みちのく童話会スタッフブログ

第3回を持ちまして、みちのく童話賞は終了ました。これからはみちのく童話会として、活動をしていきます。

みちのく童話会

 東日本大震災から10年のくぎりの2021年、東北地方の皆様から第1回みちのく童話賞を開催し、第3回まで、たくさんの作品、作家との出会いがありました。  童話賞終了後は、みちのく童話会として、活動を続けています。

童話塾in東北 申し込み受け付け明日からです!

2021-08-31 | スタッフ新刊・活動紹介

    

 

 初のリモート開催です。

 森川成美さんの講演。そして小グループに分かれての「なんだりかんだり」。

 15:00からは、みちのく童話賞の授賞式。童話塾ご参加の皆さま、ぜひそのまま残ってご参加くださいませ。

*受付始まりました。 スタッフには、児童文庫でご活躍のもえぎ桃さんもいらっしゃいます(チラシ作成後の参加だったため、間に合いませんでした)。第二部ではもえぎさんにも、お話を伺えます。


『田老の町で生き抜いて』田沢五月(宮古民友社)

2021-08-25 | スタッフ新刊・活動紹介

             

 

 岩手在住児童文学作家田沢五月さんの新刊です。
 田老は、岩手県北部沿岸の町。10年前の東日本大震災には大防浪堤を越える津波に町は甚大な被害を受けました。田老が津波に襲われたのは、昭和8年、そしてそれ以前にもありました。
 この作品では、サヨ(本名はヨシ)が、その2度の津波を体験しています。
 貧しく子だくさんの家に生まれたサヨは、他の兄妹同様幼い頃から一家を支えて働きます。働いて働いて、でも必死に学び、そして働いて生きていきます。
 2011年の東日本大震災のときは、93歳。そのおサヨさんの一生です。その間には太平洋戦争もあり、夫を失い、それでも手に職をつけ、商売をしながら生き抜きました。何度も「じょうぱり」という言葉が出てきます。
 青森の知り合いが「じょっぱり」とよく言います。そうか田老は青森に近いんだなあと思いました。
 田沢さんにとっては、田老は故郷。きっと震災のときはいてもたってもいられなかったことでしょう。
 その後何度も足を運び、サヨさんからお話を伺って、この一冊ができあがりました。
 サヨさん視点の物語になっていますが、おそらくほとんどが実際にあったことなのだと思います。
 
 「津波常襲の地に生きた一人の女性から我がふるさとがみえました。」と、宮古市長山本正徳氏が帯文を寄せていらっしゃいます。
 津波常襲の地・・。一度だけ田老を訪れたことがありますが、あの巨大な防浪堤に呆然としました。

 田沢さんは、こうした歴史の生き証人から話を聴き、本に残すという意義のある仕事を見事にされました(お)。

 

 


新型コロナウイルス 東北もお気をつけください。

2021-08-12 | 日記

 お盆ですね。

 去年に比べると、帰省してらっしゃる方が多いようです。

 福島、宮城と最多感染数が更新になっています。北上している感じ。

 お盆過ぎがどうなるのか、心配です。どうか、ご自身と大事な方を守ってください。

 

   

 

 オンラインですので、安心です。第2部の交流会は、少人数のグループに分かれます。

 森川成美、もえぎ桃、堀米薫、岩崎まさえ、佐々木ひとみ、おおぎやなぎちか。この6人がそれぞれ司会。創作のこと、なんでもお聞きください。お答えできることは、なんでもお答えします。


『わくわく子ども俳句スクール』1~3(おおぎやなぎちか)国土社

2021-08-11 | スタッフ新刊・活動紹介

        

 子ども向けの俳句本です。

 1巻 基礎編 2巻 実践編 3巻 鑑賞編 となっています。

 監修は俳人の辻桃子・安部元気。おおぎやなぎちかは、30年近く辻桃子の門下で俳句を学んでいますが、その中で学んだことを書かせていただきました。俳句は楽しい、そして簡単、そして深い! ぜひ、お読みください。

 

 

 

 オールカラーの大型本なので、学校図書館、公立図書館にお勧めです。


第7回童話塾in東北 オンライン講演&交流会 のお知らせ

2021-08-05 | 日記

                                 

    昨年コロナで中止になった童話塾in東北。今年はリモートでの開催になりました。
 第一部が、児童文学作家森川成美さんの講演会。東北を題材とした作品『さよ 十四歳の刺客』や『福島の花さかじいさん』のことから、児童文学を書くいろいろなスキルを伝えていただけます。
 第二部は、グループに分かれて、ナンダリカンダリ、いろんな話しをしましょう! 童話塾のスタッフを中心に、ざっくばらんにお話をしましょう。

 
 リモートでの開催は初めてなため、人数制限があります。
 どうぞお早めにお申し込みください(9月1日から受付開始です)。

 童話塾修了後には、みちのく童話賞授賞式も続けて行います(童話塾ご参加の方、そのままおいでくださっても、童話塾のみのご参加でもOKです)。
 お待ちしております。