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帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

南の島のローカルフード 主食編

2007年08月23日 | ミクロネシアの生活
今日の写真は、ポンペイのローカルフードで主食として食べるもの。

ちょうど夕食に三品揃っていたので、紹介します。

写真左上からウーチウーム、右上ケープ(芋)そして下がブレッドフルーツ(パンの実)です。

どれも昨日豚の丸焼きをするときに一緒に石焼きで焼いた物で非常に美味しかったです。

最近いろいろなローカルフードを紹介しようと思ったのは、帰国した仲間の隊員から「今度、出前講座(学校に行って協力隊員が経験などを話し子どもの異文化理解を深める)に行くのだけど、料理の名前がわからない」と言われたことがきっかけ。

僕も最初の頃は珍しくて、よく写真に撮っていたはずですが、毎日のように食べているのに名前もちゃんと知らなかったりします。

これではいけないと、これからこまめに写真や名前をちゃんと覚えておこうかな?と思いました。

特に有名なのがブレッドフルーツ。木になっていて、ご飯代わりに石焼きで食べるのが美味しいです。若いブレッドフルーツは、ぱさぱさしていて、熟しているのは、かなり甘くて美味しいです。

これは、ローカルフードとして今もポンペイ人が食していますが、ポンペイ人の食文化も時代と共に変化してきています。

まず、今の一番の主食は、ローカルフードではなく、お米。

ポンペイの人は本当にお米をよく食べます。日本人以上です。
僕の家でも1日2-3回は、炊飯器で炊きます。

それとこれらのローカル料理は、基本的には石焼きにするので、石を焼くのに1時間、石焼きにして蒸すのに1時間と2時間以上掛かります。
それを毎日するのはもちろん不可能。石焼きをこの雨の多いポンペイでするには、屋根付きの石焼き場も必要なので、多くの家にはありますが、都会(といってもコロニアという町ですが)や村の家々に必ずあるという物ではありません。石焼きにせずに簡単にお湯で煮たりすることも多いようですが、やはり石焼きの味は違います。

僕の家は、村でローカルの暮らしを大切にしているので、今でもこの方法で料理を作ることが多いです。でも日本の伝統家庭料理がどんどん少なくなってきているように、このポンペイでもこうした昔ながらの伝統的な料理をする機会や人がなくなってしまうのではないかと心配します。

便利になって、缶詰やラーメンが大好きなポンペイの人たちにこの伝統はしっかり守って欲しいと思います。

伝統とは周りから見れば大切ですが、暮らしを営んでいる人からすれば、時には面倒であったり煩雑であったりして、その大変さはわかりますが。

良い物はいつまでも大切にして欲しい。消えてしまってからそこに火をともすのは大変なことだから。

日本に帰っても、自分たちの持っている文化を見直し、大切にしないといけないと改めて思います。なかなか便利な生活に流されてしまいがちですが。

外から日本を見ること、外から自分のふるさとを見ることで気付けることだと思います。


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1 コメント

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Unknown (みのり)
2007-08-24 14:24:41
3つとも不思議な形をしてますね
1回でィイから食べてみたいデスっ
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