはみんなが座る分はあったので、イスがなかったわけではないのですが。

ちなみに僕は寝転がったことはありません。地面で座って話を聞くことはありますが。

日本に帰って、寝転がらないように今から気を引き締めておきます。
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激写? 子どもの買い食い

2007年08月31日 | ミクロネシアの小学校
最近、どんどん幅をきかせる元教え子の小学1年生。

とうとう、10時過ぎの休みに4人で堂々と学校の外のお店でアイスクリームの買い食い現場に遭遇。

それも1人が4人分のお金を払い、みんなに買って挙げている。
まさにポンペイのシェアー精神。

家の人にみんなに買って挙げるからってお金もらったんだろうか?

学校での休み時間の買い食いは、学校ではもう黙認というか、殆どの子どもがしている感じ。

先生も完全に休み時間なので、一切ノータッチのような感じです。

でも子ども同士が、ケンカなどをすると、校長先生に呼び出されたりするので、生徒指導という物がないわけではないようですが、何が悪くて、何が良いのか?正直細かいところは、分かりません。

幼稚園では、お金を持ってきてはいけないなどなどルールがありますが、誕生日には先生が子どもにお金をあげていることもあるので、どこまでがルールなのか???

最近幼稚園でもいらないものを持ってくるのですが、その原因の一つが鞄をもってくること。

幼稚園で筆記用具その他はいらないのに、何故か鞄を持ってくる子供。

鞄自体を禁止すればいいのにと、思うのは私だけのようですが。
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