南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

働き者のホストファミリー

2007年02月05日 | ミクロネシアの生活
僕は何度も言うようにミクロネシアでホームステイをしています。

84歳のお祖父さんと2人暮らし。基本形は。

つまり、ずっと一緒にいる家族はお祖父さんだけですが、お祖父さんの世話をする家族がお祖父さんの家(僕の部屋のガラス越しの隣の部屋)やナース(昔ながらの壁のない家)に住んでくれます。でも1-2ヶ月に新たな家族に交代するので、今の家族が5家族くらい目くらいです。

一緒に住むまで家に来ても殆どしゃべることがなかったのですが、とても良い家族です。子どもは9人いますが、今一緒に住んでいるのは5人(女の子4人男の子1人)でお父さんは船乗りなので家に不在のことが多いです。

子どもは利発で働き者。僕が今までしていた家の仕事を取られてしまいそうなくらい。

お祖父さんはお孫さんに次々に仕事を言いつけますが、子ども達はいつも機敏にお祖父さんの命令?をこなしていきます。

また学校の勉強の良くできて、僕の学校では学期ごとの表彰式には必ず名前を呼ばれます。

お母さんはとっても大らか。そしてお料理上手。いつもおいしいごちそうを作ってくれます。

今日なんて、昼は春巻きにカレー、夜はマングローブガニとヤムイモの揚げもの、こんなごちそう食べて良いの?っていうくらい。(きっと今日はスペシャルですが)

夜、子ども達に日本の本を見せながら日本の話をして、仲良くなりました。

正直次々家族と子どもが変わるので、「もうそんなに仲良くならなくてもいいかな、だってすぐにいなくなるしなあ」っておもっていましたが、話すとやはり楽しいです。

そうしていると外でごしごしする音が。
なんとお母さんが子ども達の服をタワシを使って手洗いしてました。

僕が「洗濯機を使わないの」っていうと「私はこの方が好きだから」って。

こういうお母さんの姿を見て子ども達は自分がすべきこと、人として大切なことを学ぶのだと改めて思いました。

世界万国共通。子どもは親の鏡です。

この国で子どもがルールをなかなか守らないのは、教師や大人が子どもにちゃんと約束を守ったり、大人として社会のルールを守っていないからって思うことが多々あります。

今の家族もいつまで一緒に暮らせるか分からないけど、たくさん良い所を学び取って、良い出会いをしたいと思います。
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園児失踪事件?

2007年02月05日 | ミクロネシアの幼稚園
もうあったいう間に2月。

パソコンのセキュリティーも更新できたので、これからはどんどん書かないと。

今日は幼稚園で一大事件。

10時過ぎに自由遊びが終わるといつも来ている保護者の1人が「私の子どもがいない」と言い出しました。

子ども達は円形になって座っていたので、見渡すと確かにその園児はいません。

急いで庭や学校の校庭を探すことに・・・

校長先生にも声を掛け、校長は学校から出て外を探し始めました。

確か自由遊びの最中に本人のお姉ちゃんと遊んでいるのをみたんだけど。

保護者がお姉ちゃん(自分の娘)に話を聞きに行っても、居場所は分からず。
学校の先生も心配して探し出した矢先に、他の園児から「いるよ」っている声。

なんと保育室のおもちゃの陰にずっと隠れていたようです。
コーナーになっていて、子どもが隠れても分からないのですが。

日本でもこのようなことがあったのですが、まさかポンペイでも同じ事があるなんて。

確かに隠れていた子も、ちょっと心配する要因があります。
なかなか母子関係が上手くっていないみたいで、すぐに怒ったり泣いたりすることが気になっていた子どもなのですが。

ここではそういうメンタルな部分をどこまで教師が掴んでいるか不確かなのですが。

でもよかったです。何かいざこざがあって怒って帰ってしまったのかな?と思いましたが。

先生達もこれを機に子どもが自由に遊んでいるときに子どもと一緒に遊んでくれる
と良いのですが、その道は険しいです。

でも子どものすることってどこでも同じだなって思いましたし、やはり教師としての観というか、気になる点は見逃さずに捉えていかなくてはいけないなあってつくづく思いました。
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