みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

みちのく童話会

 東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。  童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。

「アンティークな『森の巣』」(おおぎやなぎちか)河北新報木曜夕刊に連載中

2022-09-29 | スタッフ新刊・活動紹介

       

 

 毎週木曜日夕刊に「アンティークな『森の巣』」の連載が始まっています。

 仙台郊外にあるアンティークショップの店主音成草一と、店に持ちこまれた「物」達に起こる様々な不思議をお楽しみください。一話完結。イラストは2年前に「みちのく山のゆなな」でもご一緒した古山拓さん。おおぎやなぎのデビュー作『しゅるしゅるぱん』で出会った画家さんです。今回、古山さんの水彩画がもうバッチリ物語とマッチしています。

 本日第3話は、「つるバラのペン」。ある日、店に老人がふらりと入ってきました。その老人は、ポケットから出した男の子のフィギュアを助けてやってくれと置いていきます。助けるとはどういうことなのか、入ったばかりのアンティークつるバラのペンは、草一に何を伝えるのか。ぜひ、読んでください(おおぎやなぎ)。

 

  森の巣外観(第2話より)


『トモダチデスゲーム 人を呪わば穴二つ』もえぎ桃(講談社青い鳥文庫)発売です。

2022-09-16 | スタッフ新刊・活動紹介

     

「トモダチデスゲーム 人を呪わば穴二つ」発売になりました! なんと、今回のテーマは「倫理」! 道徳とほとんど同じ意味ではあっても、本では倫理という言葉をあえて使っています。 授業科目である道徳だと、「正解があるはず」「こう答えなきゃ!」と無意識に考えてしまいませんか? でも、人生では正解のあることなんてほとんどありません。 その場その場の状況で、「こういうときって、どう行動すれば、人として正しいんだろう?」と考えていくものです。 主人公の永遠ちゃんたちは、「友だちはお金で買える?」「戦争はダメだと思う?」「トロッコ問題でボタンは押す?押さない?」そして、「自分のために友だちを犠牲にできる?」……さまざまな難問をつきつけられ、それを「考えて」いきます。 永遠ちゃんたちはどう答えるのでしょう? とはいえ、今回もエンタメ全開で結末までスピードマックスで走ります。 どうぞよろしくお願いします! (もえぎ桃)

::::::::::::::::::::::

 私は1巻を、電子書籍で購入しました。2巻は新しいキャラが何人も? 楽しみです(お)。


岩手県芸術選奨受賞『田老の町で生き抜いて』田沢五月

2022-09-11 | スタッフ新刊・活動紹介

スタッフの朗報が続きます。

田沢五月『田老の町で生き抜いて』が、岩手県芸術選奨を受賞しました。赤をクリックすると、書籍情報へ飛びます。

 

 

 東日本大震災から10年が過ぎ、震災を知らない子ども達がたくさん育っています。私達作家は、こうして物語やノンフィクションという形で伝えていかんくてはならないと思っています。

 こうして、名誉ある賞を受賞したことで、改めて、本を手にしようと思ってくださる方がたくさんいるといいなと思います。

 授賞式は、明日12日とのこと。田沢さん、おめでとうございます!!(おおぎやなぎ)

    

 


『かあちゃんにきんメダル!』いどきえり作・おしのともこ絵(国土社)

2022-09-10 | スタッフ新刊・活動紹介

      

  童話賞スタッフのひとり、おしのともこが、イラストを担当した本が出ました!

 これまで雑誌のイラストなどを担当してはいましたが、このたび、単行本の挿絵として、デビュー。というわけです。

 『かあちゃんにきんメダル!』。幼年童話です。主人公の家には、にんじんやじゃがいもなど、野菜がごろごろ転がっています。なぜなら、お母さんが、右手が不自由でうまく切ることができないから。どんな風に不自由なのかは、ネタバレになるので書きません。ぜひ、読んでください。

 ぐっときます。そしてほのぼのとした気持ちになります。

 幼年童話の挿絵を描く画家さん、案外限られているようです。きっとこれから、どんどん求めらるのではないでしょうか。楽しみです。