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南の島で幼稚園の先生になろう!

活動から19年。現在も現地の教え子や家族から連絡があり、素敵な人と出会えた青年海外協力隊生活に感謝しかない。

南の島のお粥?

2007年09月03日 | ミクロネシアの生活
ポンペイ人が好きな食べ物、ラーメン・缶詰・キムチといろいろあるけど、実はご飯(ライス)。

朝も昼も夕もご飯(ライス)が出てくるのが常識なくらい。

僕の家でも朝はパンですが、昼食と夕食はがっつりご飯です。

今日は家のご飯がなくなり、写真のようなメニューになりました。
お母さんが「今日はご飯ないからね」と宣言して、みんな昼ご飯を食べ始めました。

左のお皿の左端前は、前にも紹介したポンペイの本来の主食で今はお米にその座を奪われつつあるブレッドフルーツ(パンの実)。

左から2番目は、山ほどポンペイにあるバナナを炊いたもの。
この南の島ではバナナも主食の一つで、生でも食べますがこのように炊いて食べます。

そして、右の白いのがスープ。でも中身はご飯が入っていて、魚が入っています。
味はココナッツ味と塩味ベース。

僕はこのスープがかなり気に入っています。
できたら病気の時に出してくれたら最高なんだけど。
こちらでは、病気でもがっつり豚肉の焼いたのとかが出ますから。
(しっかり食べて元気になってねという意味だと思うのですが)

このスープは、日本で言うとまるでお粥とかおじやみたいな感じです。

小学生の子ども達は、バナナの炊いたのよりやはりご飯が好きみたい。
おかあさんも「この子達は、バナナよりご飯が好きなんだから」と言ってました。

このメニューの唯一の欠点は、夕方おなかが空くこと。

仕事を終え、帰宅して「夕食までおなか持つかな?」って思って台所に行くと、やはりみんな同じ様で、子どもがホットケーキを焼いていました。

家族はいつも僕に気をつかってくれて、子どもにお母さんが「ほらOOさんにも一つ揚げたてのを渡しなさい」といって、子どもの作っているものや家族が食べる分の中から僕の分をくれます。

「大丈夫、みんなの食べる分ある?」って聞いたら、大丈夫とのこと。

今日の夕食は、ご飯あるのかな?僕はブレッドフルーツやバナナもヘルシーだし、貴重なビタミン源なのでWELCOMEなのですが。

まだまだ知らないポンペイがいっぱい 滝編

2007年09月02日 | ミクロネシアの生活
ポンペイの名所で代表的な物と言えば、ナンマドールという巨大遺跡と滝があげられます。

滝はかなりの数があるのですが、まだ僕はそのうち2つしか行ったことがありません。

なぜなら、1.歩いていけないのに車がないから 
     2.場所がどこだか地図にも載っておらず、看板などもなく
       ローカルの人の案内が必要だから
     3.行く機会がなかなかないから

まあ、いろいろとあげられますが、今回はもうすぐ帰国される方がおられるので、その方の思い出?ポンペイいろいろまわってみようツアーに同行させてもらいました。

車を降りてから、20-30分歩かないといけないって聞いていたので、覚悟していましたが、車を降りて2-3分歩くとすぐにその滝はありました。

名前は、Lihduduniap duduとは水を浴びるという意味があり、uniap というのはヤップの人のと言う意味らしく、昔はこの地が同じミクロネシア連邦国に属するヤップ人のものだったという言い伝えからきています。

写真で見るとあまり高さがないように見えますが、10メートル以上はあるような。
そして現地の人は、この上から下まで飛び込みます。

石のないところをめがけて、やはりかなり野性的。

この滝は、更にもう一段あって、この写真の下は、50メートルくらい?ありそうな滝が続いています。

この近辺は、家も点在するほどしかなく、その暮らしも本当にローカルらしい感じがしました。車から見る途中の景色も、ながらかな川が流れていて、やはりどこか日本的な感じがしました。

滝は本当に気持ちいい。風吹いていて、この湿度が高いポンペイを忘れ去れてくれるくらい。

まだまだ僕にとって未開拓?知らないポンペイがいっぱいあります。

朝から教会 願いは叶った

2007年09月01日 | ミクロネシアの生活
今日は、土曜日だけど、朝から鐘の音のが。

土曜日は教会がある日とない日があります。

今日はなんとなく、いやちょっと気持ちを鎮めに、いやできれば願い事を叶えてもらおうと・・・

昨日、大切な物をなくして、ちょっと困って、いやかなり困っていました。

昨日の夜に気づいたので、今日もそれを探しに町に戻ろうかな?と。

そのことを教会のお祈りが終わったあとにこの村に住むシスターに話すと、キリスト教にも忘れ物を探してくれる神様がいるのよ。
祈ってごらんなさい。私も祈っておいてあげるからと。

そして、早速捜索開始でまず最初に乗った幼稚園バスの運転手に電話をしました。
(昨日は、夜電話したけど、サカオでいませんでした。やはりポンペイの金曜日は、サカオでしょう。毎日だけど)

電話で下手な英語ともっと下手なポンペイ語で「僕探している物があるんだけど」
と話すと、「君の探している物、バスの中にあったよ」だって。

この週末かなり気分が違います。よかった。神様にお願いして、ではなく探していた物があって。

日本では何でも神様にお願いして、困ったときの神頼みだけど、世界的宗教を見ると日本の願い事の神様は異常で、困ったことや願い事がある時に祈るのではなく、日常において日々祈るのが一般的。

でも悲しい日本人の性で、やはり祈ってみようかな?という、下心が見え見えになりかけてしまいます。

でも、本当に良かった。見つかって。

南の島に響く洗濯の音

2007年08月30日 | ミクロネシアの生活
今日も南の島の昼下がりのお話。

朝、これは天気だと6時に起きて、洗濯機を回して、洗濯物を干して家を出たものの、ポンペイの天気は移り気で、途中で雨が・・・

でも僕の家は大丈夫。ちゃんと家族が家にいれば、僕の洗濯物を取り込んでくれています。(いつも本当にありがとう。凄く助かっています)

少し生乾きだったので、昼休みの1時間に干そうとすると、横ではお母さんが洗濯中。
木の棒を使って、パンパンパンと気持ちのいい音をさせています。

もちろん洗濯機もありますし、家族もそれを使うのですが、やはり洗濯は手でする物、自分の手でした方が綺麗になるという考え方です。
確かに、手でした方が汚れは確実に落ちるし、着る物も傷みません。

でも完全に僕などは手洗いという選択、いや洗濯は放棄していますが、やはりこの南の島のお母さん達には、時間がおかけても丹念にするという文化が息づいていることに感心します。

洗濯機も便利、他にもどんどん電化製品など、便利な物がこの島にも入ってきています。もちろん、それに頼っている人も大勢いるはず。それは自分もそうしているので、何も否定はできない。

でも時間がゆったりと過ぎるこの南の島だから、こういう時間や手間をいとわない生活も大事にして欲しいなあと、思います。

もちろん手洗いをされているお母さんが臨んでおられる限りの話ですが。

自分はびしょびしょになっても、自分の洗濯物と言うより、子ども達の洗濯物を綺麗にしようとするお母さん心って、今日本ではなかなか見ることができない光景の一つだなと思います。

こんなお母さんの姿を見て、子どもは自然とたくさんのことを学ぶのだろうと思います。そして言葉にしなくても、自分は大切にされているんだなって感じることができるのでしょう。

南の島の昼のテラスにて

2007年08月29日 | ミクロネシアの生活
いつものように過ぎていくのどかな毎日。
もちろん、隊員としての日々葛藤はさておき。

日本ほど暑くはないものの、最近は雨が降らずかなり太陽の日差しが照りつけてきます。

幼稚園は8時過ぎに子どもが集まり、12時過ぎになると給食を終え、子ども達はバスに乗り込みます。

そうすると、僕も昼ご飯を食べにホームステイ先の家に戻ります。
歩いて2-3分という、日本ではあり得ない好立地条件。

幼稚園児はそのまま家に帰ればいいだけですが、4年生から8年生は昼からも授業があります。(ポンペイの小学1年生~3年生まではずっと昼間での授業なので、昼になると家に帰ります。まあ暑いので、昼からの授業は大変なので、納得です)

昼休みは1時間。僕のように学校と家が近い子どもはいいのですが、遠い子どもは家に帰るまで1時間近く掛かる子もいて、帰宅は不可能。

そういう子どもは、自分で昼ご飯を食べられないので、近くの売店で食べるものを買うか、友達の家に行って食べるか、親戚の家に行って食べるか、我慢するかなどなどの選択肢しかありません。

ホームステイ先のおじいさんには、子ども、孫、ひ孫を入れると軽く50名突破下手すると100名くらいのファミリーツリー(家系図)になってしまいますが、余り遠い子ども(孫)は家にご飯を食べに来ることもあります。

もちろん食べるだけでなく、おじいさんが言いつけた仕事もちゃんとこなします。

写真の子どもはおじいさんのお孫さんでとても気が優しくて、おじいさんの事が大好き。手伝いも率先してします。今日もビートルナッツの木の実を取るように言われて、高い木の上まで登って、お疲れさんとココナッツと練乳を混ぜて作ったアイスクリームをもらって、テラスにておじいさんと談笑。

こんな風に85歳のおじいさんと13歳の孫が仲良く話すという光景は、なかなか日本ででは見られなくなっているように思います。

でもこのお年寄り、年長者を敬うポンペイでは、さほど珍しくはないように思います。
(おじいさんはポンペイではかなりのご高齢なのでこのお年でここまでお元気な方は珍しいですが)

日本だったら、給食があるし、家に帰る必要なんてありません。
それはもちろん効率的で行き届いたシステムだと思います。

もしポンペイの小学校にも給食があれば、学校から遠くの家に住む子どもが人の家に行ったりする必要もなくなります。

以前は援助が行き届いて、小学校にも給食があったようです。

援助が行き届かなくなることで、大変な思いをする子どもは少しでも少なくなって欲しいですが、その一方で昼間の温かい日差しの中で、微笑ましい光景が見られるのは、嬉しい事だなって思います。

開発途上国として色々な問題を抱えながらも、こういう古くから残っている温かい人の交流は、ずっとずっと続いていって欲しいと思います。

つい人間社会は、経済の発展に伴って、このようなほのぼのとした人間関係が築きにくい、築く余裕のない社会へと変わりがちなのですが。


ダイビング in ポンペイ

2007年08月26日 | ミクロネシアの生活
今日は、ポンペイで初ダイビング。

昨年12月にこのポンペイで免許を取って、以来のポンペイダイビング。

なかなかチャンスがなくて、昨年にマーシャルに旅行に行ったときに潜っただけ。

今日は仲間と一緒に。僕以外はみんなかなり経験があり、正直足手まといなんだけど、
楽しんできました。

課題の耳抜きもかなり上手になってきたかな?

今僕の水中マスクとフィンがなくて、ちょっとやはり勝手が違いました。

水中ではいろいろな魚の群れはもちろん、マンタというエイの一種?の夫婦も見ることができました。

あと船の上から、イルカが何度もジャンプしてくれて、写真撮ろうと思ったらもう見えなくなってしまったのが、この写真。

南の島に協力隊に行ったらさぞマリンスポーツ楽しんでいるように思いますが、お金もかかるし、ポンペイには今日みたいに日本人方がきっちりガイドしてくれる機会がなかなかなく、安全の面からも僕みたいな初心者は少しためらいが。

でも今日は凄く楽しかったです。ちょっとだけ、海が見れる余裕もできたかも。
まだまだ潜るのに精一杯ですが。

前に健康管理の方がこのポンペイに来られたときも、南の島は閉塞感が強いので、ダイビングなどのスポーツも楽しんで、精神的に健康になることも時には必要といってくださったので、安全に気をつけて、楽しみたいと思います。

水中カメラがないので、ダイビングと言ってもこんな映像だけです。ごめんなさい。

朝から晴天!一番やりたいこと

2007年08月25日 | ミクロネシアの生活
今日は土曜日、ポンペイ語でラーン・カーノップ(教会のために準備すると言う意味)と言います。

朝起きてみると、東から綺麗な朝日が、よしっと僕がこのポンペイで思い立つことは、洗濯と布団干し。

ポンペイは雨が多いため、洗濯をいつするかは、いつも頭を悩まします。
現地の人は雨に濡れてもそのまま干して、またと乾くからととても気楽に構えている風もありますが、やはり濡れるのが嫌いな?日本人としては、晴れた日に干したい。

そして、布団干し。このポンペイは世界で有数を誇る「湿気異国」(そんな言葉あるのかな?)

だからすぐに物はかびるし、ジメッとします。

今日のように晴れた休みで、朝何も用事がないときに絶好の洗濯&布団干し日より。

もちろん、休日を待っていては、洗濯物も布団もジメっとするので、平日の朝も、起きた瞬間に「よし、まず洗濯だ」と布団から飛び出し、洗濯機のある小屋まで急ぎます。

洗濯はこちらの人も大好きなので、先に使われていたら、朝学校にいくのに間に合わないので使えないので、平日は、今日は晴れと思ったら、即起きて行動あるのみ。

でも僕の場合、雨が途中で降ってもそんなナーバスにならなくても実は大丈夫です。

なぜなら、親切な家族がちゃんと雨が降ってくると、僕の洗濯物を取り込んでくれるから。本当にいつもありがとう。助かっています。その優しさに恩返しする意味も含めて、自分も家の人に役立つことをできる範囲でしていかないとね。

最近、町に出ていないので、今日は久しぶりに洗濯物が乾いたら、コロニアに行こうかな?

写真は僕の家の屋根に干したマット&枕。
色々試行錯誤して、ここがベストだと見つけた僕の定位置です。

南の島のローカルフード 主食編

2007年08月23日 | ミクロネシアの生活
今日の写真は、ポンペイのローカルフードで主食として食べるもの。

ちょうど夕食に三品揃っていたので、紹介します。

写真左上からウーチウーム、右上ケープ(芋)そして下がブレッドフルーツ(パンの実)です。

どれも昨日豚の丸焼きをするときに一緒に石焼きで焼いた物で非常に美味しかったです。

最近いろいろなローカルフードを紹介しようと思ったのは、帰国した仲間の隊員から「今度、出前講座(学校に行って協力隊員が経験などを話し子どもの異文化理解を深める)に行くのだけど、料理の名前がわからない」と言われたことがきっかけ。

僕も最初の頃は珍しくて、よく写真に撮っていたはずですが、毎日のように食べているのに名前もちゃんと知らなかったりします。

これではいけないと、これからこまめに写真や名前をちゃんと覚えておこうかな?と思いました。

特に有名なのがブレッドフルーツ。木になっていて、ご飯代わりに石焼きで食べるのが美味しいです。若いブレッドフルーツは、ぱさぱさしていて、熟しているのは、かなり甘くて美味しいです。

これは、ローカルフードとして今もポンペイ人が食していますが、ポンペイ人の食文化も時代と共に変化してきています。

まず、今の一番の主食は、ローカルフードではなく、お米。

ポンペイの人は本当にお米をよく食べます。日本人以上です。
僕の家でも1日2-3回は、炊飯器で炊きます。

それとこれらのローカル料理は、基本的には石焼きにするので、石を焼くのに1時間、石焼きにして蒸すのに1時間と2時間以上掛かります。
それを毎日するのはもちろん不可能。石焼きをこの雨の多いポンペイでするには、屋根付きの石焼き場も必要なので、多くの家にはありますが、都会(といってもコロニアという町ですが)や村の家々に必ずあるという物ではありません。石焼きにせずに簡単にお湯で煮たりすることも多いようですが、やはり石焼きの味は違います。

僕の家は、村でローカルの暮らしを大切にしているので、今でもこの方法で料理を作ることが多いです。でも日本の伝統家庭料理がどんどん少なくなってきているように、このポンペイでもこうした昔ながらの伝統的な料理をする機会や人がなくなってしまうのではないかと心配します。

便利になって、缶詰やラーメンが大好きなポンペイの人たちにこの伝統はしっかり守って欲しいと思います。

伝統とは周りから見れば大切ですが、暮らしを営んでいる人からすれば、時には面倒であったり煩雑であったりして、その大変さはわかりますが。

良い物はいつまでも大切にして欲しい。消えてしまってからそこに火をともすのは大変なことだから。

日本に帰っても、自分たちの持っている文化を見直し、大切にしないといけないと改めて思います。なかなか便利な生活に流されてしまいがちですが。

外から日本を見ること、外から自分のふるさとを見ることで気付けることだと思います。


急遽!豚の丸焼き

2007年08月22日 | ミクロネシアの生活
今日は、日本から来られている方が学校や幼稚園を見たいと言うことで、朝から来られていました。

仲間の隊員も一緒に来ていたので、僕の家でお昼ご飯を食べることにしたら、納屋が賑やか?
話を聞くと、飼っていた豚が食欲がなく、このままでは死んでしまうので、可愛そうだから?いやもったいないから?今の間に、丸焼きにしようと言うことになったそうです。

豚を石焼きで丸焼きにする。これは最上級のグルメです。

隊員が丸焼きにする過程を見たことがないというので、一緒に見ることにしました。

丸焼きにするところを僕たち日本人はよくカメラに撮るのですが、今日は何故か豚を料理するおじいさんの娘さん家族もデジカメ持参でやってきて、次々写真に撮っていました。カメラを買って嬉しかったのか?丸焼きの勇姿をカメラにどうしてもおさめたくなったのか?

今日の夕食は、豚の丸焼き情報を聞きつけたのか?家族が呼んだのか?たくさんの家族が順番にやってきては、豚の丸焼きを持って帰ったり、食べに来たりと賑わいました。

豚の体調をいつも注意深く観察し、また孫達に観察させ、限りある命を大切に人間の胃袋におさめさせる、我が家族はやはり凄い。

写真はグロテスクですが、一度豚を軽く焼いたあとに、おなかを切り開いて内臓を全て取り出しているところです。
子どもも小さいときからこういう風景は見慣れていて、いつか僕が大人になったらやってやるぞって思っているのかもしれません。

これは豚愛好家の方は可愛そうと思われるかもしれませんが、この島の大切な文化ですので、ご了解下さい。

かなりグロテスクですが、これができてこそ、一人前のポンペイ人です。

豚の丸焼きのコツは、いろいろありますが、豚を一突きでナイフで刺すことかな?


今日からスクールバスだ 

2007年08月21日 | ミクロネシアの生活
これは、僕の通勤途中の風景。

ポンペイには、ワゴンを少し大きくしたような、幼稚園と小学校のスクールバスの他に、アメリカで使っている大きなスクールバスがあります。

昨日から運行再開。

なぜなら、昨日からコロニアという町にあるPICSという高校が始まったからです。

もちろん子ども達は歩いていけないので、毎朝夕方PICS~アワック教会へのバスが出ています。乗り遅れた子どもは家の人の車に乗せてもらうか、乗り合いタクシーでいくしかありません。

今日は昨日から学校が始まったばかりなので、昨年度8年生だった子ども(今は高校1年生)がぴかぴかの高校生になって、「俺たちもコロニアでバスで行けるようになった」と喜び勇んでいるように見えます。
ポンペイの学校制度は、小学校が8年、高校が4年計12年となっていて、日本の中学がなくてその分小学が2年長くて、高校が1年長いと思ってもらえればいいです。

コロニアからアワックの村までバスで15分から20分くらいの道のりですが、これは日本で言う距離感とはかなり異なります。
もちろん、いつも村からコロニアに買い物に行っている子もいますが、家に車がなかったりするとなかなか村からコロニアにいく機会がない子どももいるように思います。

だから高校に行けば、毎日憧れの?コロニアにいけることも子ども達にとっては大きな魅力なのかもしれません。

日本からすればコロニアという町もスーパーが数件あるだけで、本屋もCD屋もないかなりローカルな町なのですが。それでもこのポンペイにおいて最も活気づいているというか、村とはかなり違った雰囲気です。
日本から来た人はコロニアに来て、あまりの町のローカルさにビックリしますが。

ミクロネシアがTVで見れます.Part2

2007年08月20日 | ミクロネシアの生活
今日はミクロネシアについてのお知らせ。

3月にもミクロネシアのことが日本でテレビで放送されることをお伝えしましたが、
またまた、ミクロネシアやポンペイのことが日本のテレビで放送されます。

①「日本へようこそ! 大家族で日本にホームスティ」
  8月26日(日)テレビ東京系列で20:00~

ポンペイの家族が日本の芸能人宅にホームスティして(東京の山田隆夫、大阪のオール阪神宅)、珍道中(?)を期待するバラエティー番組だそうです。
僕の知り合いの日本人の方が同行して、通訳として活躍されています。

②③「地球ゆうゆう紀行」
②8月31日(金) ③9月21日(金)、BSジャパン(デジタル放送)で、19:00~

BSジャパンで8月から始まっている1時間の紀行番組(13回シリーズ)の一部です。
②は、その第5回目がポンペイ編「謎の巨大遺跡ナン・マトール」で、ポンペイにある巨大謎の遺跡の紹介の他、ポンペイ名物ポンペイペッパーの農園や黒真珠養殖の方が出演されています。
 
③第8回目が「ミクロネシア コスラエ・チュークの島々」

上記②・③の番組のHPがUPされています。
http://www.bs-j.co.jp/chikyu/

僕は残念ながら見ることができませんが、是非ご覧になって下さい。

南の島の日曜日の昼食

2007年08月19日 | ミクロネシアの生活
今日は日曜日。

日曜日のことをポンペイ語では「ラーンサラウィー」と言い、意味は教会に行くという意味です。

9時30分から教会に行って、今昼食を終えたばかり。

僕の家は写真のように、食堂が寝室など個人の部屋から独立していて、家一件分が食堂と台所で構成されているというポンペイでも少し特殊な作りです。

教会の真横にあることもあって、教会を終えたおじいさんの子ども・孫達が大勢集まり、昼食を共にします。

一週間で1番にぎやかな食事かもしれません。

今日はココナッツ味の魚とクラムチャウダー&もちろんライスとブレッドフルーツ。

一週間の中心が教会にあり、そのことで家族が一緒に食事をして、話を弾ませています。ポンペイ語なので僕はなかなか積極的には話に入れませんが。

おじいさんにとっても、きっと楽しい一時だと思います。

日本では今、お盆真っ盛り?

お盆やお正月にしか田舎でおじいさんと顔合わせる、また数年に1度という家庭も日本。もちろん、ポンペイでも出稼ぎのためにハワイやグアムやアメリカ本土に行ってしまう家族は、それに似た状況かもしれません。

でも多くの家族がこうして、一緒に暮らし、食事をし、教会に行ってみんなの無事を祝う。こんな平凡な穏やかな生活を送れることが、生きていく上でとても大切だと思います。

たくさんの刺激がある日本社会で、今このようなゆったりとした日曜日を過ごそうとしたら、「じゃあ買い物はどうするんだ、そんな食べてじっとしているなんて退屈だ」と耐えれないのかもしれませんが。

退屈を楽しむというか、今日本で言われている?いや言われていた?スローライフそのものなのでしょうね。

緑?いやジャングルのような僕の住む村

2007年08月18日 | ミクロネシアの生活
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
今日は、土曜日、今週は新年度で新たな子ども達と緊張の1週間だったので、
家でゆっくり過ごすことにしました。

今日は家から出ていないので、
ブログの中に色々な言葉が出てくる地名の整理を。

私は、ミクロネシア連邦国ポンペイ州ウー村アワック地区に住み、働いています。

今日はいったいこのウー村がどんなところなのか?
日本の皆さんは、ヤシの木や砂浜のある南の島をイメージしておられるでしょうが、
かなり違います。

まずポンペイ島には、自然の砂浜がありません。マングローブという海に生息する木々に覆われています。あと、雨量が世界で2位とも言われており、そのお陰で緑がいっぱい、というかジャングルのようになっています。

写真は、丘の上から見た僕が住むアワック村の教会(真ん中に小さく見える建物)です。教会の前は、ポンペイ島では珍しく、海が見渡せます。

ポンペイ島は、一周車で走れる周回道路もありますが、その周回道路から殆ど海は見えません。それは先ほど話したマングローブに覆われているためです。

南の島の印象は白い砂浜と青い空でしょうが、このポンペイを一言で言えば、濃い緑と言えると思います。

でも、隣国の南の島に行くとこのジャングルのような緑の島が恋しくなってしまいます。

この緑のうっそうとしたジャングルのような島に人々は家を建てて、住んでいます。

この緑のお陰でバナナやブレッドフルーツなど食べ物には困らない、飢えることのない島の暮らしが保たれていると言えます。

ポンペイの人がゆったりしているのは、もちろん南の島の暑い気候はもちろん、この緑に癒されているかもしれません。

きっと日本に帰ると、この緑いっぱいのポンペイが懐かしく思えるのだろうなあと思います。

赴任して1年が過ぎ、正直驚きと言った感動が薄れつつあり、写真も撮らなくなってきましたが、1年が経ってこそ見えるいろいろなポンペイを写真にも心にも残してきたいなあと思います。

夜の海へ繰り出せ!

2007年08月17日 | ミクロネシアの生活
今日は夜、仕事を終えて帰ると、家の横に川に見慣れないボートが。

お母さんは、ペットボトルに釣り糸を巻き付けています。

食事が終わると、家族みんなで船に乗り込み、エンジンがついてないボートなので、木で川底を漕ぎながら、出発。

もちろん、おかあさんも子ども達と一緒に夜の海へ繰り出しました。

ホームステイ先の家族で一番末っ子のA・Pという小学3年生の子どもが最近釣りにはまっていて、それで家族で夜の釣りに行くことになった模様。

僕の家族は決してポンペイでも裕福な家族ではないけど、このお母さんの心が本当に裕福というか温かい。

ポンペイで珍しホームレスの人が家に来ても、朝ご飯をちゃんとあげるし、みんなから嫌われている人でもちゃんと料理を作っていると「これ食べたら」と差し出すし、
今日なんてミシンを出しているから何をするのかな?って思ったら、なんと幼稚園の制服作っています。

今度入園した園児が親戚だから、その子どもの制服を子どもと一緒に縫い物を教えながら作っていました。

僕もこの家族が来てから(僕の家は、おじいさんの世話をする人が移り住むので、ホームステイの家族が僕の家にやってくるという風になります)皿洗いに精を出しています。

働き者のお母さんを見ていたら、少しでも手伝わないといけないなあと自然に思わせてくれます。そして皿洗いをしていると「カランガン」(ありがとうの意味)と声をかけてくれます。

いつも、子どものことを一番に考えていて、料理も掃除も洗濯も一生懸命。

でも子どもには普通のポンペイ人のように怒鳴り散らしたりせず、いつも優しい口調。

いい人のオーラが身体全体からでているので、僕の家はとてもほんわかムード。
(基本的には)

僕がこのポンペイで1番尊敬しているのは、一緒に住むおじいさんですが、今一緒に住んでいるお母さんも僕が尊敬するポンペイ人の1人です。

こんな家庭を持てたら最高だろうなあって思わせてくれるお母さんです。
こんな温かい人に育てられたら、自然と人に優しくなれるなあ。

こんな人が世界にいっぱいいたら、もっと平和になれるのに。

自分ももっと温かい人間になれるようにならないとね。

回る回るポンペイの回転寿司?

2007年08月17日 | ミクロネシアの生活
ポンペイには、野球(ベースボール)のことを「YAKYU」と言ったり、蛙のことを「KAERU」と呼んだり、日本の文化や習慣がいっぱい残っているます。

その影響ではないですが、実はこの3万人強の人口の島に日本でおなじみの回転寿司があります。

回転寿司の機械自体は、日本の物そのもの。

でもよく見ると、たまに巻きずしや刺身は回っているけど、見慣れない物が・・・

スパゲッティーや唐揚げやご飯に春巻き。

それに値段は最後に6ドル50セントを払うだけ。
まさしく食べ放題。

もちろん、経営は日本人の方です。

今日は、新たに僕の幼稚園の併設小学校に隊員として来られた仲間&新たな先生へのWELCOME LUNCH です。

今日は前々から昼から食事に行くことが決まっていたのに、幼稚園の給食を作る段取りがとても手間取り。いつも11時30分に食べ始めるのに、今日は12時過ぎ。

小学校の先生は、どんどん授業を終えて回転寿司?のレストランにむかうのに、いけそうにありません。

タクシーで行こうかなっておもっていると、同僚が一度家までタクシーで帰り、車を運転して僕をひろって連れて行ってくれました。

これってもしかして、ハワイワークショップ効果?
(ハワイのワークショップに僕が同僚を誘って一緒にハワイに行くことができたので)I
まあ、一度もありがとうとか言われてないから、たぶん錯覚だと思いますが。

でも、なかなか気持ちが通じ合わないから、こういうこと一つ一つがかなり嬉しい。

回転寿司のように、これからも同僚とスムーズに人間関係が回っていけばいいなあと願っています。

来週からは、もう1人のなかなか上手く回ってくれないもう1人の同僚がハワイ旅行から帰ってきます。
来週が始まるのがかなり楽しみかな?
うん、楽しみにしよう。
今までの人間関係が回って好転することを願ってね。

回転寿司と職場を掛け合わせましたが、かなり無理がありました。